「自立的な学び」を支える親子関係のポイント

こんにちは。星ヶ丘校の羽田野と申します。

 

今回は「『自立的な学び』を支える親子関係のポイント」についてお話しします。

「ドラえも~ん!!ジャイアンが僕をいじめてくるんだ。何かいい道具ない?」

「(てれてれってて~)空気ピストル~!」

こういうやり取りは、何度となく見たことがあると思います。

 

ところで、昔、とある国公立大学の国語の入試問題では

「ドラえもんの存在は悪だ!」という内容の文章が出題されたことがあります。

 

「いやいや、ドラえもんはいい奴だし!だって、いつでも助けてくれるし!」

 

これが一般論だと思いますが、その文章を書いた方は、

「ドラえもんがのび太くんを気軽に助けてしまうことで、のび太くんの自立心を阻害してしまう」

と書いていました。

 

どこに視点を置くかにより、見方は180度違うことになりえます。

 

中学生、高校生のお子様をもつ親御様の場合も、

手助けしたいという思いがあると思います。

もちろん、本当にピンチの時は親御様の手助けが必要だと思います。

 

ただ、実質的に、高校を卒業するまでに自立心を育む必要があります。

 

その意味でも、親御様は

「自分で考えて行動するように促す」という教育と、

「そのプロセスを見守る」という長期的な我慢が必要となります。

 

親御様からよくご相談されるのは、

「子どもとどう接していいのか、わからない」

ということです。

 

成績が上がらなかったり、スマホをいじったりする場面を目撃したりしてしまうと、つい、

「なんで、勉強してないの!!」と語気強めに言ってしまう、

なんてことがよくあるのではないかと思います。

 

本当は、良いところもたくさんあるはずなのに、悪い面しか見えなくなります。

こんなことで親子関係がギクシャクすることがあります。もったいないですよね。

 

それでは、どう接するべきなのか?

 

1.勉強面については、把握はしつつも、やっていないことについては特に何も言わない

一番近しい親御さんから言われると、ついカチンと来る年ごろです。

勉強面は、当塾講師にお任せください。

 

2.「応援しているからね。ただし、困った時は何でも相談してね」というメッセージを伝える

親御様はいつでもお子様のサポーターです。

本当の意味で、精神的に安心できるのはご家庭だけです。

 

3.動じない、信じ抜く

成績が芳しくないと、つい叱ったり、あたふたしたりしてしまいますが、

こういう時こそ、お子様を信じ抜いて、どっしり構えてあげることで、

お子様も安心します。

 

4.体調面、栄養面を整える

ご家庭でのサポート、いつもありがとうございます!

 

以上、4点となりますが、親子関係のポイントは、コミュニケーションを図り、

お子様を理解すること、あるいは理解しようとすることがその根底にあります。

 

自分の理解者には、素直な気持ちを伝えてくれるものですので、

できれば、親御様にその役割となって頂きたいと思います。

 

もちろん、我々講師もお子様をサポートしてまいりますので、

チームとして一緒に支えていきましょう!