志望校の過去問との向き合い方

皆さんこんにちは!星ヶ丘校講師の岡村です。
寒さも本格的になってきました。
空気が乾燥していますので、風邪などひかないよう、
気を付けてくださいね。

 

高校3年生・既卒生はセンター試験まで40日あまり、
中学3年生も私立高校の受験まで約2ヶ月となってきました。

「気付いたらもうこんな時期か!」「時間が過ぎるのが早い…」

といったことを感じている人も多いのではないかと思います。
当然のことですが、過ぎてしまったことは悔やんでも戻ってきません。

 

『ここから先に何をすれば、最良のパフォーマンスを発揮できるか?』

 

ということに思考を変えていったほうが、絶対に合理的だし、効率的だし、
成功する確率も高まると思っています。
(ただし、そんなことは分かっているけれど、
現実はなかなかそういう理想の動きができないのも分かります^^)

 

当然ですが、
受験生のほとんどが不安になったり焦ったり心配になったりしているので、
自分だけがそういう状態になっているわけではない、
ということを覚えておいてほしいです。
ここから先の過去問を解きまくっているときの
「気持ち・考え方の持って行き方」を伝えたいと思います。

 

まず、ここから先は、受験生は過去問に触れる機会が圧倒的に増えます。
ほぼ毎日、高校、大学、センター試験の過去問を解くことでしょう。
そうすると、毎日、具体的な「点数」と目を合わせることになります。
やはり何と言ってもそれは「高校が作った問題」「大学が作った問題」であるので、
思うように点数が取れないときもあります。
これが結構不安な要素になるんですよね。

 

一方で、こういう問題を見る時の視点を変えると
「高校の問題=中学生が解けるような問題」
「大学の問題=高校生が解けるような問題」でもあります。
そうでなければ入試問題として成立しません。
基本的には教科書に載っていたり、参考書に書いてあったりする問題だから、
本質的には解けない問題は無い、と考えたほうが良いです。

 

そうやって考えると、
基本学習のテキストが一通り終わっている皆さんであれば
「忘れてしまっている」「使い方が抜けている」だけだ!と考えて、

 

『次に同じ(似ている)問題が出た時に、必ずできるようにする』

 

ということをすればいいです。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
「勉強はバツをマルにすること」です。過去問でも一緒です。
できない問題が次にできるようになればいいです。
英語の文法問題が解けなければ、そのルールをもう一度覚えて次に備える。
数学の解法が分からなければ着眼点を見つけて次回は反応できるようにする。
というように、次に繋がる思考をしていきましょう。

 

最後に、今、できない問題があるということは、
「試験前にできない問題を発見できた」ということです。
試験当日にできるようにすればいいだけです。
だから、その発見ができてラッキー!くらいな気持ちでいると、
毎日ラッキーなことが起こります!
できない問題が「ゼロ」になることはないと思いますが、「減らす」ことは可能です。
ここから毎日、自分ができる問題をどんどん増やして、
できない問題を可能な限り減らしていき、最大限の準備をしていきましょう!