皆さんこんにちは!
上本町校の佐伯です。
いきなりですが、タイトルにある「疑う」という言葉を聞いて、皆さんはどのように感じますか?
「容疑」「疑惑」「疑念」という言葉にあるように、
あまり良くないイメージを持つ人も多いのではと思います。
今回お話ししたいのは、「疑う」ということは悪い面しかないのか?ということです。
結論として、私は良い面もあると思っています。
それを勉強になぞらえてお話ししていきますね。
これは、特に受験生に当てはまることですが、そろそろ過去問演習がメインとなりつつあると思います。
(1・2年生でこの状態まで進んでいる皆さんは、素晴らしい!)
演習をしたら、そのあと何をするようにと坪田塾の先生たちに教わっていますか?
・・・そう、解き直しと分析ですね。
分析をするときは、
「設問に対してどのようなアプローチをしたのか→どうアプローチすべきだったのか」
「間違えたといっても、どういった間違えだったのか→自分の間違えやすいパターンは何か」
「アプローチ方法と自分の解答のくせを把握→次の演習に向けての改善点は何か」
といったことを記録にしてくれていると思います。
この時に、「なぜ」をひたすら追求しているかと思いますが、
これこそがある意味自分の行動やその結果に「疑い」を持っていることに等しいのではないでしょうか。
「疑い」だと印象が悪いですかね…。違う言葉で置き換えると「疑問」になるでしょうか。
自分の行動と結果に自信を持つことはとても良いことです。
ですが、それが慢心に代わってしまうと、マイナスな面が出てきてしまいます。
自信を持ちつつ、でも「どこかに別の課題があるのではないか?」
「もっと良くなる方法はないか?」と現状に満足せずに、良い意味で「疑い(=疑問)」を持つことが、
結果的に自身の成長に繋がり、
皆さんの状況に当てはめると「点数」に繋がっていくのではないでしょうか。
「何を疑うか」で皆さんが受ける印象は大きく変わるかと思いますが、
今回のように、よりよい方向に向かうような「疑い」は、多面的に物事を見るということにも繋がり、
受験勉強だけでなく、皆さんの将来にも良い影響を与えてくれると思っています。
例えば、「この赤本(過去問)の解答って、こういう解釈できないかな…」と考えてみても良いですし、
日々のニュースに対して「こういう報道をしているけど、他の意見ってどんなものが挙げられるかな?」
と日常生活の中で色々考えてみるのも面白いでしょう。
ぜひ「疑う」ということを、ポジティブな側面で考えて、皆さんの受験勉強、
ひいては皆さんの将来の考える力に繋がればうれしい限りです!
季節的にも涼しくなってきたので、体調には留意して、引き続き一緒に楽しく勉強していきましょう!