あれもこれも主義からの脱却

こんにちは。星ヶ丘校の島田です。

2月に入りました。現受験生たちは入試真っ只中です。

国公立大学を第一志望校とする生徒も日々過去問に取り組んで、

1点でも多く得点できるように努力を重ねてくれております。

望んだ結果を出してくれるよう、私たちも最後までサポートします。

 

さて、今回は新しく仲間になってくれた皆さんを含めて、

受験生以外の塾生さんに向けて、「あれもこれも主義からの脱却」について書かせて頂きます。

 

よくある相談として、

「学校のテストで良い点数を取りたい」、

と同時に「模試(受験勉強)で良い成績を取りたい」

 

また、この2つに加えて「部活も全力でやりたい」というものがあります。

理想的には、すべてがうまく行けばいいのですが、現実はなかなかそうもいきません。

 

これは、例えば、「野球選手として活躍したい」、と同時に「サッカー選手としても活躍したい」、

また、この2つに加えて「テニス選手としても活躍したい」

ということを言っているのと同じになります。

 

つまり、現実的ではありません。

どれか1つに絞ることが成功の最低条件と言えます。

 

結果がなかなか思うようについてきていない子の場合は、

本当に「あれもこれも主義」に陥っていることが多いものなのです。

 

例えば、次のような高校2年生の生徒さん

(入塾目的は慶應義塾大学(受験科目:英語、日本史、小論文)の合格だとしましょう)

が新しく塾に入って来たとします。

 

その子は部活を週6日やっています。習い事が週3日あります。

学校の成績は赤点が何個かあります。スマートフォンを毎日2時間ほど使っています。

 

単純に言えば、上記の状態に塾の予習・復習時間(仮に3時間だとします)が加わります。

大学合格が目標であれば、受験勉強が最優先となるので、

当然のことながら何かを「やらない」という選択が必要になるわけです。

あるいは、勉強方法や時間の使い方の見直しが必要になります。

 

上記の生徒さんの場合だと、集中すべきは受験勉強であり、

英語・日本史・小論文の勉強です。

学校の成績で赤点があり、進級が危ないのなら、1週間前とかではなく、

かなり早い段階から対策をしてうまく回避できるように計画すべきです。

部活や習い事についても、

基本的には目的・優先順位を踏まえて検討することが大切かと思います。

(スマートフォンについては、言うまでもないと思いますが)

 

意外に皆さん、自分がどういう時間の使い方をしているかわかっていないので、

一度1週間の生活記録をつけてみることをお薦めします。

客観的に時間の使い方を確認してみることで、いろいろと見えてくるものがあると思います。

 

それが終わったら、目的(最優先にすること)に合わせて、

集中すべきこと、捨て去るものを決め、その計画で実際にやってみる。

1週間経過したら、つけた記録について今週はどれほど計画を達成できたかを確認し、

改善点があれば、翌週の計画に盛り込む。こういう流れです。

 

最初は自分だけでは難しいという生徒さんもいるかもしれないですね。

その時は担当の先生と一緒に取り組んでみてください。

いろいろとアドバイスもさせてもらいます。

 

「あれもこれも主義」から脱却して、やるべきことに集中して

一緒に成⻑しましょう!