「あ~緊張して全然できなかった…」
そんな思いをしたことがあるのも一度や二度ではないはず…
こんにちは、みなさん。上本町校講師の木村です。
いよいよ、センター試験や一般入試のシーズンが近づいてきました。
初めての経験だとどうしても緊張してしまうものですよね。
なので、今回は緊張をできるだけしないポイントについて少しのヒントを紹介します!
(ただ、全員に合うことではないので、自分には合わないなと感じたら、無理にする必要はありません。)
緊張する原因は人それぞれだと思いますが、入試という点で見ると、
「失敗したらどうしよう」「できないんじゃないか…」と感じてしまうことに起因するのではないでしょうか。
そして、「落ち着け」と心の中で言い聞かせようとしてうまくいかない。
こうなることを、心理学では「努力逆転の法則」(エミールクーエの法則)といいます。
10%ほどパフォーマンスが下がるという研究結果もあるようです。
例を示すと、センター試験の英語で160点取れる力がある人なら、
その10%の16点下がり、144点になります。恐ろしいですね。
では、緊張しないためには、一体どうすればよいのでしょうか?
1.「普段と同じ」環境を作る
普段とは違う場所・違う環境だから緊張すると言えます。
なので、普段通りすることを心がけましょう。
いつも身につけているものを近くに置くのもいいです。
私はお守り代わりにマリオのキャラクターの一つである「テレサ」のぬいぐるみをカバンの中に入れていました(笑)。
そして、毎日のように食べていたお菓子を持っていき、
試験会場で食べながら周りを観察していましたね。
鬼の形相で直前に勉強をしている人を見て「頑張ってんなー」と冷めた目で見ていました。
だって、普段の1つ1つのテキストや過去問を解く10分前に、
必死になって復習をしますか?している人は、本番でもぜひやってくださいね。
ほとんどの人はしていないと思います。
だったら、なぜ本番の時だけやるのでしょう?
「特別なこと」をしてしまうと、普段の自分とは違ってしまいます。
よくスポーツ選手でも、直前までお気に入りの音楽を聴いている人がいますよね。
あれと同じですよ。
(私は問題が配られた後も、頭の中で音楽を流していました。)
普段と違う環境で解く練習をしたければ、過去問を学校や塾、
家以外の「ざわついた」場所でやってみるのがおススメです。
2.楽しいことを考える
「終わったら何食べようかな~」とか「受験終わったらどこ遊びに行こうかな~」のように楽しみを考えるのも一手です。
特に「楽天家」のタイプの人には効果があると思います。
「失敗したらどうしよう」と思うとどうしてもネガティブになってしまうので、
過去問演習で一番良かった点数をイメージしながら、「これだけ取れるし!」と暗示してしまうのもいいかもしれませんね。
楽しいことを考えるのが難しかったら、過去に一番緊張したシーンを思い出し、あの時と比べたらまだマシだと思うのも一案です。
ちなみに、私は中学生の時の部活の試合(陸上部だったのですが)の緊張と比べたら平気だと、自分に暗示をかけていました。
3.場数を踏みまくる
これは全員やっていてほしいことです。
センター試験当日までに「緊張なんてしない!」
「他の人はこんなに過去問解いてない!」と思えるほど、
徹底的に過去問演習を繰り返しやってください。
もちろん、マークシート使ってくださいよ!
本番がマークなのに、練習がマークじゃなかったら効果半減ですからね。そして、過去問を解いたら必ず「分析」をしましょう!
え?分析のポイントを知りたい??
そんな声にお応えして、3点紹介します。
・「今できていること」:ポジティブに捉えられる部分を探しましょう。
・「できていないこと」:これからの学習の中で改善していく点を「具体的に」しましょう。
・「次に何が活かせるのか」:次に解くときに注意していく点を「具体的に」しましょう。
「ケアレスミス」とかダメですよ。
「具体的」じゃないですからね。
ポイントは「消去法をしていない」とか「計算過程を雑に書いてしまっている」のように、具体的に記録することです。
そのうえで、坪田塾の先生とディスカッションしてくださいね。
以上3点以外にも、いろんな方法があると思います。
自分に合った方法を考えてみてください。
それでも困ったら、「3.場数を踏みまくる」をやるしかないですね。
そのために、12月後半から冬期講習があります。
また、受験生対象にセンター試験の1週間前に「センター直前塾内模試」もあります。
これは、実際のセンター試験と同じ時間・科目でやってもらいます。
冬期講習で過去問演習を積んだ効果を実感してみてください。
その時に、今回紹介した3カ条を試してみるのもいいかもしれませんね。
最後に一つだけ、試験会場に着いたときにやってほしいことを。
「2番目に近いトイレの位置を確認すること」!
なぜ2番目かというと、一番近いトイレは混むからです。
また、試験監督によっては枚数の確認等の関係で、
教室を出られる時間が少し遅くなることも考えられます。
だからこそ、2番目に近いトイレをおススメしています。
それでは、受験までのラストスパート、皆さんの健闘を祈っています。