慣れてきたころにある落とし⽳とは?

皆さんこんにちは!星ヶ丘校校長の岩⽥です。

 

5⽉になりました。

新しい学校、学年になって1ヶ⽉、

そろそろ新しい環境に慣れてきた時期だと思います。

世の中では、慣れてきたころに、

落とし⽳に落ちることが多々あります。

今回はそんなことについて話したいと思います。

 

慣れてきて、よく起こるのが、時間にルーズになることです。

 

はじめのうちは、余裕で間に合う時間に学校に⾏っていたのに、

だんだん時間ギリギリの通学になっていく。

とか、部活の時間に遅れだす。とか、まず時間に対して表れることが多いです。

 

これは社会⼈も同じで、新⼈のころは⼀番に会社に来て、掃除までしていたのに、

だんだん来る時間が遅くなり、掃除もしなくなる。

こういった経験は、親御さん、お⼦さんにもあると思います。

 

私も20年近く塾の講師をしていて、ほぼ「普遍の真理」だと感じたことがあります。

 

それは

「時間を守らない⽣徒は、成績が⼤きく伸びることはない」

 

ということです。

この時間というものは、「遅刻、⽋席、振替」を意味します。

 

もちろん、いろいろな理由があることはわかっています。

 

「学校の⾏事」は仕⽅ない⾯もあります。

 

しかし、他の理由の場合は

「要するに勉強よりも他のことを優先しているってことだよね」

 

ということです。

⼆の次にしか意識していないことの能⼒が上がるはずがありません。

 

「他に⽤事が⼊って」「今⽇は疲れちゃって」など、社会⼈では⼀切通⽤しない理由です。

 

「だって、私達、まだ社会⼈じゃないし~」

 

その通りです。

だからこそ、今から意識して練習しなかったら、いつからやるんですか?ってことです。

 

「就職してからやります!」

 

難しいでしょう。

 

⼈の習慣がすぐに変わらないことは、みなさん⾃身が⼀番よくわかっているはずです。

 

「中学⽣になったら毎⽇勉強する〜」

「⾼校⽣になったので、⼼をいれかえる!」

 

多分、みなさんが⼀度は言った⾔葉だと思います。

そして多くの⼈ができなかったことだと思います。

 

「考え⽅、習慣」を変えるには多くの時間を必要とするのです。

 

スポーツでも、芸術でも、勉強でも、実⼒をつけるためには、

「真剣に、全⼒で」やらなくてはならないということは、みなさん、わかっていると思います。

 

部活でレギュラーになろうと思ったら、毎⽇ヘトヘトになるまで全⼒で練習するはずです。

休まずに部活に参加するはずです。

部活に来たり来なかったり、遅刻したり、適当にダラダラ練習をしている⼦で、

メキメキと実⼒をつけてレギュラーを勝ち取った⼦って、まわりにはいないはずです。

 

「今⽇、疲れてるから部活に⾏かね〜」

 

というレギュラーはいないと思います。その疲れているなかでも全⼒を尽くして練習している。それを繰り返すことによって、実⼒をつけていくのです。

 

勉強も同じです。

 

「今⽇、疲れたから振替しよ〜っと」

「無理にいかなくてもいいじゃん」

「少しくらい遅れても」

 

こういった考えでは、受験でも、社会⼈でも通⽤しません。

 

⼈間が成⻑するのは「できるか、できないか、ギリギリのところで⾏動する時」なのです。

 

楽なことを繰り返しても、意味はありません。

 

苦しいときほど、頑張って⾏動する。

 

そして⾃分の限界を知る。

そして限界を突破する。

 

その第⼀歩が、休まずに予定通りにコツコツ続けることです。

そしてこれは能⼒の問題ではなく、意識の問題です。

誰でもできることです。

 

「時間を守る」ことを、今まで以上に意識して⾏動してみてください。

きっと少しずつですが変わっていきますよ。