習慣づくりの科学

名古屋 星ヶ丘校講師の粂田です。

さて、節分も過ぎ、2/4は立春でした。

皆さんの周りには春が立っていますでしょうか。

僕はまだまだこたつにくるまっております。

 

ここ最近、入塾説明会だったり、入塾面談だったりと、

新しい仲間(生徒さんも、ご家族も含め)が増えていくことを嬉しく思う日々です。

 

そうった説明会の場で、「勉強習慣がないんです~」というご相談を受けることがあります。

ちょうど時期的に、「いよいよ受験生だぞ」と意気込んでいる1、2年生もいると思いますし、

2019もしくはちょっとズラして2019年度……はそちらです))

新たなスタートを切ろう!と思っておられる親御様もいらっしゃるかもしれません。

 

もしくは「2019年の目標立てたけど、もう覚えてない!!(泣)」という方もいるかもしれません。

というわけで、新しく何かを始めたり、決意新たにする時に大事でかつ難しいこと「継続すること」ですね。

 

今日はその継続して習慣を形成するための科学」についてお話をさせてもらえればと思います。

 

予防医学研究者の石川善樹さんの書かれた『疲れない脳を作る生活習慣』という本があります。

もともと、生活習慣病予防医学研究をされていて、

そこから生活習慣病予防→肥満対策→ダイエット問題 ということで、

脳科学をベースにした生活改善、行動の習慣化や集中力についての本を書かれています。

 

そもそも習慣づくりが「なぜ、うまくいかないのか?」

それは「人間の習慣を司る脳の領域は、新しいことが大っ嫌い」なんだそうです。

だから、新しく何かを始めようとすると、習慣化しにくいし、エネルギーもたくさん必要です

 

だから、最初のうちのモチベーションが高まっている「やるぞ!」となっている時にはできても、3日もすれば「まぁいっか~」となってしまう。

ちなみに、ここで言う「新しいこと」の定義ですが、

2週間継続すると、「新しいこと」から「やる方が自然なこと」に変わるそうです。

 

さらに、2ヶ月継続できれば習慣として定着するとのことですなので、

『今年(今日から)はこれを絶対する!!』

みたいな急なモチベーションのアップは、

脳の習慣を司る領域が「いつもと違うことだ!うわぁー!!」と、拒否反応を起こし、

最終的な習慣化にはつながりません。よって、継続しにくいです

 

なので、こういうモチベーションの上げ方は、

習慣化による目標の達成とは真逆にあるのです^^;

「なぜ習慣がつかないのか?」の答えですが、要は「気合入れすぎ」という、

なんとも切ない結論でした。

 

塾業界で働いていると「やる気スイッチ」という言葉をよく聞くのですが、

やる気スイッチが入って

急に勉強をガンガンやり出す→短期で終わる(習慣化しない)ということになるので、

継続的に努力して目標を達成するという面からは一番程遠いですね。

 

石川さんによると、これまでの生活習慣病研究の中でわかってきた、

ものごとを習慣化するための3つのポイントは(ここ大事!!)

 

①少しずつ始める

②何かのついでに始める

③本来の目的以外の楽しみを用意する

だそうです。

例えば勉強なら、

 

①まずは1単元、もしくは3ページずつだけ(いきなり今日は1章分!とかしない)

②すでに毎回提出している学校課題の前にサッとやる

③もちろん学力向上が大事だけど、1冊ノートが終わったらご褒美にケーキを買って祝う

とかでしょうか。

 

他に例えばもしダイエットなら、

ほんのちょっとだけ炭水化物を減らす

②お金の節約と合わせてコンビニをやめて弁当にしてみる

節制できたカロリー分を現金で計算し、自分のためだけのお小遣いにしちゃう

とかでしょうか。

 

この辺のポイントを踏まえた上で、

子どもさんへの声かけや目標設定をしていくと良いかと思います

というかむしろ、大人も一緒に楽しんで目標設定していくと、

ゲーム性が出て楽しめるかもしれません

 

生徒さん本人、そのまわりのご家族も含め、

目標を決めるとつい、「よっしゃ!!」と気合が入っていないでしょうか?いけませんよ。

リバウンドしますよ(笑)

 

一念発起ももちろん大事ではあるのです、言葉だけで終わらないよう、

習慣化」にアンテナを張りながら

「科学的に裏打ちされた正しい努力を継続していきたいものです。

 

僕も、自分に対してはもちろんですし、生徒さんたちにも科学的にアプローチしながら、

習慣化の訓練をさせていきたいと思います。

 

少しずつ ②何かのついで楽しみを用意して の3つのポイントを押さえながら、

是非みんなで共に成長できるような関係になれたら嬉しく思います

今後ともよろしくお願いいたします。