高校生必見!大学受験の塾選びで失敗しないための7つのポイント(2024年最新)

高校生にとって塾通いは、大学合格の可能性を高める重要な手段の一つです。しかし、受講人数や目的によってさまざまな種類の塾があり、近年ではオンライン授業などの授業形態も増加しています。選択肢が多様化する中、自分に適した塾を見つけ、志望校のレベルに達する学力を身につけられる環境を選ぶのは容易ではありません。
そこで本記事では、大学受験対策ができる塾の種類、塾に通うメリット、そして失敗しない塾選びの方法について詳しく解説します。

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目次(クリックで開閉)

・大学受験の塾の種類とその選び方
 ┗集団指導
 ┗個別指導
 ┗映像授業
 ┗オンライン授業
・大学受験対策で塾に通うメリット
 ┗計画的に学習できる
 ┗志望大学に合わせた専門カリキュラムが魅力
 ┗定期的な模試で理解度や弱点がわかる
 ┗受験勉強のモチベーションを維持しやすい
・大学受験の塾選びのよくある失敗例
・大学受験の塾選びで失敗しないための7つのポイント
 ┗塾に通う目的を明確に
 ┗自分に合った指導スタイルを選ぶ
 ┗偏差値アップにつながる学力が身に付くのか
 ┗月謝だけでなく年間費用をチェック
 ┗学習サポートが充実しているか
 ┗通いやすさも大切なポイント
 ┗体験授業に参加しよう

 

大学受験の塾の種類とその選び方

塾で使用する教材と指導方法

大学受験対策として通える塾には様々な種類があり、自分の生活スタイルや性格に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、大学受験塾の種類別に、特徴や向いている人、デメリットなどを紹介します。

集団指導

集団指導塾や大学受験予備校は、大勢の生徒を対象に授業を進める形式です。1講師に対する生徒の人数は様々ですが、以下のようなタイプの人に適しています。

• 対面で授業を受けたい
• 集団の中でも臆せずに発言できる
• 周囲に影響されるとやる気が増す
• 仲間と一緒の方がモチベーションが上がる

どちらもプロの講師が多いのは同様ですが、集団塾は学校に近い形式、予備校は通常の塾よりも講師との距離が遠い講義形式で授業を行います。また、予備校は高校生だけでなく、既卒生や浪人生も通えるのが一般的です。
集団指導塾や大学受験予備校では、授業のカリキュラムや志望校別のコースがあらかじめ決められており、それに合わせて自分で学習を進める必要があります。そのため、基礎学力が定着している学生の場合、塾での学習がより身につきやすくなる傾向があります。特に大手予備校への通塾は、もともとある程度の学力があり、早慶などの難関私立大学や難関国立大学の医学部などを目指す学生におすすめです。
例:四谷学院・河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナール・臨海セミナー など

個別指導

個別指導塾は、1人の講師が1~5人程度の生徒に個別授業を行う形式です。以下のようなタイプの人に向いています。

• 1つの教室にたくさん人がいるのが苦手
• 集中力が散漫になりやすい
• 自分のペースで学習を進めたい

指導にあたる講師は、正社員のプロからアルバイトの大学生など、塾によって様々です。
子どもに合わせて個別のカリキュラムで授業を進めるため、学力に自信がなくても、苦手科目を重点的に強化できます。また、家庭学習についてアドバイスをもらえるなど、柔軟な対応が可能です。分からない時にすぐに質問できる、悩みを相談しやすいといった手厚さも個別指導ならではのメリットで、難関大の合格者も少なくありません。
例:トライ・TOMAS・明光義塾・東京個別指導学院 など

個別指導には、集団授業が苦手なだけでなく、受け身の授業が苦手な人向けに、自分で計画や勉強方法を決めて自学自習を行うシステムの塾もあります。
例:武田塾

映像授業

映像授業は、講師が対面で授業をするのではなく、事前に準備された講座や授業の映像を見ながら学習を進める形式です。
厳選されたトップ講師の授業を、パソコンやタブレットを通して受講できます。
通塾に時間をかけずに都合の良い時間に合わせてコンテンツを視聴して学習できるため、スケジュール調整が難しい忙しい人に向いています。また、1回だけでなく何度も繰り返し見直すことができるため、分からないところや苦手分野があれば、理解できるまでじっくり学ぶことが可能です。ただし、インターネット設定などの学習環境を自分で整えなければならないことや、周りに人がいないため緊張感が保ちにくく、集中力が切れやすいといったデメリットがあります。
例:東進ハイスクール・東進衛星予備校 など

オンライン授業

オンライン授業は、映像授業とは異なり、決められた曜日や時間に実際に実施されている授業をオンラインで受講する形式です。映像を見るだけでなく、講師が生徒の反応を確認しながら学習を進めるため、オンラインでありながら緊張感や臨場感のある授業を受けることができます。
一方で、塾までの移動時間は短縮できますが、決まった時間に授業を受けなければならないためスケジュール調整が必要です。また、仲間との交流が難しくモチベーションを保ちにくい、対面授業よりも質問をしにくい、といったデメリットがある場合があります。
例:河合塾マナビス・トライ など

 

大学受験対策で塾に通うメリット

塾で授業を受けている高校生

高校生の通塾率は高校3年生で約4割と言われ、この数字だけを見ると塾に通っていない学生も多くいる印象を受けます。しかし、全高校生のうち、2023年度の大学進学割合は約6割です。大学進学を目指す高校生だけを見ると、大半の高校生が塾に通っていると考えることができます。
多くの学生が塾に通う理由は、志望校合格につながる具体的なメリットがあるからです。

計画的に学習できる

「自宅ではなかなか勉強を始められない」「勉強の方法が分からなくてやる気が出ない」という学生は少なくありません。しかし、塾へ行けば、「決まった曜日の決まった時間、塾にいる間だけは必ず勉強する」というスケジュールが整い、必然的に日常生活に学習習慣を取り入れられます。
また、宿題や予習復習など、塾の日までにやるべき学習内容がはっきりするため、自宅でも計画的に勉強する力が身につきやすくなります。
さらに、塾では、生徒自身が気づきにくい苦手分野に対する適切なサポートを提供できます。目標設定や進め方を的確に修正してもらうことで、より計画的で効率的な学習方法を身につけられ、短期間での成績アップが可能です。

志望大学に合わせた専門カリキュラムが魅力

集団指導塾では志望校や学習レベルによって分けられたクラスごとに、個別指導塾では生徒ごとに、志望校合格を実現するためのカリキュラムに沿った学習計画を作成し、指導を行います。
また、国公立大学や私立大学だけでなく、大学や学部によっても、入試科目や出題項目は大きく異なります。塾に通うことで、過去の入試情報が集められるとともに、実際に多くの受験生を見てきた講師によって、志望大学の傾向に合わせた専門カリキュラムや授業を受けることができます。自分ひとりでの情報収集や勉強法ではカバーしきれない、志望大学の受験に特化した徹底的な学習管理が可能です。

定期的な模試で理解度や弱点がわかる

模試は実際の入試本番を想定して行われる試験で、志望校の合格確率や自分のレベルを知るために有効な手段です。
個人でも模試を受験することはできますが、自分で模試の種類や実施日を調べ、申し込み手続きを行う必要があります。さらに模試の結果を確認・評価し、その後の勉強にどう活かすかを自分で考えなければいけません。
その点、塾に通っている場合は、通常、塾経由で申し込むことができます。全国展開している模試や難関私大別模試についての情報提供があり、さらに、毎回模試の結果から学習に対する理解度や弱点を客観的に判断してもらえるため、点数アップのために必要な対策を講じやすくなるメリットがあります。

受験勉強のモチベーションを維持しやすい

受験はとても孤独な戦いです。「本当に合格できるのか」「自分の勉強法は正しいのか」など、不安な気持ちを持つ人は少なくありません。
塾に通うと、同じ目標を持つ仲間と一緒に勉強できるため、辛さを分かち合い、孤独感を和らげることができます。さらに、仲間の頑張りが刺激になるため、より受験勉強のモチベーションを保ちやすくなるでしょう。

また、受験生を大勢見てきた塾の講師は、進路の悩みにじっくり耳を傾け、勉強の進み具合に対する不安にも丁寧に対応してくれます。今の自分に合った正しい学習法が分かることで、前向きに受験勉強を進めやすくなります。

 

大学受験の塾選びのよくある失敗例

学習塾の選択肢が年々増えている中での、塾選びのよくある失敗例を紹介しましょう。

• 自分の学力と塾のレベルが合っていなかった
• 指導方法が自分の性格と合っていなかった
• 塾に行くこと自体に疲れてしまって通えなくなった

このような失敗につながりやすいのは、以下のような理由で塾を選んだ場合です。

• 友達が通っていたから
• 月謝が安かったから
• 家から一番近くて通いやすそうだったから

友達が通っていたから、家から近いからといって自分の目的や学習スタイルに合わない塾を選んでしまった場合、志望校のレベルに近づけない、問題が難しすぎて授業についていけない、などの理由で、塾通いを続けられなくなることがあります。
また、料金が安い塾には安いなりの理由があります。施設費や広告費の負担が少ないといった理由であれば学習内容に影響はありませんが、人件費削減のために講師のレベルが上がらない、講師の大半が大学生アルバイト、同じ参考書の使いまわし、不十分なサポート体制などなど、受験に影響があるサービスレベルが理由である場合、安さで塾を選ぶのは危険と言えます。

塾を選ぶ際は、学習の目的や自分の性格などを考慮することが重要です。失敗しないためのポイントについては、以下で詳しく解説しますので、入塾後に後悔しないための塾選びの目安としてぜひ参考にしてください。

 

大学受験の塾選びで失敗しないための7つのポイント

塾選びのポイント

塾を選ぶ際は、さまざまなポイントにおいて自分に合うかどうかを見極めましょう。複数の塾を徹底比較し、自分にピッタリの塾を見つけることができれば、塾を効果的に活用し、大学合格の可能性を高めることができます。

塾に通う目的を明確に

国公立大学志望なので共通テストを受験する、私立大学の一般選抜入試のみを受験するなど、志望校によって学習すべき科目数は違いますし、難関校にチャレンジしたい場合は学習レベルも変わってきます。学校推薦型選抜や総合型選抜(旧AO入試)といった推薦入試など、入試形態によっても力を入れるべき学習内容は異なります。

志望大学が決まっている場合は、行きたい大学の入試形態を踏まえたカリキュラムで学習を進めてくれる塾がおすすめです。志望大学の偏差値に届かず、勉強の仕方に悩んでいる場合は、短期間での偏差値アップに力を入れた塾を選ぶのもいいでしょう。入試科目で小論文などが必要な大学を目指している場合は、対策授業や指導が充実している塾であるかどうかも重要なポイントです。
まずは塾へ行く目的をはっきりさせ、目的に合った塾を絞り込んで調査することが、自分に合った塾を選ぶための第一歩なのです。

自分に合った指導スタイルを選ぶ

大学受験塾の指導スタイルは、集団や個人、対面やオンラインといった授業形式、進路サポートの方法に加えて、指導を行う講師がプロなのかアルバイトなのか、など、塾によってさまざまです。
プロの講師は大勢の生徒に対する指導実績を持っており、経験や知識が豊富で、生徒一人ひとりに合わせた専門的で安定した教育を提供できます。一方、アルバイト講師は生徒と年齢が近いことから、親しみやすさ、質問や相談のしやすさとともに、実体験を共有することで生徒のモチベーションを高められるなどのメリットがあると言えます。
また、少人数制の集団指導塾や個別指導塾では講師が授業から進路相談までを担当するのが一般的ですが、予備校では講師は講義のみを行い、勉強方法や進路相談については別スタッフが担当することもあります。
まず通う目的を明確にしながら、自分の希望する指導スタイルを考慮することが、受験勉強へのモチベーションを保ちながら通塾を続けられるカギになります。

偏差値アップにつながる学力が身に付くのか

大学受験合格のためには、自分の学力を志望大学の偏差値にどれだけ近づけられるかが大変重要です。もし、今の自分の偏差値と志望大学の偏差値の差が大きい場合、志望大学の過去のデータをもとにした学習カリキュラムでは学習内容が難しすぎることがあり、授業についていけずに偏差値が上がらない可能性があります。
偏差値を上げるためには、生徒の理解度や弱点を的確に把握し、必要な学習は何かを考え、一人ひとりの能力に沿ったサポートを提供している塾かどうかが、大きなポイントです。
人気が高い大学や学部への合格には、より高い偏差値が求められますし、偏差値が高ければ高いほど、より多くの大学や学部の選択肢が広がります。さらに、偏差値を上げる過程で基礎学力が強化されれば、大学入学後の学びをスムーズに進めることにもつながります。
本来なら難しい大学の合格を勝ち取りたい場合は、入塾から大きく偏差値をあげられる塾を選ぶことも重要でしょう。

月謝だけでなく年間費用をチェック

塾の料金を見る際の注意点は、月謝の他にかかる費用についてです。多くの塾で、教材費や施設管理費、入会金や入学金、季節講習の授業料などは別途で必要になる場合があります。必ず月謝だけでなく、年間費用をチェックするようにしましょう。
1年間にかかる塾の料金は、基本的に学年が上がるごとに増えていきます。

【高校生の年間費用の相場】 ※以下は目安です。
• 集団指導塾、予備校:45万円~
• 個別指導塾:50万円~
• 映像授業、オンライン授業の塾:40万円~

教科数や通塾の頻度などの手厚さによって料金が変わることもあります。
塾によっては公式ホームページや資料に月謝以外の別途費を載せていない場合もあるため、塾の体験授業に参加して講師に確認するか、直接塾へ問い合わせすると良いでしょう

学習サポートが充実しているか

学習サポートの充実は、塾選びの大きなポイントです。

• 授業中に分からないことがあればその場で質問できる環境
• 次やるべきことをその子に合わせて的確に示唆してもらえる塾
• モチベーションを保ちやすいサポート体制

生徒が一つひとつ理解を積み重ね、それぞれのペースで成長することができれば、学習の遅れを防ぎ、やる気を保ちながら受験勉強を続けることができます。
また、大学入試方法は年々複雑になっており、同じ大学の同じ学部でも受験方式が複数ある場合が増えています。自分に有利な方法で受験することが合格への近道となるため、生徒一人ひとりに合わせた的確な進路指導や、定期的な個別面談などのサポート体制が整っていることも、塾選びの大切なポイントであると言えるでしょう。

通いやすさも大切なポイント

高校生は学校や部活、習い事などの忙しい日程の中で塾に通って勉強する必要があります。特に受験が近づくと、少しの時間も無駄にできず、効率的な時間の使い方が重要になります。

• 休みの日でも通いやすいように自宅の近くがいい
• 自宅からは少し遠いけれど学校帰りに寄れる場所がいい

このように、通塾が自分の負担にならないエリアを限定し、その中から自分の目的や学習スタイルに合った塾を選択することが大切です
最近では、リアルな校舎と同じ内容のライブ授業や指導をオンラインで受けられる塾も増えています。通塾の時間をゼロにしたい人や、遠方の希望する塾への通学が難しい場合は、オンライン受講の可能性を調べてみることをおすすめします。

体験授業に参加しよう

塾の資料や公式ホームページだけでは、自分の目標や学習スタイルに合った塾であるかどうかを判断するのは困難です。多くの塾が実施している無料体験指導を活用し、入塾を決める前に実際に授業に参加してみて、指導方法、塾の雰囲気、校舎の清潔さ、担当の先生との相性などを直接感じてみることが大切です。
自分に合った塾を選ぶことは、大学合格の可能性を大きく高めるための近道です。塾選びのポイントを全部クリアできる場所を見つけるのは難しいかもしれませんが、複数の塾を比較検討することで、自分に合った最適な塾を見つけやすくなります。

 

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