「夏休み」を「夏休まない」にしてみる

皆さんこんにちは!

星ヶ丘校講師⻑の岡村です。

 

梅雨冷えのする頃です。

夏風邪など引かないように気を付けてくださいね。

 

早速ですが、今回のテーマは「夏休み」についてです。

7月20日から夏期講習が始まります。

まだ期末テストも終わっていないし、

「夏休み」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、

それでも敢えて早めに話をしておきますね。

 

受験において「勝負!」とか

気合が入った言葉が並べられることが多い夏期講習ですが、

なぜそんなに気合が入っているのでしょうか?

 

一言で言うと、「時間がたっぷりあるから」です。

どれくらいかというと、

例えば40日間の休みがあったとしたら、

毎日8時間勉強して320時間の勉強時間がある、という事になります。

(比較してみると分かりやすいのが、週3回2時間ずつ塾に来ている子だとしたら、

単純計算して年間312時間くらいの勉強時間になるので、

夏休みだけでそれを超えることができます。)

 

もちろん、部活の時間などがある子は若干時間が減るとは思いますが、

それを考えても多くの時間を使うことができるのが夏休みです。

 

ではなぜ多くの時間が使えると良いのか?

それは、「たくさんの量ができるから」です。

 

高校受験、大学受験の勉強は、

基礎学習で必要な勉強量がある程度決まっています。

普段は少しずつしか進めることができなかった量が、

時間が多く使えることで一気に進めることができるはずです。

また、一気に進めることで、

「昨日勉強した単元と、今日勉強したこの単元が、こうやって繋がるんだ!」とか、

「昨日できなかったことが今日はできた」と

毎日の発見や成⻑が見えやすくなり、

日々のレベルアップを感じやすくなるはずです。

 

またこの時期によくある話として、

特に1, 2年生から出てくる話で

「そんなに⻑い時間勉強すると集中力が持たないかもしれない…」

という相談です。

確かに8時間とか、

ずーっと勉強していることをイメージすると大変そうですよね。

 

でも、冷静に考えてみてください。

まず、その8時間の勉強をやったことがありますか?

やったことがなくて「集中力が持たないかも…」というのであれば、

夏休み中に何度か試してみましょう。

 

やってみたら「意外と短かった」と感じるかもしれません。

逆に「やっぱり途中でバテた」という場合は、試行錯誤してみることが大事です。

 

例えば、1時間毎に勉強する教科を変えてみたり、

途中で体を動かしてみたりと、

自分にとって「継続して学習するためには、どういうことが効果的か?」

を発見すると良いでしょう。

 

これを受験の年になって初めてやってみるのと、

過去に何度か試したことがあり、

それを踏まえてやるのでは大きな違いになるはずです。

 

高3・既卒、中3の受験生は「いろいろと試しながら…」と、

悠⻑なことは言っていられないのが現実なので、

ストレートに言うと「やっていくしかない!」です。

 

一つでも多くの単語を覚えたり、解法をマスターしたり、1点でも多くの点を取る、

ということに集中してもらいたいと思います。

 

2学期を迎える前に、1学期までの遅れを取り戻したり

3年間分の基礎学習を一気に進めたりなど、

過去には色々な夏期講習を通じて好転したような事例があります。

 

いずれも勉強時間を確保できたからだと思っています。

だからこそ、夏休みは「休み」ではないんですよね、「休まない」んです。

 

部活をサボってしまうと試合に出ることができないし、

プロ野球の春キャンプで休んでいる人は一軍に上がれません。

オリンピックの選考会の大会で休んだ人も

オリンピックに出ることができませんよね。

 

難しく考えることはないです、

「ちょっとやってみようかな」という気持ちで、

先生たちと共に夏休みを過ごしていきましょう!