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医学部に入るには?医学部合格に向けた対策方法を徹底解説

医学部は、合格の難易度が非常に高い学部として知られています。
そんな最難関の医学部を目指している受験生の中には、「どのように受験勉強を進めれば合格できるの?」と、その道のりに不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、医学部入試を突破するための具体的な方法を徹底解説します。
医師を志す受験生にとって有益な情報が詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次(クリックで開閉)

・医学部に入るために押さえておきたい要点
 ┗①医学部入試の基本的な仕組み
 ┗②入試問題の性質の違い
・医学部の合格が難しいといわれる理由
・医学部合格に求められる得点の目安
 ┗共通テストの場合
 ┗2次試験の場合
・医学部に入るために必要な勉強時間は?
・医学部合格に向けた学年別の学習戦略と生活のヒント
 ┗高校1年時
 ┗高校2年時
 ┗高校3年時
・医学部合格を目指すための入試対策
 ┗対策①理科を優先的に対策する
 ┗対策②数学の「答案作成力」を鍛える
 ┗対策③文系科目も対策する
 ┗対策④時事問題の情報を収集する
 ┗対策⑤面接や小論文も対策する
・医学部に入るために押さえておきたい苦手科目の克服法
 ┗数学
 ┗英語
 ┗理科
・医学部に入る上でよくある悩みと解決法
 ┗①志望校の出題傾向の調べ方がわからない
 ┗②学習計画を立てられない
 ┗③志望校との偏差値の差が大きい
 ┗④試験が難しそうで前向きになれない
・【まとめ】医学部に入るには、志望校の入試の出題傾向をつかんで、しっかりと対策することが欠かせない!

医学部に入るために押さえておきたい要点

まずは、医学部を目指すにあたって、最初に理解しておくべき2つのポイントを確認していきます。

【医学部に入るにあたって理解しておきたいこと】

  • ①医学部入試の基本的な仕組み
  • ②入試問題の性質の違い

 

①医学部入試の基本的な仕組み

医学部入試の形式や出題科目などは、大学ごとに異なります。
ここでは、国公立大学と私立大学、それぞれの医学部入試の仕組みを解説します。

 

国公立大学の場合

国公立大学の医学部入試では、1次試験にあたる「共通テスト」と、大学独自の「2次試験 」の合計点で合否が判定されます。
それぞれの試験で課される主な科目は以下の通りです。

【国公立大学の医学部入試で受験する科目】

共通テスト外国語、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C、国語、理科2科目、地歴公民1科目、情報
※国公立大学の医学部入試では受験が必須
2次試験(前期)学科試験(数学、英語、理科2科目)+面接
※東京大学と京都大学では、上記の他に国語が追加される
2次試験(後期)小論文または総合問題+面接

国公立大学の医学部入試を受ける場合、共通テストの6教科8科目に加え、2次試験に向けて面接や小論文などの対策も行わなければなりません。
対策するべき範囲が非常に広いので、合格を勝ち取るには、早期からの計画的な学習が不可欠です。

 

私立大学の場合

私立大学の医学部入試では、共通テストの受験が必須ではなく、大学独自の試験のみで合否を判定する大学も少なくありません。
この場合、学科試験は数学、英語、理科2科目の4科目が一般的で、これに面接と小論文が加わるケースがほとんどです。
国公立大学と比べると科目数が少ないとはいえ、その分問題の難易度が高い傾向にあるので、入試突破には高水準の学力が求められます。

なお、全国で医学部を置く私立大学31校のうち、約半数の17校では、国公立大学と同様の「共通テスト利用入試」を導入しています。(2025年9月時点)
共通テストの必須科目や、大学独自試験の内容は各校で異なるため、私立大学の医学部を目指す受験生は、必ず志望校のホームページで入試形式を確認してください。

 

②入試問題の性質の違い

医学部入試の出題傾向が、「総合大学」と「単科大学(医科大学)」で違う点も、事前に押さえておきましょう。

総合大学とは、人文、社会、自然、医学など、幅広い学問領域の学部を持つ大学のことです。
このような大学では、一部の大学を除き医学部入試のためだけの専用の問題が用意されているケースは少なく 、他の理系学部と共通の試験問題で選抜されることが一般的です。
そのため、入試問題において医学的なテーマを問う内容に特化した問題はほとんど出されません。

一方、医学部や看護学部など、医療系の学部のみで構成される単科大学(医科大学)の入試では、医学に関連する専門性の高い問題が多く出される傾向にあります。
医師を志す上で必要な科学的素養や知識が身についているかどうかを、高難度の問題で判断されるわけです。

医学部入試を受ける場合は、志望校がどちらのタイプの大学なのかを理解し、その出題傾向に特化した対策を行うことが重要です。

 

医学部の合格が難しいといわれる理由

医学部の合格が難しいといわれる主な理由は、入試の難易度にあります。
国公立の医学部入試では、1次試験の共通テストで80%以上の得点率を求められるケースが多く、この基準に達しないと2次試験に進むことさえできません。
また私立の場合は、受験科目が少ない分、一問の重みが大きく、入試問題の難易度が高い傾向にあります。

さらに、医学部入試では面接や小論文など、学科試験以外の評価も合否を左右します。
たとえ学科試験で高得点を取っても、これらの試験で及第点を取らなければ不合格となるため、ご自身の考えや医療問題への見解を、論理的かつ誠実に伝える練習が不可欠です。

また医学部に入るのが難しいといわれる理由として、「倍率の高さ」も挙げられます。

文部科学省が2024年に公開した資料では、国公立大学医学部の競争倍率は約3倍、私立大学は約12倍にものぼります。
近年、医学部全体の出願者数は毎年10万人を超えており、その人気の高さがうかがえるでしょう。

人々の命と健康を守るという大きなやりがいがあり、社会的にも非常に重要な役割を担う医師という職業への関心は高く、医学部を受験する学生は今後も増えていくと考えられています。

参照元:文部科学省「令和6年度 医学部医学科入学状況」

 

医学部合格に求められる得点の目安

では、医学部に合格するには、実際の入試でどの程度の点数を取ればよいのでしょうか。
ここでは、共通テストと2次試験、それぞれの合格ラインの目安を紹介します。

 

共通テストの場合

志望校や年度によって多少の変動はあるものの、共通テストを利用して国公立大学の医学部合格を目指す場合、最低でも80%以上の得点が必要になるのが一般的です。
東京大学や京都大学といった最難関校では、90%以上が合格ラインとなることも珍しくありません。

 

2次試験の場合

2次試験の合格ラインは、大学ごとに大きく異なります。
これは、入試問題の難易度や、2次試験の配点をどの程度重視するかが、大学によって異なるためです。

合格ラインを見極めるには、志望校のホームページで公開されている過去の入試データを確認するのが最も有効な方法です。
多くの大学では、過去数年分の合格最低点や平均点が公開されているため、それを目標設定の参考にするとよいでしょう。

 

医学部に入るために必要な勉強時間は?

医学部に合格するためには、一般的に、高校の授業とは別に5,000時間以上の学習が必要だといわれています。
現役合格を目指す場合、3年時に入試対策を始めても十分な勉強時間を確保するのは難しいため、1年時から徐々に学習を進めるのが理想です。

とはいえ、高校に入学したばかりの頃は、新しい環境や授業に慣れるのに精一杯かもしれません。入試対策の時間は、学年が上がるにつれて少しずつ増やしていくことをおすすめします。
具体的には、1年時で週に20時間、2年時で30時間、3年時で40時間といった具合に段階的に自己学習の時間を増やしていくと、必要な知識を無理なく身につけられるはずです。

ただし、入試対策はただ時間をかければ良いというものではありません。
何よりも重要なのは、高いモチベーションを保ちながら質の高い勉強を「継続」することです。
単に「決められた時間机に向かえばよい」というわけではありません。
早期に志望校への合格という明確な目標を定め、限られた時間の中で最大の効果を上げるための学習計画を立てましょう。

 

医学部合格に向けた学年別の学習戦略と生活のヒント

続いて、各学年で取り組むべき学習のテーマを、日常生活で心がけたいこととあわせて紹介します。
学習計画を立てる際の参考にしてください。

 

高校1年時

高校1年時は、国語、数学、英語の3教科を重点的に学び、基礎を固めることが大切です。
これらの基礎科目は、どの大学の入試にも含まれており、この時期に固めておくことが後の受験勉強を大きく左右します。
適度なリフレッシュを取り入れつつ、長時間の勉強に慣れることを目標に、教科書レベルの問題を確実に解けるようになるまで、基礎学力の向上に努めましょう。

さらにこの時期から、医学部入試の出題範囲や傾向に関する情報を少しずつ収集できるとベストです。
受験まで時間があるとはいえ、最適な学習計画を立てるためにも、情報収集は早いうちから行うに越したことはありません。

 

高校2年時

高校2年時では、志望校の入試で課される理科や社会も含め、全範囲の学習をひと通り終えておきたいところです。
この段階で出題範囲の学習を網羅しておけば、3年生になってから過去問などよりハイレベルな演習に取り組む際の効率が高まります。
学校の授業で十分に理解できなかった部分を中心に、学習を進めるとよいでしょう。

また、高校2年時のうちに、一つでも「得点源」となる得意科目を作れると望ましいです。
得意科目の存在は、モチベーション維持や自己肯定力の向上につながり、精神的に辛くなりがちな受験勉強を乗り切る鍵となります。

こうした取り組みによって受験勉強に集中できる態勢を整えれば、医学部合格に必要な学力も自ずと身についてくるはずです。

 

高校3年時

高校3年時になったら、いよいよ本格的な実践演習のスタートです。
志望校の過去問や共通テストの問題集を使って、弱点の克服に力を入れましょう。
なるべく多くの過去問や問題集を解いて出題傾向をつかみつつ、自分の現在の学力を客観的に測ることで、残りの期間の学習計画を的確に再構築できます。
繰り返し学習しても解けない問題や苦手な分野については、基礎に立ち返って復習してみるのも一つの方法です。

なお、高校3年時になって受験が近づくと、不安感や焦燥感から、学習時間を限界まで増やして睡眠や食事の時間を削ってしまう方もいます。
しかし、それは心身に大きな負担をかけ、かえって逆効果になることもあります。
焦る気持ちをぐっと抑えて、意識的に休む術を身につけることも大切です。

 

医学部合格を目指すための入試対策

ここからは、医学部に合格するために特に意識したい、具体的な入試対策を5つお伝えします。
日々の学習にぜひ取り入れてみてください。

【医学部に入るためにできる入試対策】

  • ①理科を優先的に対策する
  • ②数学の「答案作成力」を鍛える
  • ③文系科目も対策する
  • ④時事問題の情報を収集する
  • ⑤面接や小論文も対策する

 

対策①理科を優先的に対策する

理科(物理・化学・生物)の学習を最優先で進めることは、医学部入試の対策として非常に重要な戦略といえます。
なぜなら出題範囲が非常に広いため、すべての分野を網羅的に学ぶのが難しく、受験生によって習熟度に差が生まれやすい傾向にあるからです。
逆に言えば、動物生理や生態系、植物など幅広い分野を満遍なく深く理解しておけば、他の受験生に大きく差をつけることが可能になります。

また、理科の学習を優先すべきもう一つの理由として、配点を高めに設定している大学が多いことも挙げられます。
理科2科目の受験が必要な大学も多く、その重要性は計り知れません。
理科の知識は将来、医師国家試験でも直接役立つので、受験勉強の段階でしっかりと身につけておきたいところです。

 

対策②数学の「答案作成力」を鍛える

数学は、医学部合格の鍵を握る重要な科目です。
そんな数学で高得点を獲得するには、単なる計算力だけでなく、「答案作成力」を養う必要があります。

答案作成力とは、回答に至るまでの論理的な思考プロセスを、採点者に分かりやすく明確に伝える力のことです。
医学部入試の数学は採点基準が厳格で、考察の過程を省略したり、論理が飛躍したりすると、たとえ答えが合っていても減点されてしまうため、採点者に回答の意図を正しく伝えることが重要となります。
その際に必要なのが、この答案作成力なのです。

ただし、この答案作成力は一朝一夕では身につきません。
模擬試験などで数学の記述問題を解き、添削指導を繰り返し受けることで、少しずつ向上させていきましょう。

 

対策③文系科目も対策する

理系科目対策の重要度が高いのは前述の通りですが、国語や社会といった文系科目の対策も決して疎かにはできません。
共通テストや2次試験で合格ラインに達するには、すべての科目で高得点を取る必要があります。

文系科目の入試対策を効率的に進めるコツは、通学中の電車や寝る前などの「すきま時間」を活用して、単語や文法を暗記することです。
特に古文は、単語や助動詞、文法といった基礎を固めることで安定した得点を狙えるので、すきま時間をうまく使ってコツコツ暗記を進めるのがポイントです。

 

対策④時事問題の情報を収集する

医学部入試を突破するには、学科試験の対策だけでなく、時事問題に広く関心を向けることも重要です。

なぜなら医学部入試では、受験生の医療問題への興味・関心や、医師としての適性を把握する目的で、時事問題に関する意見を問われることが多いためです。
実際に、近年の医学部入試では環境問題やLGBTQなどの時事ネタが多く取り上げられており、対策は必須といえるでしょう。

新聞やテレビのニュースに日ごろからアンテナを張り、特に医療に関連する時事問題について、自分の考えをまとめておく習慣を身につけておけば、面接や英語の長文問題で知識を問われてもスムーズに回答できます。

 

対策⑤面接や小論文も対策する

面接や小論文など、学科試験以外の対策も入念に行う必要があります。

医学部は倍率が非常に高く、求められる知識量も多いので、受験生は万全の準備をして入試に挑みます。
そのため学科試験では差があまりつかずに、最終的には2次試験の面接や小論文で合否が決まることも少なくありません。
これらの対策を怠ると、採点者に医師を志す熱量をアピールしきれず、たとえ学科試験の点数が良くても不合格になってしまうかもしれません。

面接や小論文を対策する上で重要なのは、「なぜ医師になりたいのか」「なぜそう考えるに至ったのか」という根源的な問いを自分自身の言葉で、はっきりと述べることです。
本番を想定した練習を繰り返して、採点者の心を動かすような、自分だけの意見を述べられると理想的です。

 

医学部に入るために押さえておきたい苦手科目の克服法

受験勉強を続けていると、苦手科目の学習に頭を悩まされることもあるのではないでしょうか。
本項で、医学部入試において特に重要な3科目の効率的な学習方法をお伝えします。

 

数学

数学では、問題を根本的に理解する練習を繰り返したいところです。

数学が苦手になる主な原因は、基礎的な概念を理解しないまま、問題演習を進めてしまうことです。
たとえば、関数の問題は公式を覚えていればある程度対応できますが、それだけでは医学部入試で出題されるような、本質的な応用力を問う問題には太刀打ちできません。

入試対策の際は、共通テストや志望校の2次試験で頻出の問題を重点的に解いて、それらの解答に至るまでの過程を、自分の言葉で説明できるようになるまで深く理解することを目指しましょう。
そうすれば、前述した答案作成力も自然と身についてくるはずです。

 

英語

英語が苦手な受験生は、問題を解く前に、単語や文法といった基礎を徹底的に固めるのがおすすめです。
これらがわからなければ、そもそも問題文を読むことさえできないため、毎日少しずつでも英文に触れて、地道に知識を蓄積していく必要があります。

具体的には、長文読解の問題を解き、わからなかった単語や文法を書き出し、教科書や参考書でその都度復習するという方法が効果的です。
この勉強を続けることで、「問題文を理解できない」という場面が着実に減って、英語への苦手意識も薄れていくでしょう。

 

理科

理科に苦手意識がある場合は、とにかく予習の量を増やすのが有効策です。

医学部入試の理科は出題範囲が非常に広いので、すべての分野を網羅的に学ぶには膨大な時間がかかります。
そのため、まずは日々の授業で基本的な知識をしっかりと身につけ、教科書レベルの基礎問題を難なく解ける学力を養うことが重要です。
予習を行ってから授業に臨めば、内容が頭に入りやすくなり、その後のハイレベルな問題演習にもスムーズに移行できます。

教科書や問題集を活用して授業内容を先取りし、配点が高い傾向にある理科を得点源にしていきましょう。

 

医学部に入る上でよくある悩みと解決法

次に、医学部を目指す多くの受験生が抱える悩みと、その解決法をご紹介します。
自分の悩みを解決するヒントにしてください。

【医学部に入るにあたって抱えがちな悩み】

  • ①志望校の出題傾向の調べ方がわからない
  • ②学習計画を立てられない
  • ③志望校との偏差値の差が大きい
  • ④試験が難しそうで前向きになれない

 

①志望校の出題傾向の調べ方がわからない

受験生の中には、志望校の出題傾向をつかめずに悩んでいる方もいるかもしれません。

出題傾向を調べる最も確実な方法は、志望校の過去問を数年分解いて、頻出の問題やテーマを分析することです。
そうすることで、今後重点的に対策するべき分野が明確になり、より効率的な学習計画を立てて対策を進められます。
その際には、入試までのあいだに強化する科目をよりはっきりとさせられるよう、自分の学習状況や苦手な分野を事前に把握しておきましょう。

 

②学習計画を立てられない

受験勉強の時間は限られています。
本番までに合格レベルに達するには、いかに効率的な学習計画を立てるかが重要です。
しかし、各科目にどの程度の勉強時間を割くのかを判断できずに、計画段階で悩んでしまう受験生も大勢います。

学習計画を立てる上で、最初に行うべき取り組みは自己分析です。
「自分の苦手な分野は何か」「どの教科の点数を伸ばせばよいのか」など、ご自身の置かれている状況を客観視することで、はじめて効率的な学習計画を立てられるようになります。

また、焦燥感に駆られて過密なスケジュールを組むと、思い通りに進まなかった場合に挫折しやすくなります。
実際に学習計画を立てる際は、休息日も設けるなど、無理のない実現可能なスケジュールを組みましょう。

 

③志望校との偏差値の差が大きい

学力が志望校の合格ラインになかなか達しないことも、医学部を目指す受験生が抱えがちな悩みとして挙げられます。

医学部入試本番で合格点を獲得するには、苦手分野を放置せず、一つ一つ克服しなければなりません。
まずは模擬試験の成績や過去問の点数をもとに弱点を正確に把握し、それを補うための学習計画を立てて対策を行いましょう。

学力を伸ばすのは容易なことではありませんが、モチベーションを高く保って学習に取り組めば、結果が必ずついてくるはずです。

 

④試験が難しそうで前向きになれない

受験勉強を続けるうちに、医学部合格の難しさを改めて実感し、モチベーションが下がってしまうのも、受験生によくある悩みの一つです。

こうした悩みを解消するために有効なのは、達成可能な「小さな目標」を短期的に設定することです。
「今週中にこの単語帳を1周する」「今日は数学の問題を10問解く」など、具体的な目標を一つずつクリアしていくことで、学習の進捗が目に見えて分かり、同時に成功体験を積み重ねることができます。
これが、前向きな気持ちで学習に続ける原動力となります。

また、知り合いの医大生や、同じく医学部を目指す受験生が身近にいれば、その方とコミュニケーションを取るのも効果的です。
同じ目標に向かう人と交流し刺激を受けることで、孤独感から解放され、「自分ももう少し頑張ってみよう」とモチベーションを再燃させることができるでしょう。

 

【まとめ】医学部に入るには、志望校の入試の出題傾向をつかんで、しっかりと対策することが欠かせない!

医学部には、医師になるという高い志を持つ、成績優秀な受験生が多く集まります。
それに伴って合格ラインも必然的に高くなるため、入学するのは決して容易ではないといえます。

とはいえ、高校1年時から基礎学力を高めつつ、テキストや志望校の過去問などを活用して正しい対策を続ければ、医学部合格は決して不可能な目標ではありません。
無理のない学習計画を立てて、高いモチベーションを保ちながら受験勉強を継続し、医師への第一歩を踏み出しましょう。

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