受験生の不安

こんにちは、星ヶ丘校校長の岩⽥です。

今⽉は「受験⽣の不安」についてお話しさせていただきます。

 

受験が近づいてきました。

学校で、先⽣とも進路の話をしていると思います。

私の経験上、毎年、この時期に、⽣徒は2極化します。

 

1つは、

「あと4〜5カ⽉、最後まで頑張るぞ〜」

 

1つは、

「もういい、私、無理…」

 

です。

 

「頑張るぞ〜」組は問題ありません。残りを全⼒でいきましょう!!

 

問題は「私、無理〜」組です。

こうなる原因は、多くが

「まわり(多くは学校の先⽣)から間にあわないと⾔われた」

「私、無理です…。できないと思います」

です。

 

私が⾔いたいことは2つ。

「なぜ、やる前から勝⼿にあきらめているの?」

「正しい⼿順を踏んでから無理かどうか考えようね」

です。

 

受験は未来のことです。未来のことなど誰もわかりません。

「間に合わない」「無理」というのは「現時点」での本⼈、まわりの勝⼿な思い込みです。

よく⾔われていることですが、「無理」と⾃分であきらめて、⾏動をしなくなった時点で、

すべては終わります。

 

受験をするのは4カ⽉後以降で、今ではありません。

今の⼒で、4カ⽉先のことを判断する意味がよくわかりません。

4カ⽉先ならば、その時に判断したらいいのです。

まずは1⽇1⽇を全⼒で過ごしてほしいと思っています。

勉強は、「最後で伸びる」分野です。

 

スポーツに例えると、毎⽇の勉強は「基礎練習」です。

そして、受験本番が「試合」です。

本来のスポーツならば、「練習試合」という過程があります。

いくら「基礎」ができているといっても、「今まで⾝につけた技術の使い⽅」や

「試合のカン」は練習試合をしないと養えません。

 

みなさんも想像してみてください。

部活で、1年⽣の新⼊部員がいます。

半年、あるいは1年間、みっちり基礎練習をやってきました。

 

その⼦をいきなり、本番の⼤会に出場させてうまくいくと思いますか?

というか、絶対にそんな状況ってないですよね?

必ず「練習試合」または「試合⽅式の練習」をするはずです。

 

部活で基礎練習しかやっていない1年⽣が「私、⼤会不安です」と⾔っていたら

「当たり前だろ、まだ基礎しかやっていないから。

練習試合とか経験してから⼤会に出るんだよ。

まずは基礎をやってから、それから練習試合だ」って⾔いますよね?

 

勉強で⾔えば、それが「過去問対策」であり「模試」になります。

徹底的に「練習試合 = 過去問対策」をすることで、「基礎技術の使い⽅」を学ぶ。

そして、「⼤会 = 受験」に臨む。

 

模試の点が悪くて凹んでいる⼦。

練習試合で1回や2回、うまくいかなかったからといって、投げ出すほど落ち込みますか?

落ち込まないでしょう。

 

うまくいかなかった点を、⾃分、先輩、顧問の先⽣と分析して改善しようとしますよね。

勉強も同じです。

 

みなさんの多くは、今、この段階です。

「基礎練習」をやっている段階が多く、これから過去問に⼊っていきます。

「練習試合」ですよね。

 

ここからが勝負です。

 

何をどう悩もうと受験の当⽇はやってきます。

 

未来のことはやってみないとわかりません。

今のこの時間を⼤切に、⽇々頑張っていきましょう!