皆さんこんにちは!星ヶ丘校校長の岩田です。
1月末から⼤学⼊試・⾼校の推薦⼊試が始まり、もう3月。
あと少しで受験も終わります。
そこで、今回のトピックスは、
「新学期を迎えるにあたって、基本的なこと」
について、もう⼀度ここで話をしたいと思います。
新学年を迎えるにあたって、基本的なこと、
それは【誰でも学⼒は⾝につく】ということです。
なぜなら、中学・⾼校で勉強する内容は「暗記」だからです。
⼤学以降の「新しいものを発⾒する」という勉強とは違い、
解答のあるものを暗記するのが中学・⾼校での勉強です。
つまり「勉強=習慣」とも⾔いかえることができるということです。
毎日、順番に暗記していけば身に付くということです。
決して「勉強=能⼒」ではありません。習慣です。
誰でもできることだから、就職の時、学歴で評価される⾯もあると思っています。
⾳痴な⼦は100回歌っても⾳痴だし、
⾜の遅い子は100回⾛ってもタイムが急激に伸びることはほとんどありません。
芸術、スポーツに⽐べると、勉強というものははるかに平等だと考えることもできると思います。
しかし、⽣活習慣を変えると⼀言で言っても、簡単そうに思えて一番難しいです。
塾に来る⼦はほとんどが家で勉強する習慣がありません。
今まで⽣まれてから12年~17年かけて⾝についた習慣を、
「毎日勉強する」という習慣に変えなくてはなりません。
短期間では難しいです。
ではどうすればいいのか?
そのためには
「できるようにすること」「できることをすること」が重要です。
⼈間「できないこと」はやりませんし、できません。
そもそも「やる」という選択肢すらありません。
まずはできることをすることです。
「できる=やる」という選択肢をつくることから始めましょう。
勉強を学年で考えてはうまくいかない場合があります。
中学の英語が怪しいのに、新⾼3だからといって、⼤学受験の英語問題をするのは
「できないことをやれ」と⾔っている典型的なパターンです。
英語・古⽂の単語、数学の公式、歴史上の⼈物の名前などの⽤語の暗記の分野。
問題のパターンを覚える(数学・物理系)分野。
暗記の分野は⾃分でできます。
この第一歩を踏み出してほしいと思っています。
あと、問題は「時間」です。
「半年で」、「⼀年で」、⾃分の志望⼤学に合格できる学⼒が⾝につくかどうかは別です。
各⽣徒の学⼒の現状も影響しますし、何を最優先にするかによっても違います
(例えば、受験勉強をするけど学校の勉強も平⾏してやりたい。部活を最後までやってから受験勉強をするなど)
受験までは時間が限られています。来年の受験⽇も決まっています。
たとえ⽣徒が
「まだ、⼗分に勉強ができていないので受験⽇を延ばしてください」とか
「体調が悪いので、明日、受験していいですか」
というのは通用しません。
受験という環境に、⾃分が合わせていかないとなりません。
学生時代という限られた時間のなかで、何にどれだけ時間を費やすか?
⾏き当たりバッタリではなく、計画的に⾏動することが⼤切です。
将来の計画・ヴィジョンを持ちましょう。これも受験勉強の⼀環だと考えています。
今年1年もよろしくお願いいたします。