自称「元ひきこもり」のMさんが、塾に通うようになり、塾生の中でトップクラスの勉強量を誇るまでになった話

皆さんこんにちは!車道校講師の阪本です。

 

早いもので、新年度も最初の1ヶ月あまりが過ぎました。

 

個人的には、毎年新しい生徒さんを迎え入れてからの時間は本当にあっという間に感じて、生徒さんと

「あれ?もう半年とか一年以上塾にいる気がするけど、塾に入ったのってついこの前だよね()

といったやり取りをすることが多い時期です。

(・・・単に年を取っただけともいいます(^^;

 

そういったことを感じさせてもらえるのも、

やっぱり塾に入って皆さんがどんどん成長を繰り返してくれているおかげだなと思います。

 

そこで、今回はこの春に大きな成長を遂げているMさんのお話をしたいと思います。

 

医学部を目指して入塾してくれたMさんは、自称「元ひきこもり」です。

塾に入ってすぐの頃は何だか疲れた表情をしていることも多く、聞くと、

 

「今まで一日13時間寝てたのできつい」(13時間って・・・笑)

 

「塾に行くのは嫌ではないけど、家を一歩出るまでが嫌」

(といっても、出てしまえばあとは問題なし)

 

と言っていた生徒さんです。

 

そんな状態からのスタートだったので、

 

「医学部に合格する」という【最終目標】に対して、

【直近目標】は「毎日ちゃんと塾に来る」こと(皆さん最初はそれでいいんです!)。

 

塾に来たら来たで黙々と勉強を進めてくれていましたが、

1ヶ月くらい経ったころ、その時が来ました。

 

これでもかと「どよ~ん・・・」と沈んだオーラを放ちながら、

「イジけたちびまる子ちゃん」のような口調の第一声が、

 

「昨日から何もやってない・・・」

「帰りたい・・・」

「帰ろうよ~・・・」

 

でした。

 

・・・塾ではよくある話なのですが、ここで皆さん少し考えてみてください。

皆さんならどういう言葉をかけますか?

 

いきなり聞かれるとなかなか難しいんじゃないかと思います。

 

たぶん、

「どうしたの?」と様子を聞いて

「じゃあ、今日は帰って明日から頑張ろう」と同調したり、

 

「そんなこと言ってたら受験に間に合わないよ」と

正論をぶつけたりすることが多いのではないかと思います。

 

・・・大丈夫です、私も昔はそうでした(^^;

 

これでうまくいけばいいのですが、

たぶん、それでうまくいくなら既にうまくいっているはずで、

それでうまくいかないことを繰り返しているから

今この状態なんじゃないかなと思います。

 

ではどうすればいいのかということですが、

このとき、私がかけた言葉はというと、

 

「うわ、そんな状態なのに来てくれたってすごくね?ありがとう!!」

「少なくとも塾に来るという約束を果たしてるというか、目標を達成してるじゃん!

 

「先生だったらたぶん気まずいし、その状態で来れるかどうかわからないよ!」

「やってないことはしょうがないので、せっかく塾に来たんだからここでやっていけばいいんじゃない?」

 

といったことでした。

 

これらを伝えると、

Mさんは「とりあえずやっていく」と言いながら勉強を始め、

結果的に最後まで5時間以上塾にいていつもより多く勉強して、

最後には「今日楽しかった」「来てよかった」と言って帰っていきました。

 

入塾のときにもお話がありましたが、ポイントは、

 

・ダメ出しじゃなくて「良い所出し」

・減点主義じゃなくて「加点主義」

・結果重視じゃなくて「プロセス重視」

「失敗の許容」

「感謝の伝達」

 

を通して「Beingの関係性」を築いていくというところで、

そのためのリフレーミングだといえます。

(「何でしたっけ?」という方は、ぜひまた塾で先生に聞いてみてください)

 

ちなみにこのMさん、こうした浮き沈みはありつつも成長を繰り返し、

今では日によって塾生の中でもトップクラスの学習量を誇るまでになってくれています。

 

相手に丸投げして放置するのでもなく、

一方的にこちらの正論を押し付けるのでもなく、塾でもご家庭でも、

お互いに「成長すること」を目的とするチームとして

これらのことに徹すればあらゆることがうまくいくはずだということを、

Mさんが改めて教えてくれた感じです。

 

「五月病」なんていうワードを耳にすることが増えてくる時期ですが、

そんなことはどこ吹く風で、

生徒の皆さんひとりひとりと成長を繰り返していきたいなと思います。

 

一緒にがんばっていきましょう!!