時代は変わる、人も変わる

こんにちは、星ヶ丘校の大野です。

すっかり秋ですね。

今年度受験を迎える皆さんは、もうラストスパートといったところでしょう。

 

今の結果に満足している人も、していない人も、当日まで努力を続けてください。

これから受験日まで、結果を恐れて断念する人、

ペースダウンしてしまう人が多数派です。

 

だから、継続して学び続けられる、という能力が圧倒的に強みになってくるんです。

結果、そういう人が合格します。

我々もそれを支えていければと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

 

ところで、皆さんはボブ・ディランというアーティストを知っていますか。

最近では2016年に歌手として初めてノーベル賞を受賞した人として話題になりました。

必ず歴史に残るアーティストなので一度聴いてみてもいいかもしれませんね。

彼が1964年に発表した曲に、

「The Times They Are A-Changin’(時代は変わる)」という曲があります。

 

Come gather ‘round people wherever you roam

And admit that the waters around you have grown

And accept it that soon you’ll be drenched to the bone

If your time to you is worth savin’

Then you better start swimmin’ or you’ll sink like a stone

For the times they are a-changin’

 

英語を勉強している人は訳してみてくださいね。まあ結局時の流れを歌っています。

このように物事の移ろいを主張する言説は、実は古今東西にあって、

 

「万物は流転する」 (ヘラクレイトス)

 

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

世の中にある人とすみかと、またかくの如し」

(鴨長明)

 

「諸行無常」 (ガウタマ=シッダールタ/ブッダ)

 

と、表現を変えて言われ続けています。

 

今年自分に、あるいは世の中で起こった出来事を思い出してみてください。

1年前の自分はそうなることを予測できたでしょうか。

 

1年前にタイムスリップして、南海キャンディーズの山ちゃんと蒼井優が結婚するよ、

と去年の自分に言ったら、果たして信じてくれるでしょうか。

 

人間だって例外ではありません。

人の皮膚は、およそ1日で細胞分裂が起きます。

 

そして、1か月くらいですべての細胞が新しくなってしまうのです。

1か月前の自分はすっかり皮膚が変わってしまった別の自分です。

脳細胞も、学習することで結合の仕方がどんどん変わっていきます。

 

皆さん、「今の自分はダメだ」なんて思ってはいませんか。

 

恥ずかしながら、私も時々そう思います。

努力なんて無力に思えることもあります。

 

でも、そんなことを思っている間に、もう自分の体は別の自分になろうとしているのです。

だから、明日の自分のために学び続けましょう。