人は変わる

皆さんこんにちは!星ヶ丘校講師の菅谷です。

 

夏期講習が終わり、秋の気配が感じられるようになってきました。

秋といえば、読書の秋・スポーツの秋・食欲の秋と、

色々なことにチャレンジしやすい時期ですよね。

皆さんが充実した毎日を過ごせるよう、

先生たちも引き続きサポートしていきます(^^)/

 

先日、生徒さんを指導席に呼ぶため歩いていると、

突然ピタッと何かが体にくっついてきました。

 

「えっ!?」

 

振り返ると、卒塾生のSちゃんが「にひひ〜ッ、来ちゃった!」と、

巻きついてきました。本当に、ビックリしました…( ;; )

 

Sちゃんは昨年指導していた子で、現在は関東で大学生活を送っています。

今思えばとても失礼な話なのですが、昨年の卒塾時には

「一人暮らしはできないかも」と思うほど、心配な生徒さんでした。

 

なぜそこまで心配したのかというと、Sちゃんはかなりの人見知りです。

初対面の人と目を合わせることはほとんどなく、震えていたりします。

さらに、勉強でも生活面でも「どうしたらいいかわかんない」と

立ち止まって人に丸投げしてしまうことが多かったのです。

親御さんからも「身の回りのこと(爪を切るなど)はやってあげている」と

聞いていました。

 

そのためか、受験はかなり難航しました。

願書のサポートからして、大変な状態だったのです。

そして、AO・一般入試ともに全滅

もう、何度泣き顔を見たかわかりません。

最終的にSちゃんは「泣く段階を通り越して無表情」

にまでなってしまったのですが、

後期AO入試で希望の大学に合格することができたのです。

 

Sちゃんの合格は本当に嬉しいものでした。

ただ、同時に「関東で一人暮らしできるのか?」という

疑問が湧いてしまったのも事実でした。

親御さんも「火事とか起こさないですかね?」と心配されていました。

そして面白いことに、Sちゃん本人だけは「大丈夫でしょ!」と楽観的なのでした。

 

あれから約5ヵ月。

久しぶりに会ったSちゃんは、ずいぶんたくましく成⻑していました。

 

「バイトやってるよ。怒られたりもするけど

あと、オープンキャンパスのスタッフもやった。

だって、お金もらえるもん(笑)!最後がSちゃんっぽい^^

 

「ごはん?家で作ってるよ。ハンバーグとか、作れるし。

ママが作ってたの見てたもん。あと学食混むから、お弁当も作ってる」

 

などと色々な話を聞かせてくれました。

友達と助け合いながら、学生生活をエンジョイしていることがわかり、

本当に嬉しくなりました。

そして、心配していたような「危ない目」には一切遭っていないそうです。

こちらが勝手に心配していただけだったんですよね!(^^)!

 

「会えなかった先生たちにもよろしく伝えてください^^

 

と言ってくれた時には、「人って変わるんだな」と実感しました。

今後もSちゃんの成⻑が楽しみでなりません。

 

心配する気持ちはどうしても出てきてしまうものですが、

それ以上に「変化を信じ続けてサポートする」姿勢が人を育てるんだと

再認識した出来事でした。

 

このお話が何かお役に立てましたら幸いです。

それでは、今月もよろしくお願いします\(^o^)