『小6から大学を夢見た私が、坪田塾で才能を開花させ関西学院大学に合格した話。』

兼崎日菜乃(カネサキヒナノ)さん

関西学院大学 総合政策学部

久山龍太郎校長

坪田塾 西宮北口校 校長

関西学院大学で学ぶ兼崎日菜乃さんは、現在大学2年生。大学での勉学に励みながら、多方面で精力的に活動しています。校内では2つの学生団体に所属し、地元に根差したボランティア活動に従事。校外では「非営利団体TED x Kobe」のスタッフとして運営に参画。さらに、坪田塾公式のインスタグラム運営も担当するなど、多彩な才能を発揮しています。

中高時代から、成績は常に1位を保ち、委員会活動や生徒会、文化祭や体育祭の実行委員など、校内活動にも精力的に参加してきた日菜乃さん。そんな彼女が大学進学を初めて意識したのは、驚くべきことに小学6年生の頃でした。

小6で大学進学の夢を抱いてから、坪田塾での受験勉強を経て志望校合格をつかみ取るまでの軌跡を、担当講師の久山先生と一緒に振り返ります。

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小学6年生で芽生えた大学への興味

日菜乃さんは小学生の頃から生き物、特に鳥に強い興味を持っていました。その探求心は、地元の図書館通いにまで発展します。

「学校の小さな図書室では飽き足らず、地元の図書館に通って専門書や学術論文を片っ端から手に取って読んでいました。もちろん内容は難しく、小学生の知識では追いつかない言葉や専門用語だらけ。でも、だからこそ少しでもわかることが書いてあると嬉しかったんです」

そんな中、ある一冊の専門書との出会いが、日菜乃さんの転機となります。

「カラスの研究について書かれた専門書に惹かれて、小学校6年生の時に著者に手紙を送ったんです。京大の教授でした。面白かったですってことと、大学ってどんなところですか?っていう質問を添えて。しばらくしたら丁寧なお返事をいただいて、それが大学に興味を持ったきっかけです」

合格体験インタビューに答える生徒

返信には、大学で学べることだけでなく、大学生活の本質的な価値についても書かれていました。「大学は入ってからが重要であること」「大学に入ることがすべてじゃないこと」など、教授の言葉は小学生の日菜乃さんの心に深く刻まれました。

それでも日菜乃さんは「大学って楽しそう!面白そう!わたしも行きたい!」と強く思ったそうです。さらに、この経験を通じて、自分の興味の本質にも気付きます。

「わたしは鳥の研究がしたいわけではなく、大好きな鳥の生態を脅かす人間の行動変えたいんだって気づいたんです。鳥の研究者になって意見を言うこともできるけど、それってわたしがやりたいこととはちょっと違うなと考えるようになりました」

自分が勉強したいことに少しずつ気づき始めた日菜乃さんさんは、小6にしてオープンキャンパスに訪れるなど、大学への興味をどんどん深めていったのでした。

 

大学受験に向けた決意と努力

中学生になった日菜乃さんは、自分がやりたいことが学べる学部が「総合政策学部」であることを知ります。高校1年生の時には関西学院大学の総合政策学部への進学を決意し、志望校をその1本に絞りました。

中高一貫校に通っていた日菜乃さんは、高2までの5年間、委員会活動にも積極的に参加。高校3年生のときには生徒会のメンバーにもなり、勉強と文化活動の両立、さらには皆勤賞も目指して多忙な日々を過ごします。

また、定期テストにも全力投球。地道な努力が身を結び、学力は着々と身についていました。

 

坪田塾との運命的な出会い

多忙な生活を送る中で日菜乃さんは、高校2年生の時に坪田塾に入塾します。何がきっかけだったのでしょうか。

「思ってたよりできなかったんです。関西学院大学の入試の過去問が」

合格体験インタビューに答える生徒

定期テストではしっかりと高い点数をとれていた日菜乃さんでしたが、模試や受験となると範囲が広がり、応用力が試されます。定期テスト用の勉強とは違ったアプローチが必要だと痛感したのです。

受験に特化した勉強が必要だと感じた日菜乃さんは、その方法を教えてくれる場所は塾しかないのでは?と考えるようになりました。

その一方、塾に通っている友達の様子を見て、塾とは「つまらない場所に違いない」とも思っていたそうです。

そんな時、運命的な出会いが訪れます。

「母とショッピングに行った先の駅で、坪田塾の広告を見つけたんです。ビリギャルの映画も、ビリギャルのYouTubeも見ていたわたしは、坪田塾が近くにあるなら、ここに行くしかない!と直感して、他の塾の見学にも行かずに入塾を決めました」

 

坪田塾での学習:個性を生かした指導

「“子”別指導」を掲げる坪田塾では、入塾時に「性格診断テスト」を受けます。これによって生徒さんの性格を9つのタイプに分類し、そのタイプに適した声掛けや指導によって、塾生の日々の学習に伴走しています。

勉強もやる、委員会も生徒会もやる、学校も休まない。

自分で決めた目標だからこそ、全部をやり遂げたい。

そんな日菜乃さんは「達成者タイプ」と「研究者タイプ」と診断されました。

  • ・達成者タイプ:競争心が強く、上昇志向を持って目標に邁進できる
  • ・研究者タイプ:ひとりで物事を進めるのが誰よりも得意

日菜乃さんのこれまでの言動を振り返ると「確かにその通りだ」と思い当たるところはたくさんあります。

担当講師だった久山龍太郎先生は、日菜乃さんの無限の可能性をすぐに見抜きました。

「入塾当初から、『君はすごく大きくなるよ』ってずっと言っていました。受け答えがとてもしっかりしていましたし、ビジョンも具体的。『将来は経営者になろう、起業家になろう』、そのような話をたくさんしていました」

合格体験インタビューに答える講師と生徒

勉強面でも、驚かされることはいくつもありました。

「通常、テキストで学んだ内容を過去問に応用するのは最初は手こずるものです。しかし日菜乃さんは、テキスト学習から過去問への移行がとてもスムーズでした。記憶力が良かったこともありますが、しっかりと自分で復習していたはずです」

その言葉を聞いた日菜乃さんは、坪田塾に入塾して以来、通学時間や休み時間、昼食の時間などは常に坪田塾の勉強をしていた、ということを教えてくれました。

「電車と徒歩で1時間かかる通学は、友達の話を聴きながらも意識は参考書に向いていました。疑問に思ったらすぐに見られるように、歩いている時も参考書を手に持っていましたね。だから隙間時間はかなり活用できていたんじゃないかと思います」

 

レベルに合わせた指導と日菜乃さんの成長

坪田塾での学習は、日菜乃さんにとっては驚きの連続だったそうです。

「わたしは高得点を取れても、間違えたことが気になってしまうタイプ。でも坪田塾の先生は、まずできたところにフォーカスしてくれるんです。それに、「どう解いた?」「どう思った?」って感想を求められることにも驚きましたね。誰かに質問されることが新鮮でした。質問に答えられるのは理解できている時、答えられないのは理解できていない時、ってことに気づいてからは、塾に行くのが楽しくて、ウキウキでした」

合格体験インタビューに笑顔で答える講師と生徒

久山先生は、そんな日菜乃さんの能力を引き出すため、 質問の抽象度を上げるなど、高いレベルの指導を行いました。

「講師からの質問は、生徒さんの学力に応じて段階的に難しくなります。例えば『AとB、どちらだと思う?』といった具体的に選択肢を示す質問から始まり、徐々に『この問題、どうやって考えたの?』といったような抽象的な質問へと発展していきます。抽象的な質問になると、生徒さんは講師の質問の意図を読み解き、自分の言葉で説明する必要があるため、より高い思考力が試されます。日菜乃さんには、この方法を用いて能力を最大限に引き出す指導を行いました。」

塾以外の時間も勉強したくなるように、日菜乃さんの好奇心をくすぐる絶妙なポイントをつく。塾の終了間際に、難しくて答えられない問題を出せば、日菜乃さんは必ず次までに調べてくるはず、という久山先生の戦略は大当たり。

「たくさん褒めてもらえるのも嬉しいけど、わたしは悔しさを残してくれる方が好き。だから久山先生が用意してくれた高いハードルとのバランスはちょうど良かったのかもしれません」

 

総合型選抜合格と、新たな挑戦

日菜乃さんは高校時代、その行動力を武器にさまざまなプレゼンコンクールやコンテストに応募し、SDGsなどについての発表を行ってきました。そのいくつかは表彰され、新聞に掲載されたこともあったそう。これらの実績を生かして、総合型選抜入試の受験も視野に入れるようになります。

「わたしが挑戦したのは、総合型選抜の探求評価型入学試験です。これまで一貫したテーマで発表を行ってきたことと、成績を加味して、学校の先生も背中を押してくれました。でも落ちたら一般入試に切り替えないといけないので、そのための勉強も並行して続けていました」

合格体験インタビューの中で当時の勉強を振り返る講師と生徒

学校の先生の指導を仰ぎながら、志望理由書の土台をつくり、さらに印象的で興味深い文章にするため、久山先生にも相談。

学校と塾、双方の視点を取り入れながら、志望理由書を書き上げました。

秋には合格が分かり、晴れて高校1年生の頃から目指してきた志望校に合格。つまり、この時点で塾に通う必要はなくなりました。しかし日菜乃さんは新たな目標を設定し、そのまま通塾を継続します。

『大学生になったら坪田塾でアルバイトをしたい。そのために共通テストを受験しよう。さらに英検準一級も目指そう』

現状に満足せず、さらなる高みに向けて歩みを止めないところは、まさに「上昇志向を持って目標に邁進できる達成者」らしい一面です。

そして、目標として掲げた英検準1級も、坪田塾在籍中に見事合格してみせました。

 

総合型選抜合格と、新たな挑戦

鳥が大好きで、鳥の環境を守るために人の行動を変えたいと思うようになった小学生の頃からブレることなく、胸に熱い思いを秘めたまま、日菜乃さんは関西学院大学の総合型選抜試験に合格し、大学生になりました。

日菜乃さんが現在通う関西学院大学総合政策学部には「Think Globally, Act Locally. 地球規模で考え、足元から行動を起こせ)」というモットーがあるそうです。

高校1年生だった日菜乃さんを惹きつけたそのモットーは、今も強く心に刻まれています。

「わたしは今、学生団体に入って地域の皆さんの夢や困りごとを聞いたり、学ぶ楽しさを子供たちに伝えたりしています。それって、まさにこのモットーを体現しているなって。小さな行動を起こすことが、いつか大きな夢に繋がればいいなと思っています」

合格体験インタビューに答える生徒

大学生になり、様々な活動や出会いを通して、興味の幅がさらに広がったそう。苦手分野に取り組むことも今では苦にならないのだとか。ひたむきに努力して、人の縁を大切にしていれば、必ず未来は切り開けると信じている、と言います。

「だから、未来は決めなくていいかなと考えるようになりました。こうなりたい、こうしたいって断言するのではなくて、ああしたいな、こうしたいな、くらいに留めておくんです。それで目の前にいる人たちや身近な考えを大事にして、ひたむきに頑張っていたら何かが生まれることがある。そのタイミングで乗っかれば、自分がやりたいほうへ運んでいってくれるんじゃないかなって」

できることをコツコツと積み上げていくことで、いつか誰かのロールモデルになれたらいいな、と日菜乃さんは笑顔で答えてくれました。

楽しんでいる人の周りには、人が集まってくる。

実際に楽しみながら精力的に活動している日菜乃さんが、身をもって体験していることです。

「いつか世の中に貢献できるような人間になりたい。そのために今は大学で準備をしているところです」

合格体験インタビューで笑顔を浮かべる生徒と講師

講師コメント

久山龍太郎 西宮北口校校長

合格体験インタビューに答えた講師

私の仕事は生徒さんの蓋を取ることだと考えています。蓋を外すことで、生徒さんは最大風速を出すことができます。日菜乃さんは入塾時点で高い学力を持っていましたが、関西学院大学合格に向けできるだけ早く高く成長できるよう、常にワクワクする適切な負荷の課題提示と、塾のみならず生徒会活動にも全力で取り組めるようメンタル面のサポートを心がけました。
坪田塾の1年間で大きく成長して志望校合格を勝ち取り、今では複数プロジェクトに携わる活躍を見せてくれていて、尊敬の気持ちでいっぱいです。
ですが、日菜乃さんの器はもっともっと大きいと確信しています。たくさんの夢のその一つひとつを全て叶えることができると信じていますし、これからも伴走しながらサポートしていくことが私の楽しみの一つです。

坪田塾では、全ての先生が生徒さん一人ひとりと全力で向き合い、生徒さんそれぞれの可能性を最大限に引き出しています。勉強を通じて色んな面で大きく成長してみたいと思われた方は、ぜひ私たちを信じて通塾していただければと思います。