中3、高3、受験生なのに勉強しない! イライラする前にやるべき親の対処法

高校受験や大学受験を控えているのに、全然勉強しない! そんな我が子の姿を見てイライラした経験はありませんか? 親としては後悔だけはしてほしくないと思うのに、肝心の子どもは危機感ゼロ…。この記事では、中学3年生や高校3年生になっても、なかなか受験勉強をしない原因と、親ができる対処法を解説します。

 

目次

 

受験生なのに全く勉強しない、勉強量が増えない

焦ってはいるけど勉強が手につかない、勉強量が増えない・・・「受験生あるある」として定番の悩みですが、実は、受験に臨む学生の多くは、受験勉強を何からはじめたらいいかわかっていません。学校では勉強そのものは教えてくれても、「受験勉強の進め方」までは教えてくれないから当然と言えば当然です。ですが、それはまるで地図も羅針盤も持たずに航海に繰り出すようなもの。上手くいくことを期待するのは難しいですよね。

上手くいかないだけではありません。知らないことが多いと不安まで膨らんでしまうのが人の性です。不安が大きいとその不安から目をそらそうと、ますます知ろうとしなくなる、という悪循環に陥ります。知らないから不安になる、不安になるから焦る、焦るからますます手につかない・・・「受験生あるある」の裏側にはこんな理由があります。

また、中学生、高校生によっても、勉強が手につかない、モチベーションが上がらない理由には違いもあります。それぞれ子ども側の理由、親がとってはいけない、とるべき行動は何か、それぞれ解説していきます。

 

高校受験を控えていても勉強しない中学生…その理由は?

中学3年生のほとんどが臨む高校受験。このタイミングで、初めて受験を経験する子どもも多いのではないでしょうか。そんな中学3年生が、受験勉強をしない理由はいくつか挙げられます。

 

高校受験のことをよくわかっていない

そもそも、子どもにとって「高校受験」とはどんな位置づけにあたるものでしょうか。一世一代の大勝負? 高校生になるための通過儀礼? 本人も親も、高校受験について、そんな風にふんわりとしたイメージしか持っておらず、「みんな進学しているし、必死にならなくても合格するだろう」と思っている子も実は多くいます。その結果、なかなか勉強が身に入らなくなるのです。

しかしながら、実際の高校受験はそんなに甘くはありません。何事も相手を知らないまま戦いを挑んでも、勝ち目はありません。なるべく早い段階で、高校受験の情報を集めるところから始めましょう

 

模擬試験などの結果を過信している

中学3年生になると、高校受験に向けていくつか模擬試験(以下、模試)を受ける機会があります。結果が良ければ、「これ以上勉強しなくても受かるだろう」と、心に“余裕”という名の隙が生まれてしまうこともあれば、思ったよりも結果が悪くて無理だと諦めてしまうことも。

でも、その結果は本当に正しく読み取れているのでしょうか?

模試の結果は偏差値で表されますが、「偏差値とは何か?」を正しく理解できている人は稀です。偏差値とは、とても簡単に言えば“全体の中の自分の位置を表す数字”です。たとえば60万人の受験生がいて偏差値が50の子どもはちょうど30万位くらい。偏差値60の子どもは上位15%で約9万位、偏差値70の子は上位2%で約12,000位という意味です。全体の中の位置を表す相対的なものであり、学力そのものを計るスコアではないという点に注意が必要です。周囲も猛烈に勉強をする時期であれば、偏差値が伸び悩んだり、あるいは落ちてしまったりすることもあります。正しい知識を身に付けることで、模試の結果に過度に振り回されず、冷静に取り組めるようになります。

 

親が口を出せば出すほど反抗したくなる年頃

「いい加減に勉強しなさい!」。これは、ほとんどの人が親として一度は口にしたことのあるフレーズではないでしょうか。中学生くらいまでは、親から見ればまだまだ幼く思えて、つい口を出してしまいがちですよね。でも、「やれ」と言われると、ますますやりたくなくなるのが人というもの。思春期であったならなおさらです一方的な勉強の押し付けは逆効果です。イライラしてつい口に出したくなる気持ちもわかりますが、ここはグッと我慢して、別の方法でアプローチしましょう。

 

目標を見つけられずにいる

そもそも、なぜ勉強を頑張らなければならないのか? 何のために進学するのか? 目標がはっきりしなければ、モチベーションの上がりようがないのも当然です。子どもからすれば、将来なんてまだまだ先のこと。社会や職業についての知識が乏しいこともあり、「将来の夢」や「志望校」と言われても、いまひとつピンとこないのです。そんな中学生の子どものために親ができるのは、子どもに将来のビジョンを見せてあげること。一度、将来について話し合う機会を設けてみましょう。視野が広がれば、目標も見つけやすくなります。なお、その時に心がけたいのは、「相手(子ども)を知る」ことです。子どもの知識、価値観、興味関心について何も知らないまま、もしくは誤解したまま接しても、すれ違うだけです。

 

でもやっぱり不安はある

勉強することを放棄しているように見えても、子ども自身、初めての受験に不安やプレッシャーを感じていないわけではありません。むしろ、不安が膨らみ過ぎたせいで、何から手をつければいいかわからず、結果的に勉強をしないケースは多々あります。不安の原因は、ずばり「先が見えないこと」。受験に向けて、自分が目指す学校とそこで過ごす自分の将来像が思い描けるようになり、その実現に向けて達成すべき目標とやるべき事がはっきりすれば、自然と不安も消え、スムーズに勉強を進められるようになります。そのためには、まず学校や塾の先生に受験勉強の基本を教わるといいでしょう。

 

中学3年生受験生の親のNG行動

受験本番が迫ってきても、子どもがなかなかやる気を見せないと、つい親があれこれ口を出したくなりますよね。しかし、むやみやたらに行動を起こすのは逆効果です。ここでは、中学3年生が勉強しない原因を踏まえ、親が絶対にやってはいけない行動をご紹介します。

 

無理やりやらせる、言うことを聞かせようとする

無理やり勉強をやらせようとする。勉強しなさいと、口がすっぱくなるくらい注意する。これらはNG行動の筆頭です。親という立場に立つとつい忘れがちですが、他人から無理やりやらされることほど苦痛なことはありません。それは大人も子どもも同じです。仮に子どもが渋々、勉強したとしても、もちろん成長には繋がりません。大切なのは子どもが自発的に「やらなければならない」と思うようになること。理想を言えば、子どもが進んで「やりたい」と感じるようになることで、そのための「動機づけ」が最も重要なのです。

 

誰かと比較して叱る、結果だけ見て叱る

他者と比較して叱る。これも、親がやりがちなNG行動です。当たり前ですが、他者と我が子は違う存在なので、そもそも比較対象になり得ません。比べるべき相手は「過去の自分」です。過去の自分と比較して、11%でも成長していればOKなのです。

また、叱るときに(褒めるときも)結果だけを見るのはNG。努力したのに点数が取れなかった場合、「前回よりも点数が下がってる!」と頭ごなしに叱られれば、子どもは努力した自分をまるごと否定された気持ちになり、ますます勉強をしなくなってしまうかもしれません。結果ではなく、子どもの取り組んだ過程(プロセス)に注目するようにしましょう。

 

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15歳の子供の親が目指したい、おすすめの行動

子どものやる気を引き出すにはどうしたらいいのでしょうか? 15歳の子どもを持つ親が心がけたい、おすすめの行動をご紹介します。

 

子どもの目線に合わせて話を聞く

15歳は多感な時期だからこそ、親子間のコミュニケーションを円滑にする努力を怠ってはいけません。みなさんは、自分の子どものことをどれだけ知っていますか? コミュニケーションをとるには、まず「相手を知る」ことが大切です。勉強で新たな知識をつけることは、本来楽しいものですが、それがつまらなく苦しいものになっている、子供なりの理由がきっとあります。親として「勉強しなさい」と上から言葉を投げかけるのではなく、その子の性格や興味、価値観に合わせ、「子どもの言葉」で一緒に話をするのがポイントです。

 

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やらせる、ほっとくでなく、「伴走」する

「子どもの意思を尊重する」と「放任」は、似て非なるものです。注意しても聞かないからといって、放置したところで子どもが自主的に勉強に取り組むようになるわけではありません。むしろ、ネガティブな影響のほうが大きいと考えていいでしょう。大切なのは、「適切なかかわり」を子どもと持つことです。勉強しない理由を分析し、もし子どもが煮詰まっているようなら、親子でどこかに遊びに行ったり、本人の好きなことをさせたりして、リフレッシュする時間を設けてあげるのもいいでしょう。

キーワードは「伴走」。全てを子どもに任せるのではなく、そばについて見守ることが重要です。

 

情報収集をして、欲しい情報を欲しいときに

子どもにとって、志望校情報や受験情報などを自ら集めるのはなかなか難しいものです。親はそれらを積極的に集め、必要になったときにサッと手渡せるよう準備しておくと良いでしょう。また、志望校の相談を受けたときも、情報をしっかり把握しておけば、的確なアドバイスを与えられます。

「受験に合格する条件って?」「そもそも何教科勉強したらいいの?」「推薦や総合選抜は一般受験とどう違うのか、勉強の進め方はどう変わるのか?」などなど、まずは受験についての基本情報を知ることから始めましょう。そのためには、プロの手を借りるのが一番。坪田塾はこれまで積み重ねてきたノウハウで、受験勉強を始めるための準備をお手伝いします。

くわしくは 中学生の個別指導 をご覧ください。

 

「まずはやってみる」がやる気アップのきっかけに

「やる気が出れば、勉強をするようになるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は行動科学的には順序が逆なのですちょっとでいいからまずはやってみる。やり始めたら自然と「やる気」が生まれる。この順番なのです。勉強であれば、子どもに合ったレベルの問題を、15分から机に向かって解いてみること。それができると自然とやる気が出てきて、次の510分に繋がります。

そのためには、「勉強をやってみる」ための環境づくりも大切です。ゲームやテレビなど、子どもの興味を惹くものが目に入らないよう整理整頓すれば、集中力も高まります。環境を整えたら、問題集を1ページ進める、15分間勉強する、など小さな目標を立てましょう。最初に立てる小さな目標は、いわばやる気を出させるための「呼び水」なので、すぐにクリアできる内容にしておきましょう。

 

「できた」の積み重ねが自己肯定感を高める

テキストの難易度と本人の学力レベルが極端にズレていると、「できない(失敗体験)」が積み重なってしまい、自己肯定感が低くなってしまいます。こうなってはやる気も損なわれて本末転倒です。
大切なのは「できた(成功体験)」の積み重ねです。小さな「できた」が積み重なることで自信に繋がり、「もっと勉強しよう!」という気持ちが強くなります。そのためには、本人の学力レベルに合ったテキストや勉強方法を知ることが先決です。

また、結果ではなく行動を褒めてあげることでも、自己肯定感をアップさせられます。大切なのは過去の自分と比較して、毎日ちょっとずつでも成長していくこと。テキストを進められた、昨日より少しでも多くの時間机に向かえたなど、どんな小さなこと、些細なことでも子どもが起こした行動をほめるように心がけましょう。

 

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大学受験に向けて受験勉強をしない高校生…その理由は?

110時間以上勉強した」「朝から晩まで予備学校で勉強漬け」などなど、過酷なイメージの強い大学受験。高校3年生になっても普段どおりの生活を送っている我が子を見ていると、不安になってしまいますよね。ここからは、高校3年生が勉強をしない理由を解説します。

 

大学進学は誰が決めた?

我が子の将来を思って大学進学を熱心に勧め、いろんな塾を調べて説明会をハシゴする…というように、親のほうが受験に意欲的になるのはよくあるパターンです。その一方で、本人はそれほど大学進学に意欲的ではなく、「友だちがみんな大学に行くから」「大学くらいは出ておかないと世間的にやばそうだから」といった、ふんわりした気持ちで大学進学を決める、という子も多いのではないでしょうか。大学進学に対する親子の足並みをそろえることが大切です。

 

志望校選びで親子間に生じる理想のギャップ

子どもに「親の理想の志望校」を押し付けていませんか? 親子間で生じる理想のギャップこそが、子どもが勉強をしない原因を生んでしまっているかもしれません。大学に行くのは子ども本人で親ではないですし、なにより、高校生ともなると親の理想だけで子どもを「動機づけ」するのは(動かすのは)、まったく現実的ではありません。いま一度、お互いの理想について、意見をすり合わせてはいかがでしょうか。

 

他人と比較してますます勉強が手につかなくなる

受験生になると、よく「東大に合格した受験生の勉強時間は毎日10時間」、「国公立大合格には3,000時間以上の勉強が必要」といった情報が目に入ってくるようになります。ところが、そんな話を聞いたところで、「よし、自分も頑張ろう!」とはなりません。むしろ、全然勉強できていない自分にますます嫌気がさしたり、「やばい、間に合わない」と焦り、かえって勉強が手につかなくなったりします。受験はスタート地点もゴール地点も、人それぞれ千差万別です。他者と比較しても仕方がないと割り切り、今の自分をスタート地点に据えることが重要です。

 

目指したい、18歳の子供の親のおすすめ行動

18歳の子どものやる気を引き出すには、15歳の子どもに対する方法とは少し違ったアプローチが必要になります。

 

受験のゴールを一緒に考える

志望校を決めるときに、親子間のギャップをなくすためにも入念なすり合わせをしたいところです。このとき、受験勉強のゴール(目標)に最終目標と直近の目標、最低でも2つを設けるのがおすすめです。
最終目標はできるだけ高く、テンションがあがるもの。たとえば、「○○大学に合格したら○○部に入りたい!」などです。直近目標はできるだけ低く、必ず達成できるものを設定しましょう。たとえば、勉強習慣がゼロの子どもにとっての直近目標は、「まずは1分でいいから机に向かう」、だったりします。そんなのでいいの?と思われるかもしれません。ですが、大人でも、たとえば人前で話すのが苦手な人にいきなり「大勢の前でプレゼンしてください」と言ったら、きっとお腹が痛くなってしまいますよね。それと同じです。何事も「スモールステップ」、その人に合った、越えられるハードルを一つひとつ乗り越えていくことが上達のポイントです。

 

学校の指導だけで十分?予備校、塾をどうするか?

チェックしておきたいのは、学校の授業やテキストと子どもの学力レベルが合っているか、自習力が身についているかの2です。きちんと授業を聞いているはずなのに、イマイチ内容を理解していない子どもは、学校のシステムやテキストレベルと子どもの学力が合っていない可能性があります。その場合、自宅学習だけではどうしてもカバーしきれないので、予備学校や塾などプロのサポートを検討しましょう。坪田塾では、一人ひとりの学力に合わせて、わかるところまで戻って勉強をはじめる、“子”別指導を導入しています。

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高校生の個別指導|坪田塾

 

うまくいかなかったときの選択肢を考えておく

本人には「第一志望校」というゴールを目指させつつも、親は万が一に備え、うまくいかなかったときの選択肢を用意しておきましょう。受験も人生も「最善を期し、最悪に備える」が鉄則です。

 

人生の頑張りどころである「受験」を、一緒に乗り越える

受験は人生の大きな分岐点の一つです。結果に関わらず、ここで頑張ること、踏ん張ること、努力することは、子どもがその後に歩く道に大きく影響します。本人が「この学校に行きたい!」という目標を見つけたら、全力でサポートしてあげましょう。

しかし親がサポートできる範囲には限界もあります。志望校や受験に関する情報は学校や塾のほうが豊富に持っています。また親だからこそ、冷静な判断や客観的なアドバイスが難しいこともあります。

そのためには、プロのアドバイスを受けるのは有効な手段の1つです。

客観的な視点から、「受験勉強」「受験勉強の進め方」を指導し、子どもが受験勉強に自発的に取り組めるようにアドバイスするのは、塾を活用する大きなメリットです。もっとああすればよかった、こうすればよかった、と後悔しないためにも、子どもと親と塾が一つのチームとなって、人生の頑張りどころである受験を共に乗り越えましょう

 

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