ムカッと来たらまず〇〇

皆さんこんにちは!

東京 本郷三丁目校講師の末吉です。

 

中学生も高校生もお父さんお母さんも、毎日の生活の中で

「は?」

って思う瞬間ってありますよね?

 

「は?期末テスト赤点だったの?」

「は?契約内容を確認してなかった?」

「は?貸したゲームなくしたの?」

「は?遊びに行く約束忘れてたの?」

 

とかとか。

 

カーっとなって

キーって歯ぎしりして

クーって怒りを噛み締め

ケッって吐き捨てて

コノヤロー!!とブチ切れるわけですね。

 

これ、かの有名な「怒りの『カキクケコ』」ですね。

 

ムカッとして思わず色々言いたくなりますよね。

「だからあれほど言ったのに」

「人としてどうなの?」

「そういうところがダメなんだよ」とかとか。

 

もう攻める言葉が次から次へと頭に浮かんできて、

気づいたら15分とか30分とか、ときには1時間とかになっていたりしますよね。

 

わかります。ええ、わかりますとも。

本当にムカつきますよね。

なんでそんなことができないんだ!って思いますよね。

わかります。

前から何度も何度も言ってたじゃないか!

どうしてそんなことになるんだ!って思いますよね。

 

ここからが本日のメインテーマです。

タイトルにもある「ムカッと来たらまず○○」の○○の部分の答えは

 

「共感」です。

 

そうなんです。ムカッと来たらまず共感してあげてほしいんです。

 

例えば、「子供が赤点を取った」という時に

いきなり「何やってんのよ!!!」と責めるのではなく、

 

一度深呼吸して呼吸を整えて、

「試験勉強ってコツコツやるの大変だよねー。

やろうやろうと思っているうちに気づいたら前日になってて、

急に机の上を片付けたくなったりして、

気づいたら試験当日の朝になってたりするよねー。わかるわかるー。」

 

と共感してあげてほしいんですよ。

 

いや、わかりますよ。わかります。

そうですよね。赤点を取ってきたっていう状況で、

共感している場合じゃないって思いますよね。

いやーわかります。そうですよね。

部下が仕事でミスした時に

共感なんかしている場合じゃないって思いますよね。

いや、ほんとそうですよね。わかりますとも。

ええ。わかります。

 

落ち着いてくださいね。

ここで一度深呼吸してもらって、コーヒーでも一杯飲みましょう。

 

今から、「なぜ共感が必要なのか」について話していきますね。

 

相手の失敗に対してつい言ってしまうことって、基本的に100%正論なんですよ。

言っている内容自体は全然間違ってないんです。

 

勉強しなかった結果、赤点を取った子供は勉強が足りなかったわけなので、

「勉強しなさい」というのはこれ以上ないくらい正しいです。

 

ここでポイントなのは、伝える内容が正しいかどうかではなく

「相手が正論を受け入れる準備ができているか」

ということなんですよね。

 

突然ですが、皆さん、胃カメラってやったことありますか?

鉛筆くらいの太さの長いホースを鼻から入れていくわけなんですけど、

冷静に考えておかしいですよね?だって、鼻ですよ?

息を吸ったり吐いたりするところです。

鉛筆くらいの太さの長いホースを入れる穴ではないですよね?

医学の進歩ってすごいですよね。

 

医者「胃の中をカメラで見たいけど、そのためだけにお腹を切るのはちょっとなぁ…

せや!鼻と胃ってつながってるやん!直接ホース通したろ!」

ってヤバイ発想ですよね。

 

みなさんが胃カメラをやることになって、

いくら治療のためとはいえ、何の説明もされず、潤滑剤もつけずに、

いきなり鼻にホースを入れられたら…どう思いますか?

 

「治療のためだからいきなり鼻にホース突っ込まれてもしょうがないよなぁ」

なんて思わないと思います。

 

これは僕の予想ですが、

「ンゲッ、グゲッゴゲゲッ」

とかいう人生で聞いたことも発したこともない

異世界の音を発して悶絶すると思うんですよね。

とてもじゃないけど素直に受け入れるなんて出来ないはずなんですよ。

 

10分くらい悶絶した後に、

「せっかく治療のためにしてあげてるんだから、我慢して受け入れなよ」

なんて言われたらもうこれは第三次世界大戦ですよ。

 

そうなんです。

 

受け入れ準備が出来ていない相手に

「正しさ」を押し付けたところで苦痛しか生まれないんですよ。

 

胃カメラの場合で言えば、丁寧に治療の目的を説明して、

危険性がないことを伝え、患者さんの合意をもらって

 

さらに麻酔入りの潤滑剤をホースに塗って、

ゆっくりゆっくり患者さんの表情や様子を見ながら慎重に入れて、

それでも苦しかったりするんですよね。

 

共感無しの説教は、突然の胃カメラと同じなんですよ。

 

相手のためを本当に思うなら、

 

  • ① まずは徹底的に「共感」する
  • そして

② 受け入れ態勢ができたことを確認してから、思いを伝える

これが指導する側の心得だったりするんですよね。

この記事を振り返ってみてください。

無駄にデカい文字で、「わかる」という言葉があふれていますよね。

完全に「わかる祭り」状態になっています。

 

思いを伝えるのは「わかる祭り」の後です。

これ、専門用語で「レディネス」といいます。

勉強熱心なあなたは是非調べてみてくださいね。

 

話が長くなってしまいましたね。

 

わかります。わかりますよ。

なんでこんな文章を最後まで読んでしまったんだろうって、

そして、共感するってむずかしそうって思いますよね。

わかります。わかりますとも。

大丈夫です。

ムカッと来た瞬間にとりあえず言ってください。

 

「わかる」と。

 

言わなきゃはじまらないですから。

なんて言っても中々できないですよね。

 

それも、わかります。