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間違えた問題の復習方法|解き直しのタイミングと間違いノートの作り方

「前に間違えた問題を、テストでまた間違えた」「昨日しっかり覚えたはずなのに、思い出せなかった」。そんな経験はありませんか?
間違えた問題の復習で大切なのは、「解けた気がする」で終わらせず、決まったタイミングで解き直すことです。そのヒントが、ディズニーパークの「安全管理」の考え方にあります。

本記事では、ディズニーパークで行われている安全管理の工夫を紹介しながら、そこから学べる3つのポイント(①「これでOK」と思わない、②最悪を予測して早めに準備する、③期間を決めて点検する)を、中高生の勉強法に置き換えて分かりやすく解説します。間違えた問題の解き直し方や、定期テストに向けた準備スケジュールも紹介します。

執筆:坪田塾 西荻窪校 講師 北村修大

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目次(クリックで開閉)

・ディズニーの安全管理に学ぶ「間違いを放置しない」考え方
┗アトラクション:「まだ大丈夫」に頼らず、期間を決めて部品を交換する
┗グッズ:赤ちゃんが口に入れることまで想定する
┗ディズニーの安全管理に共通する3つのポイント
・間違えた問題の復習方法|ディズニー流3つのポイント
┗ポイント1:「これでOK!」と思わず、復習の時間を作る
┗ポイント2:「こうなりそう」と最悪を予測して早めに準備する
┗ポイント3:期間を決めて、間違えた問題を定期的に解き直す
・3つのポイントの比較|安全管理と勉強の対応表
・間違いノート(間違えた問題ノート)の作り方と使い方
┗書くのは「問題・自分の答え・正しい解き方・間違えた理由」
┗解き直しのタイミングは「週末・月末・1か月後」
┗3回続けて正解したら「卒業」にする
・定期テスト3週間前からの準備スケジュール例
・中学生・高校生それぞれの生かし方
┗中学生:定期テストの範囲を「点検表」で管理する
┗高校生・受験生:模試や過去問の間違いを定期的に見直す
・保護者ができるサポート
・よくある質問
┗復習の時間がとれないときはどうすればいいですか?
┗間違えた問題ノートは全教科作るべきですか?
┗テスト3週間前から準備するのは早すぎませんか?
┗何度解き直しても同じ問題を間違えてしまいます
・まとめ:間違えた問題は期間を決めて解き直そう

ディズニーの安全管理に学ぶ「間違いを放置しない」考え方

ディズニーパークといえば、楽しいアトラクションやパレードを思い浮かべる人が多いでしょう。その「楽しい」を支えているのが、徹底した安全管理です。ここでは、勉強にも役立つ安全管理の考え方を2つの例から紹介します。

アトラクション:「まだ大丈夫」に頼らず、期間を決めて部品を交換する

ジェットコースターのような乗り物は、定期的な点検が欠かせません。多くのテーマパークでは、部品の傷み具合を確認し、劣化していたら交換する「状態基準保全」という方法がとられています。

ディズニーパークでは、それに加えて「時間基準保全」も行われているといわれています。これは、部品が使えなくなるまで待つのではなく、あらかじめ交換の時期を決めておき、見た目に問題がなくても期間が来たら交換する方法です。

その理由は、目で見て「もう大丈夫」と判断することだけに頼らないためです。見た目では分からない小さな劣化があるかもしれない。そう考えて、仕組みで安全を守っているのです。

グッズ:赤ちゃんが口に入れることまで想定する

安全管理は、乗り物だけではありません。パークで販売されているぬいぐるみなどのグッズにも工夫があります。

たとえば、小さな赤ちゃんがぬいぐるみを舐めたり、噛んだりしてしまうことは十分に考えられます。そうした場面を前もって予測し、毛が抜けにくい素材や色落ちしにくい素材を選び、さらに安全検査まで行っているそうです。「起きるかもしれない困ったこと」を先回りして防いでいるのです。

ディズニーの安全管理に共通する3つのポイント

2つの例から、ディズニーパークの安全管理には次の3つのポイントがあると考えられます。

①「これでOK!」と思わない
②「こうなりそう」という最悪の予測を立てる
③ 点検の期間をあらかじめ決めておく

この3つは、そのまま勉強にも当てはめることができます。次の章で、具体的にどう生かせばよいかを見ていきましょう。

3つのポイント

間違えた問題の復習方法|ディズニー流3つのポイント

ここからは、3つのポイントを中学生・高校生の勉強に置き換えて紹介します。どれも今日から取り入れられる方法です。

ポイント1:「これでOK!」と思わず、復習の時間を作る

一日の勉強を終えて「今日はこれだけ覚えた。もう大丈夫!」と感じることはよくあります。しかし、覚えた直後に「分かった」と感じても、時間が経つと多くを忘れてしまうのが人間の記憶です。

アトラクションの点検で「見た目は大丈夫」に頼らないように、勉強でも「覚えたつもり」に頼らないことが大切です。勉強した内容は、翌日にもう一度、何も見ずに思い出せるか確かめましょう。思い出せなかった部分こそ、まだ身についていない部分です。

復習の時間は、勉強計画の中にあらかじめ組み込んでおくのがコツです。「時間が余ったら復習する」ではなく、「毎日の最初の10分は前日の復習」のように決めておくと、忘れずに続けられます。復習のタイミングについては、教科書・テキストの覚え方|アウトプットで記憶に残す暗記のコツ4選でも詳しく紹介しています。

ポイント2:「こうなりそう」と最悪を予測して早めに準備する

グッズの安全管理で「赤ちゃんが口に入れるかもしれない」と予測したように、勉強でも「こうなったら困る」という場面を先に考えておきましょう。

たとえば、「テスト直前に焦って勉強したら、睡眠時間を削ることになる」「部活の大会とテスト前が重なったら、勉強時間が足りなくなる」といった予測です。こうした最悪の場面を想定できれば、「だから3週間前から準備を始めよう」と、早めに手を打つことができます。

予測を立てるときは、テストの日程だけでなく、部活や学校行事、家の予定もカレンダーに書き出してみてください。「勉強できない日」が見えると、どこで勉強時間を確保すべきかがはっきりします。定期テストの計画の立て方は、定期テスト対策のコラムも参考にしてください。

ポイント3:期間を決めて、間違えた問題を定期的に解き直す

「時間基準保全」のように、勉強でも点検の時期をあらかじめ決めておきましょう。特に効果的なのが、間違えた問題の解き直しです。

間違えた問題をノートに書き出しておき、週末(土日)→月末→1か月後のように、決まったタイミングでもう一度解いてみます。「もう解ける気がする」と思っても、期間が来たら必ず解き直すのがポイントです。実際に解いてみると、解き方を忘れていたり、同じところでつまずいたりすることに気づけます。

テストで点数を落とす原因の多くは、一度間違えた問題をそのままにしていることです。間違えた問題は、自分の弱点を教えてくれる「点検リスト」だと考えましょう。

3つのポイントの比較|安全管理と勉強の対応表

ディズニーパークの安全管理と、それを勉強に置き換えた行動を表にまとめました。

ポイントディズニーの安全管理勉強での行動防げる失敗
①「これでOK」と思わない見た目で判断せず、点検を続ける覚えた翌日に、何も見ずに思い出せるか確かめる覚えたつもりで忘れている
② 最悪の予測を立てる赤ちゃんが口に入れることまで想定するテスト3週間前から準備を始める直前の詰め込み・睡眠不足
③ 点検の期間を決める期間が来たら部品を交換する間違えた問題を週末・月末・1か月後に解き直す同じ問題をくり返し間違える

3つを一度に始めるのが難しければ、まずは①の「翌日に思い出せるか確かめる」から取り入れてみましょう。

間違いノート(間違えた問題ノート)の作り方と使い方

ポイント3の解き直しを続けるために役立つのが、「間違えた問題ノート」です。ここでは、作り方と使い方のコツを紹介します。

書くのは「問題・自分の答え・正しい解き方・間違えた理由」

ノートには、次の4つを書きましょう。

・問題(コピーを貼ってもOK)
・自分が書いた答え
・正しい答えと解き方
・なぜ間違えたのか(計算ミス、公式を忘れていた、問題文を読み違えた など)

特に大切なのが、最後の「間違えた理由」です。理由が分かれば、「計算ミスが多いから途中式を丁寧に書こう」のように、次に同じ失敗をしないための対策が立てられます。きれいに書くことより、短時間で続けられることを優先しましょう。

解き直しのタイミングは「週末・月末・1か月後」

ノートを作っただけで満足してしまうと、効果は半分以下です。解き直しの日を、あらかじめ予定に入れておきましょう。

たとえば、平日に間違えた問題は「その週の土日」に1回目、「月末」に2回目、「1か月後」に3回目を解き直します。ノートの問題の横に、解き直した日付と結果(○か×)を書いておくと、どの問題がまだ苦手なのかが一目で分かります。

3回続けて正解したら「卒業」にする

何度も解き直していると、ノートの問題がどんどん増えて大変になります。そこで、3回続けて正解できた問題は「卒業」として、解き直しのリストから外しましょう。

卒業した問題に印をつけていくと、苦手が減っていく様子が目に見えて分かり、やる気にもつながります。逆に、何度も×がつく問題は、解き方そのものを理解できていない可能性があります。教科書の例題に戻ったり、先生に質問したりして、根本から確認しましょう。

定期テスト3週間前からの準備スケジュール例

ポイント2の「最悪を予測して早めに準備する」を実践するために、定期テスト3週間前からの準備の流れを例として紹介します。部活や学校の予定に合わせて、自分用にアレンジしてみてください。

時期やること生かすポイント
3週間前テスト範囲と予定を確認し、「勉強できない日」をカレンダーに書き出す② 最悪の予測
2〜3週間前教科書・ワークを1周する。間違えた問題はノートに書き出す① 思わない・③ 点検
1〜2週間前間違えた問題ノートを解き直し、苦手な単元を重点的に復習する③ 点検
1週間前〜前日ワーク2周目と、まだ「卒業」していない問題の最終チェック① 思わない・③ 点検
テスト後テストで間違えた問題をノートに追加し、月末・1か月後に解き直す③ 点検

前日は新しいことを詰め込むよりも、睡眠をしっかりとって、これまでの復習内容を確認する程度にとどめるのがおすすめです。

中学生・高校生それぞれの生かし方

3つのポイントはどの学年でも使えますが、中学生と高校生・受験生では、生かしやすい場面が少し異なります。

中学生:定期テストの範囲を「点検表」で管理する

中学生は、定期テストの結果が内申点に関わるため、テストごとの準備がとても大切です。テスト範囲が発表されたら、教科ごとに「教科書」「ワーク」「プリント」などの項目を書き出し、終わったものにチェックを入れる「点検表」を作りましょう。

やるべきことが見えるようになると、「まだ大丈夫」と油断することを防げます。チェックが入っていない項目が多い教科から優先して取り組みましょう。

高校生・受験生:模試や過去問の間違いを定期的に見直す

高校生や受験生は、模試や過去問で間違えた問題を、時間基準で見直す習慣をつけましょう。模試は受けっぱなしにせず、返却されたら間違えた問題をノートに追加し、1か月後にもう一度解き直します。

入試本番が近づくと、新しい問題に手を出したくなるものです。しかし、これまでに間違えた問題を確実に解けるようにするほうが、得点アップにつながりやすくなります。「間違えた問題ノート」は、入試直前に見直す自分だけの参考書になります。

保護者ができるサポート

お子さまがテスト前に焦っている様子を見ると、つい「もっと早くやりなさい」と言いたくなるかもしれません。そんなときは、責めるよりも、一緒に予定を確認する時間を作ってみてください。

たとえば、テスト3週間前に家族の予定をカレンダーに書き込み、「この週末は出かける予定があるから、平日に少し多めに進めておこうか」と声をかけるだけでも、ポイント2の「最悪の予測」を家庭で実践できます。

また、間違えた問題ノートを見せてもらったときは、×の数よりも「解き直しを続けていること」「卒業した問題が増えたこと」を認めてあげましょう。取り組みを認められることで、子どもは自分から勉強を続けやすくなります。

よくある質問

復習の時間がとれないときはどうすればいいですか?

毎日すべてを復習する必要はありません。まずは「勉強を始める前の5〜10分で、前日の内容を思い出す」だけでも十分効果があります。通学時間やすきま時間を使うのもおすすめです。

間違えた問題ノートは全教科作るべきですか?

最初から全教科で作ると続かないことが多いので、まずは苦手な教科や、点数を上げたい教科1〜2つから始めましょう。数学や英語の文法など、解き方を身につける教科は特に効果を実感しやすいです。

テスト3週間前から準備するのは早すぎませんか?

3週間前は、教科書やワークを1周し、間違えた問題を解き直すために必要な期間の目安です。部活や行事で勉強できない日もあることを考えると、決して早すぎることはありません。慣れてきたら、普段からの復習を習慣にして、テスト前の負担を減らしていきましょう。

何度解き直しても同じ問題を間違えてしまいます

同じ問題を何度も間違える場合は、答えを覚えているだけで、解き方を理解できていない可能性があります。教科書の該当ページや例題に戻り、「なぜこの解き方になるのか」を確認してから、もう一度解いてみましょう。

一人で解決するのが難しいときは、だれかに質問するのが近道です。坪田塾では、講師が一人ひとりの性格や学力に合わせて、つまずいている原因を一緒に見つけ、勉強の進め方を考えます。自宅から指導を受けられるオンライン校もあります。

まとめ:間違えた問題は期間を決めて解き直そう

ディズニーパークの安全管理には、勉強に生かせる考え方が詰まっています。最後に、3つのポイントをおさらいしましょう。

・ポイント1:「これでOK!」と思わず、復習の時間を作る
・ポイント2:「こうなりそう」と最悪を予測して、テスト3週間前から準備する
・ポイント3:期間を決めて、間違えた問題を定期的に解き直す

まずは今日の勉強から、「明日、何も見ずに思い出せるか確かめる」ことを始めてみてください。小さな点検の積み重ねが、テスト本番での安心と自信につながります。

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