問題を解く「瞬発力」を鍛える夏

皆さんこんにちは!星ヶ丘校講師の岡村です。

 

梅雨冷えの肌寒い日もありますので、

体調を崩さないように気をつけてくださいね!

 

先日、ある高校生の生徒との指導の中でこういうものがありました。

「先生、俺さ、y=x^3-xのグラフの接線求める時に、

微分しようなんて思いつかないですよ〜。」と言ってきたのです。

(高校の数学で学習する「微分・積分」という単元をまだ始めたばかりの生徒です)

 

それに対して、私も言ったのが、

「うん、そうだね、僕も最初は思いつかなかったと思うよ。

というか、こういう問題を見て、まだ微分積分をほとんど知らない人で、

いきなり「よし、このタイミングで微分しよう!」

とか思いつく人っていたら天才か変態じゃないかな(笑)」とうことです。

 

何が言いたいかというと、

たしかに私たち先生や、「頭がいい」というふうに言われている周りの子は、

まるでどんどん「思いついた」ように問題を解いていくと見られています。

 

でも、それは「思いつく」というよりは、

「解き方を見たことがあって、それを練習したことがあって、

それを思い出すスピードがめちゃくちゃ速い」ということ、

つまり「瞬発力」だと思います。

 

それが見方によっては「思いついている」とか「発想している」という風に

取られるのではないかな、と思います。

 

>つまり、高校受験や大学受験において「発想」というものはなくて、

「知っている知識を思い出す」ことや「知っている情報を結びつける」

ということを、極めて速いスピードでやることが必要とされているわけです。

そういう意味での「瞬発力」です。

 

ではどうすればいいか、と言うと練習しかないでしょう。

しかも、練習と言っても「週に1回」とか「1ヶ月に1回」ではダメです。

 

なぜなら、

次にやるときには前にやった時の感覚や解き方を忘れてしまっているからです。

(忘却曲線というやつですね)

できるだけ、間隔を短く、同じことを繰り返すことでやっとパターン化ができて

「発想しているように見える」状態になってくるはずです。

普段、学校の授業がある時期だと、

色々なことがあって難しいかもしれませんが、

皆さんにはこれから7月に始まる「夏期講習」がありますね!!

 

この夏期講習では、

学習と学習の間隔を短くしてくことができるチャンスです。

ここでやらないと他ではタイミングがありません

 

もう一つ、忘れてはいけないのは、

皆さんのライバルたちもこの夏休みはとてもたくさん勉強します。

彼らに追いつき・追い越すためには、

それ以上の量や質で練習をしていかないといけませんね。

 

高3・既卒、中3の受験生は「自分なりにいろいろと試しながら・・・」とか、

のんびりしたことは言っていられないのが現実です。

ストレートに言うと「やっていくしかない!」です。

2学期を迎える前に、これまでの遅れを取り戻したり、

基礎学習を一気に進めたりなど、

過去には夏期講習を通じて状況が好転したような事例が色々とあります。

いずれも勉強時間を確保できたからだと思っています。

 

「瞬発力」を鍛えて解くことができる問題を

圧倒的に増やす夏期講習にしていきましょう!!