
高校入試の志望理由をどう書けばよいか分からず、ペンが止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
限られた文字数の中で、「その学校で何を学びたいか」「将来どうなりたいか」といった価値観を的確に伝えるのは、簡単なことではありません。
本記事では、初めて志望理由書に取り組む方でも迷わず進められるよう、志望理由を書く際に押さえたいポイントから具体的な例文までを分かりやすく紹介します。自分の強みや想いを効果的にアピールするために、この記事を参考にして、合格につながる志望理由を仕上げてください。
目次(クリックで開閉)
・高校入試を受ける際に志望理由が重視される理由 
・志望理由書に書く必要のある内容は? 
・高校入試で使える!ケース別の志望理由の例文 
 ┗スタンダードな書き方をする場合の例文 
 ┗学校の雰囲気の良さを伝える場合の例文 
 ┗将来の目標と重ねる場合の例文 
 ┗部活動での取り組みを伝える場合 
・高校の志望理由を書く前に準備したいこと 
 ┗学校説明会に参加する 
 ┗高校の求める人物像を把握する 
 ┗自分と向き合う時間を作る
・高校の志望理由を書く際に押さえておきたいこと
 ┗ポイント①文の構成を考える
 ┗ポイント②記載する内容を絞る
 ┗ポイント③読みやすさを意識する
 ┗ポイント④根拠を示す
 ┗ポイント⑤ふさわしい言葉を使う
 ┗ポイント⑥真実のみを記載する
 ┗ポイント⑦具体的なエピソードを加える
 ┗ポイント⑧他の人に添削してもらう
・高校入試における志望理由で避けたほうがよい書き方はある?
 ┗読みにくい字で書く
 ┗高校の特色を調べずに書く
 ┗ネガティブな表現を使う
・高校の志望理由を書き終えた後にしたいこと
・【まとめ】高校受験の志望理由は、思いやビジョンが伝わるように
高校入試を受ける際に志望理由が重視される理由
高校入試の志望理由では、テストの点数だけでは分からない「受験生の人柄」や「考え方」「高校でどのように学びたいか」といった内面の部分が重視されます。
志望理由には、将来の目標や入学後に取り組みたいことなど、自分なりのビジョンや価値観が表れます。高校側もそれを通して、「学校の方針や特色と合っているか」「入学後、どのように成長してくれそうか」といった点を見極めようとするのです。
「なぜ、自分はこの高校で学びたいのか」をじっくり言葉にすることは、志望理由の説得力を高めるだけでなく、自分自身の進路への意識を深める良い機会にもなります。焦らず丁寧に向き合いながら、自分だけの志望理由を練り上げていきましょう。
志望理由書に書く必要のある内容は?
志望理由書を作成する際は、次の4つの要素を盛り込みましょう。
- ・その高校を志望した理由
 - ・これまでの経験
 - ・入学後の目標
 - ・将来の展望
 
これらを1つずつ丁寧に掘り下げ、自分らしい言葉で表現していくことが大切です。
「その高校を志した理由」では、教育方針や校風、学科の特色、進学実績など、自分が惹かれたポイントを明確に記載しましょう。学校説明会で感じたことや実際に在校生の話を聞いて共感したことを交えると、説得力が増します。
「これまでの経験」では、中学時代に取り組んだ学習や部活動、学校行事などから、自分の成長や価値観がどう育まれてきたかを伝えましょう。この経験を、志望校での生活にどうつなげていきたいかを示すことで、志望理由に一貫性が生まれます。
「入学後の目標」では、授業や学校行事、部活動に対して「どのように関わりたいか」「どのようなことに挑戦したいか」など、意欲や主体性を伝えることが大切です。「部活動でのチームのまとめ役」や「生徒会役員」のような具体的な活動名や役割を記載すると、よりリアルなイメージを与えられます。
たとえば、「部活動では、全員が意見を言い合えるよう、チームの意見をまとめる役として活躍したい」や、「生徒会役員として全校生徒の意見を聴き取り、学校生活をより良くするための施策を立案したい」など、入学後に思い描く自分の姿を伝えるとよいでしょう。
最後に「将来の展望」として、その高校で学ぶことが自分の将来にどうつながるのかを結び付けましょう。全体を通して、志望理由から将来像までが自然な一本の線でつながっていることが、読みやすさと説得力を高めるためのポイントです。
高校入試で使える!ケース別の志望理由の例文
 ここでは、前述した「志望校を選んだ理由・これまでの経験・入学後の目標・将来の展望」という流れに沿って、ケース別の例文をご紹介します。
自分の状況に近いパターンを見つけ、志望理由を書くための手がかりにしてください。
スタンダードな書き方をする場合の例文
私は、貴校の「主体的に学ぶ力を育てる」という教育方針に共感し、志望しました。
説明会で先生方が「自分が学ぶ姿勢を大切にしている」とおっしゃっていたことが印象に残っており、私の学びたい意欲を最大限に伸ばせる環境だと感じました。
また、進学実績が高く、学習サポートが充実している点も魅力的だと感じています。
<志望理由に至るこれまでの経験>
中学校では、英語の学習に力を入れてきました。1年生の時は英語に苦手意識がありましたが、毎日30分の自主学習と単語テストの復習を継続することで、徐々に得意科目になっていきました。
英語の定期テストでは安定して80点以上を取れるようになり、英語検定にも挑戦しています。「努力を継続すると成果が出る」という実感は、今後の学習にも活かせると考えています。
<入学後の目標・将来の展望>
貴校に入学したら、英語力をさらに高めるため、授業に積極的に取り組みたいです。
英会話やプレゼンテーションなどの表現活動にも積極的にチャレンジし、将来的には海外の人と関わる仕事に就けるような力を身に付けたいと考えています。
高校3年間を通して、自主性や思考力も高め、自信を持って将来の進路に進める自分になりたいです。
(482文字)
学校の雰囲気の良さを伝える場合の例文
私が貴校に魅力を感じたのは、実際に在校生の方とお話をする機会を通じて、学校全体の雰囲気の温かさを感じたからです。
説明会で校内を案内してくれた先輩は、質問にも丁寧に答えてくれました。そして「学校生活がとても充実している」と笑顔で話す姿を見て、「私もこの学校の一員になりたい」と強く思いました。
<志望理由に至るこれまでの経験>
私は中学校で、友人関係に悩んだ時期がありましたが、部活動や行事を通して仲間の大切さを実感しました。
また、文化祭の企画を通して、私の提案がクラスに受け入れられた時の嬉しさは今でも印象に残っています。
こうした経験から、温かく協力し合える環境に大きな価値を感じています。
<入学後の目標>
貴校に入学したら、安心できる温かい雰囲気の中で学びながら、自分のペースを大切に、のびのびと過ごしていきたいです。文化祭や体育祭といった行事にも積極的に参加し、仲間と協力して何かを成し遂げる喜びをまた味わいたいと思っています。
<将来の展望>
将来は、福祉や心理など、人の心に寄り添える分野に進むことも考えています。人とのつながりを大切にできる貴校の環境で、思いやりの心をはぐくみ、人間性を成長させていきたいです。
(461文字)
将来の目標と重ねる場合の例文
私の将来の夢は、AI技術を活用して人の生活をより便利にする仕事に就くことです。貴校では理数系教育や探究学習が活発であり、情報分野にも力を入れていると聞き、私の目標と重なると感じたため志望しました。
また、進路説明会で紹介されていた卒業生の進学先に、情報系の大学が多く含まれていたことも大きな決め手です。
<志望理由に至るこれまでの経験>
中学校では、プログラミング学習に興味を持ち、Pythonを使った簡単なゲーム作りに挑戦しました。また、数学の授業でもグラフや論理的思考が得意で、問題を解くたびに楽しさを感じています。
このような経験から、将来は技術で人々を支える仕事に就きたい気持ちが強くなりました。
<入学後の目標>
貴校に入学したら、数学や理科に加え、情報の授業にも意欲的に取り組みたいです。探究活動ではAI技術や情報リテラシーをテーマにして、学びを深める機会にしたいと考えています。
<将来の展望>
将来的には、AIを通じて人に寄り添うサービスを開発したいです。たとえば、教育や医療の現場で役立つシステムの開発など、人の暮らしを支えられる仕事に携わりたいと考えています。
貴校での3年間は、その夢の土台を築く大切な時間にしたいです。
(483文字)
部活動での取り組みを伝える場合
私は中学校で吹奏楽部に所属し、3年間トランペットを担当してきました。音楽を通して仲間と1つの作品を作り上げる楽しさや達成感を知り、高校でも音楽活動を続けたいと思うようになりました。
貴校の吹奏楽部はコンクール県大会で3年連続金賞を受賞している他、ボランティアとして地域の施設でも演奏していると、ホームページを拝見して知りました。ぜひその一員として、私も貢献したいと考えています。
<志望理由に至るこれまでの経験>
中学では、朝練や放課後の自主練に取り組みながら、合奏の中での役割を意識するよう努めました。最後の大会ではソロパートを任され、大きなプレッシャーを感じながらも、本番で自分を信じて吹き切ることができました。
練習では何度も失敗し、悔しい思いもしましたが、仲間や顧問の先生が支えてくれたことで自信を取り戻せました。仲間と音を重ねることの喜びや、音楽を届ける楽しさは唯一無二だと感じています。
<入学後の目標>
貴校では、演奏技術を磨くだけでなく、後輩への指導や部全体の雰囲気作りにも関わっていきたいです。また、勉強にも力を入れ、文武両道を実現できるよう時間の使い方を工夫していきます。
<将来の展望> 将来の進路はまだ模索中であるものの、音楽を通して得た協調性や表現力は、どのような場面でも活かせると信じています。
貴校での活動を通して、この強みをさらに伸ばしていきたいです。
(515文字)
高校の志望理由を書く前に準備したいこと
事前にいくつかの準備をしておくことで、自分の気持ちに合った説得力のある志望理由を書けるようになります。
具体的には、以下3つの準備がおすすめです。
- ・学校説明会に参加する
 - ・高校の求める人物像を把握する
 - ・自分と向き合う時間を作る
 
「志望理由を書く」という目的意識を持って、これらのことに取り組んでいきましょう。
学校説明会に参加する
志望理由を自分の言葉で伝えるためにも、学校説明会には積極的に足を運びましょう。学校の様子を肌で感じることで、パンフレットや公式ホームページだけでは分からない、その学校への理解が深まります。
日程は早めに調べて予定を確保し、可能であれば複数回足を運んでみるのもよいでしょう。
説明会の当日は、校舎や施設をただ見学するだけでなく、生徒の挨拶や先生の接し方、授業や部活動の空気感などにも目を向けてみてください。印象に残った点や感じたことは忘れないうちにメモしておくと、後で志望理由を書く際に役立ちます。
高校の求める人物像を把握する
志望理由に一貫性と説得力を持たせるには、学校側がどのような生徒を求めているか(理想とする人物像)を理解することが大切です。
学校のホームページやパンフレットに目を通し、「教育理念」や「校訓」「校長メッセージ」などをよく確認しましょう。そこで示されている人物像を、自分の性格や中学校での経験と照らし合わせてみると、自分とその学校との共通点が見つかるはずです。
学校の求める人物像に自分がどう当てはまるのかを、上手く言語化してアピールしましょう。
自分と向き合う時間を作る
志望理由を書く際は、自分の思いやこれまでの経験と向き合う時間を持つことが欠かせません。中学生活を振り返りながら、好きだったこと、苦手だったこと、夢中になって頑張った経験を思い出してみましょう。
その振り返りを通して、自分の価値観や大切にしている考え方が見えてくるはずです。家族や先生、友人など身近な人に相談してみるのもおすすめです。これまで、自分では気づいていなかった強みや特徴を教えてもらえる機会になるかもしれません。
自己理解が深まることにより、納得のいく志望理由が書けるようになります。
高校の志望理由を書く際に押さえておきたいこと
 高校の志望理由を書く際は、以下のポイントを意識することが大切です。
- ①文の構成を考える
 - ②記載する内容を絞る
 - ③読みやすさを意識する
 - ④根拠を示す
 - ⑤ふさわしい言葉を使う
 - ⑥真実のみを記載する
 - ⑦具体的なエピソードを加える
 - ⑧他の人に添削してもらう
 
それぞれ、要点を簡単に見ていきましょう。
ポイント①文の構成を考える
志望理由を考える際は、以下の流れを意識して文章を構成しましょう。
その高校を志望した理由(結論)
↓
これまでの経験(具体例・根拠)
↓
入学後の目標(意欲)
↓
将来の展望(将来性)
「なぜその高校を志望するのか」という結論をはっきりと伝える「結論ファースト」で書くことで、文章全体に一貫性が出て伝わりやすくなります。
ポイント②記載する内容を絞る
「志望理由」は文字数が決められている場合もあるため、優先順位をつけて内容を絞ることが大切です。高校で学びたい内容、将来の目標、その学校を選んだ理由など、書きたいテーマが複数に及ぶこともあるでしょう。
しかし、文章に一貫性と深みを出すためには、軸にするテーマを1つに絞って深掘りするのがポイントです。自分が最も伝えたいメッセージは何か、自分の中で明確にしましょう。
ポイント③読みやすさを意識する
評価者は短時間で多くの志望理由に目を通すことになるため、相手に伝わりやすい文章構成を心がけることが大切です。
文章を読みやすくするために、以下のような工夫を行いましょう。
- ・1文を長くしすぎない
 - ・主語を明確にする
 - ・接続詞を適切に使う
 - ・段落ごとにテーマを明確にする
 
こうした工夫を採り入れることで、内容が自然と頭に入ってきやすくなり、読み手はストレスなく書き手の思いを理解できるようになります。
ポイント④根拠を示す
ただ事実だけを述べるのではなく、裏付けとなる根拠も同時に示すことが大切です。根拠を示すことで、読み手(評価者)に対して信頼感や納得感を与えることができます。
<根拠のない文章の例>
「貴校のカリキュラムに魅力を感じました。」
<根拠のある文章の例>
「私は将来、語学を活かした仕事に就きたいと考えています。英語に力を入れている貴校のカリキュラムを通じて、実践的なコミュニケーションスキルを身に付けたいです。」
「数字」や「具体的な経験」を添えることで、経験や意欲がよりリアルに伝わります。
ポイント⑤ふさわしい言葉を使う
文章全体のトーンが丁寧で礼儀正しく整っているか、敬語の使い方が適切かを意識しましょう。話し言葉や略語、俗語など、カジュアルすぎる表現は避けるべきです。「〜なんですけど」は一見丁寧ですが、話し言葉に当たるため公式な書類にはふさわしくありません。
また、同じ語句の繰り返しは少し稚拙な印象を与えるため注意が必要です。「とても」「すごく」といった言葉も多用しないよう気をつけましょう。
ポイント⑥真実のみを記載する
「印象をよくしたい」という気持ちから、成果や経験を誇張して伝えたくなるかもしれません。しかし、内容に嘘や誇張が含まれていると、文章全体の信頼性が下がり、読み手に不信感を与えてしまう可能性があります。
特に、成績や役割、活動の成果などは、事実に基づいて書くことが重要です。もし事実と異なる内容を記載すると、面接で深掘りされた際に答えに詰まってしまうおそれもあります。
志望理由を書く際は、何よりも誠実な姿勢を心がけましょう。
ポイント⑦具体的なエピソードを加える
志望理由に自分だけの経験や行動を具体的に書くことで、文章にリアリティと説得力が生まれます。
<抽象的なエピソードの例>
「周囲と協力しながら、文化祭のポスター作りを行いました。」
<具体的なエピソードの例>
「文化祭ではポスターのデザインを担当し、クラスメイトの意見を採り入れながら全体のレイアウトを工夫しました。『見やすくていいね』と声をかけられたことで、人と協力して形にする喜びを感じました。」
このように、情景が目に浮かぶように表現できると、読み手にとってイメージしやすい文章になります。志望校の校風や教育方針とどう結びつくのかまで意識して書くことで、より魅力的な志望理由になるでしょう。
ポイント⑧他の人に添削してもらう
志望理由を書き終えたら、必ず第三者に読んでもらい、客観的なアドバイスをもらいましょう。自分では「上手く伝えられた」と思っていても、読み手にとっては伝わりにくい部分や、表現が不自然な箇所があるかもしれません。
家族や学校の先生、塾の先生、信頼できる友人などに原稿を読んでもらいましょう。「内容が分かりづらくないか」「言葉の使い方は適切か」など、客観的な視点でフィードバックが受けられます。
高校入試における志望理由で避けたほうがよい書き方はある?
 ここでは、志望理由を書く際に避けたほうがよいポイントを3つ取り上げ、注意すべき表現について解説します。
- ・読みにくい字で書く
 - ・高校の特色を調べずに書く
 - ・ネガティブな表現を使う
 
それぞれ見ていきましょう。
読みにくい字で書く
近年ではオンライン出願が普及し始めているものの、手書きでの提出が必要な高校もまだ存在します。読みにくい字で書かれた文章は、読み手に負担をかけるだけでなく、「丁寧に取り組んでいないのでは?」という印象を与えかねません。
気持ちを込めて書いた文章でも、文字が整っていなければ伝わる熱意も半減してしまいます。評価者は多くの志望理由書に目を通すため、丁寧に書かれたものはそれだけで好印象につながる可能性があります。
下書きをしてから清書をする、時間をかけて丁寧に書く、文字の大きさやバランスを意識するなどの工夫を行いましょう。
高校の特色を調べずに書く
どの高校にも当てはまる抽象的でありきたりな内容しか書かれていないと、評価者の印象に残りにくくなります。志望理由は、その高校の特色に合った文章を書くよう心がけましょう。
たとえば、「部活動に力を入れている」ではなく、「全国大会出場実績のある貴校の吹奏楽部に強く憧れており、私もあの舞台で演奏する感動を貴校吹奏楽部の一員として味わいたいと思いました」と書けば、説得力が格段に増します。
「この高校だからこそ入学したい」と伝わる内容にすることが大切です。
ネガティブな表現を使う
否定的な言い回しは、読み手に対して消極的で自信のない印象を与えてしまいます。志望理由を書く際には、できるだけポジティブな表現を心がけましょう。
たとえば、「中学校の英語の授業では決められた範囲の学習が中心で、自分の興味がある学びができず、少し物足りなさを感じていました。」と書くと、環境への不満と受け取られかねません。
代わりに、「中学校の授業だけでなく、英会話教室にも通って英語を学ぶ中で、文法や会話の楽しさを実感し、より高いレベルで英語を身につけたいという気持ちが強くなりました。」と言い換えれば、主体性のある取り組みとしてポジティブな印象を与えられます。
高校の志望理由を書き終えた後にしたいこと
高校入試では、面接の場で志望理由について詳しく質問されることが多くあります。そのため、書いた内容を自分の言葉で話せるようにしておくことが大切です。
文章を丸暗記する必要はありませんが、「なぜその高校を選んだのか」「入学後にどのようなことに挑戦したいのか」といった要点は、自分の考えとして整理しておきましょう。
練習方法としておすすめなのが、家族や先生の協力を得て模擬面接を行うことです。話す内容だけでなく、話し方や表情、姿勢、言葉の伝え方なども含めてアドバイスをもらえるため、本番に向けたよい練習となります。面接本番では、原稿どおりに話すことよりも、自分の想いを自分の言葉で伝える姿勢が評価されます。
焦らずに自信を持って臨めるよう、繰り返し練習しておきましょう。
【まとめ】高校受験の志望理由は、思いやビジョンが伝わるように
ここまで、高校入試における志望理由の重要性や、書く際に押さえておきたいポイント、具体的な例文などを詳しく紹介してきました。
志望理由は、あなたの思いや将来へのビジョンを言葉で伝える大切なメッセージです。まずは自分と向き合い、「なぜこの高校で学びたいのか」「どのような高校生活を送りたいのか」を明確化することから始めましょう。
その上で、これまでの経験や入学後の目標、将来の展望を結び付けて、自分らしい言葉で表現していくことが大切です。
最初は上手に書けなくても問題ありません。この記事で紹介した内容を活かせば、きっとあなたらしい魅力が伝わる志望理由を書けるはずです。
周囲の人にアドバイスをもらいながら、少しずつ完成度を高めていきましょう。
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