予備校と塾の違いって?大学受験対策ならどちらを選ぶべき?選び方のポイントを解説

こんにちは、ビリギャルの“子”別指導塾 坪田塾 です。

大学受験や高校受験を見据えて予備校や塾を検討しはじめると、「そもそも、予備校と塾はなにが違うの?」「それぞれのメリット・デメリットってなに?」といった疑問が湧くことがあるのではないでしょうか。この記事では、そのような疑問にお答えしながら、自分に合った予備校や塾の選び方を解説していきます。

 

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目次

 

予備校と塾との違いは?

予備校と塾ではいったいなにが違うのでしょうか?まずは、それぞれの定義を見てみましょう。

 

予備校の定義

「予備校」とは、おもに大学受験に向けて勉強に励むための教育施設のことを指します。学校教育法第82条または第83条では「専修学校」あるいは「各種学校」と定められていて、大学受験を目指す人に対し、受験に必要な知識や情報を提供しています。

参照:全国予備学校協議会

 

塾の定義

「学習塾」とは、おもに教室での授業を中心とした学習指導を行う事業者および事業形態を指します。対象は小学生、中学生、高校生と幅広く、学校の補習を行う学習塾から、高校受験・大学受験に特化した学習塾まで、その形態はさまざまです。

つまり、予備校は主に大学受験に特化した学校のような施設、塾は目的に合わせて学習支援を受けることができる施設、ということになります。

 

5つのポイントで見る、予備校と塾の違い

5つのポイントで見る、予備校と塾の違い

予備校と塾の定義の違いを見たところで、ここからは具体的に授業形式や指導方法など、受けられるサービスの側面から両者の違いを見ていきましょう。

 

1)指導対象

・予備校:高校生、浪人生

・塾:幼児~浪人生まで

定義にあった通り、予備校は主に「大学受験」を扱う教育施設のため、指導対象は高校生や浪人生に絞られます。一方、塾事業の場合、幼児向けの知育から大学受験まで、その指導対象は幅広くなっています。もちろん、中には高校受験や大学受験に特化した指導を実施している学習塾もあります。

 

2)授業形式

・予備校:集団指導型が主

・塾:個別指導型が主

予備校の授業は学校と同じように、1人の講師が多数の生徒に向けて一方通行で指導を行う「集団指導型」が主流です。講師と気軽にコミュニケーションをとることはできませんが、カリキュラムに沿って計画的に授業が進んでいくため、授業のスピードについていかなければならず、緊張感をもって勉強に取り組める、といったメリットがあります。塾の場合、現在は個別指導型が主流となっています。個別指導型は、講師1人が生徒1人~少人数を指導するスタイルで、生徒一人ひとりの個性や能力、学習進度に合わせた、きめ細やかな指導を受けることができるのが最大の特徴です。

 

3)カリキュラム

・予備校:あらかじめ組まれた年間のプログラムで勉強する

・塾(個別指導型):生徒のニーズに合わせて予定を組み勉強を進める

予備校では、あらかじめ1年間分のプログラムが組まれていて、その予定に沿って授業が進んでいきます。これは、集団指導型の塾でも同様です。決められたカリキュラムに遅れることなく付いていくことができれば、一定以上の学力向上が期待できます。

個別指導塾では、一人ひとりの学力の現在地と、目指すゴール地点(志望校など)に合わせて、オリジナルのカリキュラムで勉強していくのが特徴です。つまずいている所を発見したり、わからない所まで戻って基礎を固め直したりすることもできるので、そもそも勉強が楽しくない、勉強のやり方がわからない、などの悩みから解決することができるのも、個別型ならではです。

 

4)講師の特徴

・予備校:講師は授業のみを担当。進路指導は担任やその他のスタッフが担当

・塾(個別指導型):教科担任が学習指導から進路指導まで、一貫して行う

予備校の講師は、基本的に講義のみを担当します。集団指導型という授業形態も相まって、教え方が上手でわかりやすい講師が人気です。ただし、人気講師自身が進路指導を行うことは基本的になく、担任やチューターといった他のスタッフが行うことが多いのが特徴です。

個別指導塾では、指導から進路相談までを担任が一貫して行うのが一般的です。実際に学力の変化を見ている講師が進路指導を行うため、その時点での学力と、志望校とのレベルギャップをより精度高く把握しながら、日々の勉強に向き合っていけるというメリットがあります。また、指導と進路指導を両立させているだけに、生徒の現在地をリアルタイムで把握しながら、日々の学習に伴走している講師が多く在籍しています。
わかりやすい講義を望むなら予備校や集団指導型の塾、細やかで自分に合わせたサポートを期待するなら個別指導型の塾、と整理するとわかりやすいですね。

 

5)受験対策

・予備校:志望校やコース別にクラスを分けた授業

・塾(個別指導型):生徒の志望に合わせた柔軟な対策

予備校や集団指導型の塾では、志望校別コースや理系・文系といった分野別コースなど、目指す大学によってクラスが分かれ、同じくらいのレベルの生徒が集まって授業を受けるので、周囲と競い合いながら勉強を進める雰囲気が生まれます。

個別指導塾では、生徒一人ひとりの志望校に合わせた対策を練り、学習を進めていきます。塾によっては、基本科目に加えて、小論文や面接の対策まで対応してくれるところもあります。なお、坪田塾の指導科目については、こちらからご確認ください。

よくある質問「対象科目はなんですか?

 

予備校と塾の費用面での比較

費用面での比較

予備校や塾を選ぶときは、通塾にかかる費用も重要なチェックポイントです。
一般的に、「予備校は塾より高い」、「個別指導塾は集団指導型の塾と比べて高い」といったイメージがあるかと思います。しかし実際には、コースや科目数など、条件によって必要な費用は変わってきます。ここからは、どのような理由で費用が変わるのかを解説します。

 

科目数やコースで変わる

予備校も塾も、基本的に受講する科目数やコースが多くなるほど授業料は高くなります。なかには、受講時間に応じて授業料が変わるところもあります。いずれにしても、受講する科目・時間が増えれば増えるほど、費用は高くなると考えると良いでしょう。

 

塾は個別型か集団型かで変わる

塾の場合、基本的に集団指導型よりも、個別指導型の方が費用は高くなる傾向にあります。というのも、集団型は講師1人につき10~20人程度の生徒を指導するのに対し、個別指導型は講師1人につき1~3人程度の生徒を指導するスタイルです。集団指導型のほうが1人の講師が多くの生徒を指導できることもあり、授業料が安くなる傾向にあります。

 

夏休み、冬休みなど長期休暇の特別講習

多くの予備校・塾では、夏休みや冬休みなどの長期休暇に「夏期講習」「冬期講習」といった特別講習を開講しています。これらの特別講習を受けるには、別途、費用が発生するのが一般的です。通い始めてから「思ったよりも特別講習の費用が高かった…」とならないよう、事前にどれくらいかかるのか確認しておきましょう。

 

見落としがちな教材費、施設費

通塾の費用というと他にも、教材費や施設費といった費用が必要になることがあります。 たとえば教材費は、ほとんどの予備校や集団指導型の塾では、指定されたものを毎年購入する必要があります。一方、個別指導塾では、自分が使っている教材をそのまま持ち込めるところもあります。その場合、教材費が掛かりません。費用面について気になる方は、そのあたりの情報についても入塾前に調べておくことをおすすめします。

関連リンク:坪田塾の費用・料金

 

予備校と塾、どっちを選ぶべき? 目的にあった選び方

予備校か塾、どっちを選ぶべき? 目的にあった選び方

ここまでは、予備校と塾の違いを解説してきました。では、実際に選ぶとしたら予備校と塾どちらが良いのでしょうか。それは目的や好みによって変わるので一概には言えませんが、以下のポイントを参考にしながら、自分に合ったところを選びましょう

 

授業の進め方があっているか?

まずチェックしたいのは、授業の進め方が自分に合っているかどうかです。

多くの予備校や集団指導型の塾では、志望校や学力レベルによってクラスが分けられます。授業のレベルや進行ペースはクラスによって決まっているので、それについていける・合わせられるなら向いていると言えるでしょう。また、同じくらいのレベルの生徒と一緒に勉強するので、「ライバルがいるほうが燃える」「負けず嫌い」といった性格の生徒にも合っています。

逆に、苦手科目がある・自分のペースで取り組みたいなど、集団での授業に合わせていくことに不安を感じる生徒は、個別指導塾のほうがおすすめです。一人ひとりの進行度に合わせて勉強を進めるので、「クラスの進行が早い」「わからない箇所でつまずいてからついていけなくなった」といったリスクを背負わなくてよく、着実に成果を積み上げていくことができます。

 

志望校は明確か?まだ迷っているか?

志望校がはっきり決まっていて、そこまでの道筋が見えているのであれば、予備校や集団指導型の塾で志望校に合ったコースを選ぶことができます。こうしたコースでは志望大学の入試特性に特化した指導をしてくれます。逆に、志望校を変えたい、別の大学にしたいとなった時に、それまでの勉強で学んだことが生かせない部分や、それでは足りない部分が出てくる可能性もあります。志望校がまだ決まっていない、専門家と相談しながら決めたいと考えているなら、一人ひとりの特性を見て進路相談にものってくれる個別指導塾がおすすめです。

 

口コミ情報の見方

予備校にしても塾にしても、ネットのおすすめ情報や口コミを参考にするというご家庭も多いかもしれません。口コミやランキングは手軽に検索できるのが魅力ですが、良くも悪くも他人の意見です。また、ランキングやスコアは、サイトを運営している企業のビジネス的な理由で大きく変わることがある・・・ということも知っておくと良いでしょう。どちらにしても、「本人が実際に通って感じたこととは限らない」という点を念頭においたうえで参考にすると良いでしょう。

 

予備校と塾、浪人生におすすめなのはどっち?

世間一般では、「浪人生=予備校」というイメージがあるかもしれません。現役生のように毎日学校に通う必要がないことから、生活リズムをくずしたくないと浪人生の中には、1年間の予定が決まっていて、学校のようにカリキュラムが決まっている予備校が合っていると考える人もいます。

一方で、一度大学受験を経験した浪人生だからこそ、自分のレベルや志望校に合わせて学習を進められる「個別指導塾」に通うという選択も、理にかなっています。浪人生には、試験の出題範囲を一通り学び終えていて、実際に試験を受けた経験もあるので、志望校と自分の実力のギャップを測りやすいという特徴があります。集中して取り組むべき教科や単元を把握できているのであれば、個別指導塾で個人に合わせた指導を受けたほうが、効率的に勉強を進められる可能性が高いと言えます。

 

“子”別指導の坪田塾の特徴は?

“子”別指導の坪田塾の特徴は?

坪田塾では、一人ひとりの学力や志望校、個性、学校のスケジュールに合わせて、相談しながら個別のカリキュラムを組みます。一斉授業ではないので、必要があれば前の学年の単元に戻るところから始めて、一つひとつ「わかる」を積み上げていきながら学力をアップし、最終的に「できる」ようになっていくのが特徴です。

また、坪田塾では勉強も進路相談も、すべて担任の講師が受け持ちます。勉強だけではなく、メンタル面からも生徒を支えて、「気づいたら坪田塾が自分の居場所になっていた」「先生と雑談しているうちに、それが受験対策になっていた」、そんな指導を目指しています。

 

予備校と塾のどちらに通うべきか まずは自分の目で確かめる

どの予備校・塾に通うか迷ったときは、自分に合う授業形式などから具体的に何か所かを絞り込み、実際に説明会や体験授業に参加してみましょう。ネット上の口コミを参考にするのももちろん良いのですが、最後はやはり実際に自分自身の目で確かめてみるのが一番です。

坪田塾では、入塾説明会(参加無料)の申し込みを随時受け付けています。興味のある方は、ぜひ一度ご参加ください。

 

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よくある質問

この記事の編集者

坪田塾 編集チーム 長嶋剛志

2021年坪田塾に入社。大森校で講師として中高生の学習指導を担当した後、現在はマーケティングチームに所属し、編集担当として坪田塾の学習・指導メソッドを普及する職務を担う。小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(数学)所持。