問いかけ方、間違っていませんか?

こんにちは!大阪 上本町校の南條です。

問いかけ方はとても大切です。
特に、人との関係性を築くにあたっては、とても大切です。

 

例えば友だち、後輩、お子さんに、

「何か悩んでいること、ある?」
「何か困っていること、ある?」
「何か相談とか、ある?」
という問いかけをするとします。

 

恐らく答えは、問いかけた側の相手への心配する気持ちなどとは裏腹に、
「ない」
「特に…」
という答えしか返ってこないだろうと思います。

 

この問いかけで心を開いてくれるのは、双方が心を開いていると認め合える状態、
言い換えればよほどの関係性が構築できている場合に限ります。

 

つまり、この問いかけ方はほとんどの場合において意味をなさない問いかけ方で、
もっと言えば、この問いかけ方は間違った問いかけ方であると言うことができます。

 

なぜ、「間違った問いかけ方」だと言えるのでしょうか?
それは相手の立場に立ってみれば感覚を掴みやすいかと思います。

 

「心配してくれているのに、相談してもっと心配させると申し訳ない…」
とか、

「困ってるけど、こんなことで困ってるって言うの恥ずかしいな…」
「しょーもないと思われたりしたらいやだなあ」
「なんで一人で解決できないのかな…」

 

というように問いかける側が意図せず、
罪悪感・劣等感・申し訳ないという気持ち、惨めさを感じさせてしまう
ことがあるからです。

 

ではどのような問いかけ方が良いか?
それは、

 

「最近、なんで?って思うこととかない?
「何か困ってることとか、ない?
「何か相談とか、ない?

という問いかけ方です。

 

「なんで?って思うこととか」という声掛けを付け加えることで、
「困ってはないかな…相談もないかな…けど、なんで?って思うことはある…」
と、困っているという概念や相談という行動よりも、まず、
ハードルを下げる効果があります。

 

次に、この問いかけ方における肝は、
「ない?」「なかった?」という問いかけ方です。
この問いかけ方を行うと、一瞬で変わります。
言いかえれば、相手と心の距離があっても、心を開いてくれるようになります。

 

「相談ある?」や「質問ある?」と聞かれると、
「ある」とストレートには返しづらかったり、相手に気を使ってしまったりということがあると思います。

 

「困ってることある?」
「悩みある?」

 

というような問いかけを受けると人によっては、
「うーん、あるかって聞かれたら、しょうもないことだし、まあいっか…」
「…明確に困っているかと言えば、困っていないしなあ」

 

という自己完結や抱え込み、我慢、相談したいけどできない・するのが悔しいというような
プライドに火をつけたり、見えないだけで負の効果の方が多いのです。

 

ですし実は、問いかける側の「質問ある?」「相談ある?」という言葉って、
実は、問いかける側の傲慢が含まれてもいることもあります。無意識的に

 

なぜかって、

「(あなたの質問には全て完璧に答えたけど他にも)質問ある?」
「(あなたのことは全部分かっているけど)相談ある?」

というような意図を、伝え方によっては与えてしまうからです。
「ある?」という質問は、場合によっては「上から目線」「威圧的」という印象に繋がることがあるんですね。

 

逆に、「ある?」という問いかけと比べて、
ない?」「なかった?」と聞かれるとどういった印象を受けそうでしょうか。

 

「少し困ってるかも…」
「どうしたらいいか分からないことあるかも…」
というように、問いかけ=質問のハードルが、かなり低くなります。

 

つまり、本音を言いやすくなる、話しやすくなるという効果があります。

そして、前者の「ある?」と後者の「ない?なかった?」って、
聞きたいことは全く同じなんですよね。

 

言葉って、人って、おもしろいですよね。
アプローチを変えるだけで、反応が全く違ってきます。
心のハードルを下げる問いかけが上手くいけば、
そこから人との関係性があっさりと構築出来たりということもあります。

 

関係性が上手くいっていないなという相手、最近心配だなと思う相手、
最近不安を感じる相手などがいて、
でも「分からない」「理解が出来ない」という人が周りにいましたら、
ぜひ使ってみてください。

 

「ある?」より「ない?」の方が、

コミュニケーションが深まります!