勉強計画の立て方を知って効率アップ!挫折しないための6つのポイントも紹介(2024年最新)

中学生や高校生の皆さん、成績アップや志望校合格という目標はあるものの、「どうやって効果的に勉強すればいいのか分からない」と悩んでいませんか?確かに、長時間一生懸命勉強すれば学力は向上するでしょう。しかし、モチベーションと集中力を維持しながら効率的な勉強法を確立するためには、適切な勉強計画を欠かすことができません。

本記事では、勉強計画を立てるメリットや具体的な方法、そして計画づくりに失敗しないためのポイントについて詳しく解説します。これらの知識を身につけることで、成果に直結する学習習慣を確立し、目標達成への道筋を立てることができるでしょう。

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目次(クリックで開閉)

・勉強計画を立てる3つのメリット
 ┗勉強習慣が身につく
 ┗勉強の効率が上がる
 ┗勉強へのモチベーションが維持できる
・勉強計画の立て方
 ┗最終的な勉強の目標を明確にする
 ┗中期的な勉強の目標(1ヶ月~3ヶ月)を立てる
 ┗短期的な勉強の目標(1日~1週間)を立て、1日単位でのやることを決める
・勉強計画の立て方で失敗しないためのポイント
 ┗勉強計画はタスク管理と考える
 ┗無理なく続けられる勉強計画にする
 ┗授業に合わせた勉強時間を設定する
 ┗毎日同じ時間に勉強を開始する
 ┗勉強量の目標数字を入れて達成度アップ
 ┗調整日を作って、勉強計画を途中で軌道修正する
・効率よく勉強するには休憩も大切!
 ┗糖分摂取で集中力がアップ
 ┗20分以内の仮眠でリフレッシュ
 ┗勉強が終わるまでスマホはNG

 

勉強計画を立てる3つのメリット

机に向かって勉強している学生

勉強計画は、必ずしも全ての人に必要というわけではありませんが、学習を効率的に進める上で抜群の威力を発揮するツールです。計画を立てることで勉強に取り組むハードルが下がり、学力を着実に上げていきやすくなります。ここでは、勉強計画を立てるメリットとその理由を具体的に説明します。

 

勉強習慣が身につく

中学生や高校生の多くは、学校の授業に加えて部活動や委員会活動、学校行事などで忙しい日々を送っています。遊びたい気持ちや疲れから、勉強が後回しになってしまってもおかしくありません。
しかし、定期テスト対策や高校受験、大学受験勉強は、試験直前だけの取り組みでは良い結果を期待することはできません。毎日少しずつでも継続して学習し、着実に学力を身につけることが重要です。

勉強計画では、「毎日○時から○時までは必ず勉強する」というスケジュールを生活の中に組み込みます。これにより、その日にやるべきことが一目で分かり、決まった時間に迷わず勉強を始められる状態を準備できます。結果として、無理なく毎日の勉強が習慣化し、学習の継続性が高まるのです。

 

勉強の効率が上がる

計画なしで勉強を始めようとすると、「何をどのくらい勉強すべきか」から考え始める必要があります。せっかく勉強する科目を決めても、「教科書を学校に置いてきてしまった」「ワークを先生に提出していた」など、必要な教材が手元にないことに気づくこともあるでしょう。このような状況が繰り返されると、勉強に取り掛かるまでに多くの時間を無駄にしてしまいます。

一方、あらかじめ勉強計画を立てておけば、机に向かって、計画に従って学習を進めるだけで済みます。毎日の勉強科目・内容も明確なので、必要な教材の準備も容易で、効率よく学習を進められます。これにより、限られた時間を最大限に活用し、学習効果を高めることができるのです。

 

勉強へのモチベーションが維持できる

勉強計画を立てる際には、具体的な目標を設定します。入試などの明確なゴールがあることで、自分がどの方向に向かって進んでいるのかが分かりやすくなり、迷わずに勉強を進められます。これにより、自分の取り組みに対する不安が軽減され、やる気や集中力を保ちやすくなります。

また、「問題集を○ページ進めた」「単語を○個覚えた」といった小さな目標をクリアしていくことで、自分の成長を実感しやすくなります。このようなスモールステップの達成は、勉強のモチベーション維持に大きな効果があります。小さな成功体験を積み重ねることで、自信を持って勉強に取り組めるようになり、学習意欲の向上につながっていくのです。

 

勉強計画の立て方

各時期の学習計画

勉強時間と学習内容を一目で分かるようにまとめることが、効果的な学習計画の基本です。ここでは、効率的に学習を進め、着実に学力を向上させるための勉強計画の立て方について、具体的な手順を説明します。

 

最終的な勉強の目標を明確にする

勉強計画を立てるその前に。まずは、目指す目標をはっきりさせましょう。「成績が上がればいい」「大学に行ければいい」といった曖昧な目標設定では、日々のやるべきことが漠然としてしまいます。そうなると勉強の成果を実感しにくく、勉強へのモチベーションを上げることも難しくなります。

志望校が決まっている場合は、その学校への合格を最終目標とするのが良いでしょう。まだ決まっていない場合でも、「偏差値60の学校に合格する」「内申点を4.0以上にする」など、具体的な数値目標を含めた長期目標を設定することをおすすめします。

目標が明確になったら、次に、その目標達成に必要な勉強の全体量を書き出しましょう。目標ごとに必要な学習内容と量を明確にすることで、特定の科目に偏らない、バランスの取れた学習計画を立てやすくなります。これにより、全体的な成績アップが見込めるだけでなく、勉強が不足している科目を作りにくくなり、焦りや不安の軽減にもつながります。

 

中期的な勉強の目標(1ヶ月~3ヶ月)を立てる

長期目標が決まったら、そこから逆算して中期的な目標を設定していきます。中期目標は1ヶ月~3ヶ月を目安とし、その期間内で達成可能な具体的な目標を立てましょう。一学期・二学期など学期ごとや、学期末テストのタイミングを区切りとして考えるのもおすすめです。

例えば、「1ヶ月で基礎定着ドリルを2教科分終わらせる」「数学の○○の単元は応用問題を重点的に解く」「夏休みで苦手科目を克服する」といった学習目標や、模試や定期テストに向けて「80点以上を目指す」など、数値目標を含めた具体的な目標を設定します。

これらの中期目標を設定することで、長期目標達成までの道のりを段階的に進むことができ、学習の進捗状況を把握しやすくなります。また、定期的に目標を達成する機会が増えるため、モチベーションの維持にもつながります。

 

短期的な勉強の目標(1日~1週間)を立て、1日単位でのやることを決める

最後に、勉強量、勉強時間、優先順位を踏まえて、1週間単位、さらには1日単位でのタスクに落とし込んでいきます。
目標達成までの日数の中で、勉強に充てられる時間を試算し、優先順位の高い学習内容から割り当てていきましょう。この際、時間や学習内容をできるだけ具体的に記載しておくことが重要です。

例えば、「英単語を1日10個覚える」「問題集を5ページ以上進める」といった漠然とした目標よりも、「○日の17時~18時は理科のワークを5ページ進める、21時~22時は英単語を20個暗記する」など、内容と量を細かく決めた短期目標を設定することで、やるべきことが明確になり、漏れなく取り組みやすくなります。

勉強は、単に時間だけでなく、内容と量が問われます。「1日に3時間勉強する」としても、集中力が続かない時間があるようなら、目標達成に必要な学習量が不足してしまいます。具体的な内容が決まっていないようだと、勉強が不十分であることに気づくこともできません。一方、もし毎日の取り組む内容と量を明確に決めておけば、達成できたこと・未達のことがはっきりと分かり、計画的かつ着実に学習を積み重ねていくことができます。 勉強計画を立てる際は、日々の学習内容と量を意識してスケジュール表に落とし込むことを心がけましょう。これにより、効率的な学習サイクルを確立し、着実に目標に近づいていくことができます。

 

勉強計画の立て方で失敗しないためのポイント

勉強計画で失敗しない方法を選択しようとしている学生

上記手順に加えて、いくつかのポイントを意識してスケジュールを組むことで、「失敗しない」学習計画作りをすることができます。
ここからは、途中で挫折しない計画づくりのポイントをご紹介します。これらのコツを押さえることで、より実行力のある、持続可能な勉強計画を立てることができるでしょう。

 

勉強計画はタスク管理と考える

勉強計画と聞くと、プレッシャーを感じてしまう人もいるかもしれません。全ての計画を完璧にこなさなければいけないと思い込んでしまったり、やり残しや遅れに対する焦りを感じたりすることもあるでしょう。

しかし、勉強計画は特別なものではありません。目標を設定し、ToDoリストを作成する、すなわち、日常的なやることリストやタスク管理と本質的に同じです。つまり、1日にやるべきことをひとつずつ書き出したうえで、その日のうちに終わらせる作業であると考えることで、勉強計画へのプレッシャーを軽減させることができるのです。この考え方を持つことができると、計画の立て方や実行の仕方にも柔軟性が生まれます。例えば、予定外の出来事で計画通りに進まなかった場合も、焦ることなく、計画を見直し、後日に振り替えるといったことを考えることができるでしょう。

このような考え方に基づいて、勉強計画を特別視せず、日々のタスクとして捉えていくことをおすすめします。その際、優先順位をつけることが重要です。例えば、苦手科目の克服に力を入れたい、高得点を取りたい科目に集中したい、得意科目は後回しでも問題ない、といった具合です。こうすることで、結果につながりやすい学習計画を立てることができます。

 

無理なく続けられる勉強計画にする

勉強計画を立てる際、ついつい詰め込みすぎてしまう傾向がある人がいます。特に完璧主義の人は、目標達成への強い思いから、オーバーワークになりがちです。
しかし、必死にやり続けないと達成できないほどの勉強量を設定してしまうと、体調不良や予期せぬ出来事によって簡単に計画倒れしてしまう危険性があります。
また、予定通りに計画が進まないことで焦りが生まれ、集中力が散漫になったり、勉強自体がストレスになったりして、学習へのモチベーションが低下する可能性もあります。そのため、無理のない、持続可能な計画を立てることが重要です。

勉強計画は、まず手書きから始めるのがおすすめです。必要な要素を書き出し、数日分のスケジュールを立ててみましょう。スマホアプリやパソコンを使用する方法もありますが、思いついたことをすぐに書き込んだり修正したりできる点で、手書きは非常に手軽で柔軟な方法です。完成したスケジュールを目につきやすい場所に貼ることで、計画を忘れずに実行できる利点もあります。
自分で立てたスケジュールは、まず3日間実践してみましょう。これにより、時間に追われすぎていないか、継続可能かどうかを確認できます。1日にこなすべき勉強量が多すぎないよう、やるべきことと自分ができることを照らし合わせながら、無理なく実行できる計画を立てることが大切です。
慣れてきたら1週間単位での勉強計画の実践と振り返り、その後は2週間、1ヶ月と徐々にスパンを伸ばしていきます。このようなトライアンドエラーを短期間に繰り返すことで、半年後や1年後に大幅な見直しを迫られるような事態を避けることができるでしょう。

 

授業に合わせた勉強時間を設定する

勉強は、同じパターンの繰り返しを意識することで、規則正しい学習サイクルを作りやすくなります。例えば、学校の授業時間に合わせて50分を1コマと考え、10分程度の休憩を入れるなど、決まった時間で区切りをつけてみましょう。休憩までの時間が決まっていれば、限られた時間内で集中力を高めやすくなります。また、適度な休憩によって脳をリフレッシュさせることで、次の学習にもスムーズに取り組めます。さらに、時間枠が設定されていることで学習内容を整理しやすくなり、無理なく段階的に学習を進められるメリットもあります。

具体的な時間配分の例として、部活や習い事がある日は寝る前の2時間のみ、部活がない日は学校から帰宅後の夕食までの時間を加えて3時間程度、休日は休憩時間を除いた5時間程度、などと1日ごとに具体的に時間を割り出しましょう。
ただし、日常生活の時間を削って勉強に充ててしまうと、体調不良を引き起こしたり、疲労やストレスから計画を実践できなくなったりする可能性があります。健康的に勉強を続けるためにも、食事やお風呂、睡眠などの日常生活に必要な時間は除外し、それ以外の使える時間を勉強時間として割り当てることが大切です。

 

毎日同じ時間に勉強を開始する

勉強において、「机に向かうまで」「取り組み始めるまで」が最もハードルが高いものです。そのため、「少し休んでから」「気分転換してから」と、先延ばしにしてしまう人は多いことでしょう。気がつけば寝る時間になってしまい、結局勉強できなかった経験をお持ちの方も少なくないはずです。
毎日の学習計画を滞りなく進めるためには、勉強を始める時間を決めておくことが効果的です。勉強は、思い切って始めてしまえば案外集中して取り組めるものです。毎日のスタート時間を守ることを習慣化できれば、自然と学習習慣が身に付き、無理なく計画を遂行できるようになります。

 

勉強量の目標数字を入れて達成度アップ

勉強計画を立てる際は、問題集や教科書のページ数、単語数など、具体的な数字を設定するのがおすすめです。数字を入れることで、やるべきことがより明確になり、勉強開始時に終わりが見えやすくなるため、集中して学習に取り組めるようになります。数字は意識に強く残りやすく、その日に取り組んだ勉強量を把握しやすくなります。これにより、日々着実に前進しているという達成感を味わいやすくなり、モチベーションの維持にもつながります。
この時、それぞれの学習にかかる時間を計測しておくのも効果的です。例えば、問題集1ページには15分、単語を10個覚えるのに5分かかるなど、具体的な時間を把握することで、後々の計画をより正確に立てられるようになります。

 

調整日を作って、勉強計画を途中で軌道修正する

体調不良や急な予定変更など、計画通りに勉強を進められない日もあるでしょう。そのため、学習スケジュールは毎日びっしりと詰め込むのではなく、予期せぬ事態に備えて調整日を設けることをおすすめします。
1日全てを勉強しない日にするのが難しい場合は、1日の中で2時間程度、何もしない時間を作っておくのも良いでしょう。

予定通りに勉強が進んでいる場合は、この調整日を利用して、それまでの勉強内容の復習や確認に充てたり、気分転換をして翌日からの学習へのモチベーションアップを図ったりすることができます。
このような余白を持たせることで、計画に柔軟性が生まれ、心にも余裕ができます。結果として、長期的に持続可能な学習計画を維持しやすくなります。

 

効率よく勉強するには休憩も大切!

真面目な人ほど休憩することにマイナスなイメージを持ちがちですが、適度な休憩を取ることで、より効率的に勉強を進められます。勉強は1日で完結するものではなく、継続することが極めて重要です。無理なく毎日の学習を続けるためには、「集中力が切れてから休む」「疲れてから休む」のではなく、計画的に休憩を挟むことを心がけましょう。

 

糖分摂取で集中力がアップ

長時間勉強を続けると、脳内の糖が消費され、エネルギー不足となって疲労が蓄積します。脳が疲れると、集中力や記憶力、問題解決能力が低下し、学習効率が悪化してしまいます。
脳の疲労回復には、適度な糖分摂取が効果的です。不足した糖分を補給することでエネルギーが回復し、その後の集中力アップにつながります。ただし、過度の糖分摂取は逆効果となる可能性があるので注意が必要です。多量の糖を摂取すると高血糖となり、多量のインスリンが分泌されることで、逆に眠気や疲労感を引き起こしやすくなります。

糖分を摂取する際は、血糖値の上昇を抑えるカカオ70%以上のチョコレートやナッツを選んだり、ドライフルーツやグミなど、噛み応えがあって適量を保ちやすいものを選んだりするなどの工夫をしてみましょう。

 

20分以内の仮眠でリフレッシュ

休憩時に20分以内の短い仮眠を取り入れるのも効果的です。長時間の勉強は目や脳に大きな負担をかけます。短時間の仮眠によって一時的に目や脳を休ませることで、疲労が和らぎ、すっきりとした状態で再び勉強に取り組めるようになります。
ただし、長すぎる仮眠は逆効果となる可能性があるので注意が必要です。眠気が残ったり、寝るべき時間に寝つけなくて睡眠サイクルが崩れてしまったりする可能性があります。脳がすぐに覚醒してスッキリと目覚められ、適度にリフレッシュできる20分程度の仮眠に留めておきましょう。

 

勉強が終わるまでスマホはNG

休憩中にスマホを手にするのは避けましょう。「少しだけ」のつもりでゲームやSNSを始めて、気づいたら何時間も経過していた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。貴重な勉強時間を無駄にしないためにも、学習が終わるまではスマホに触らないよう心がけましょう。
また、スマホを手にすると、どうしても意識が画面に向かってしまうため、多くの情報が脳に入って脳が疲れてしまいます。集中も途切れてしまい、勉強に戻るまでに時間がかかってしまう可能性もあります。

休憩中は、しっかりと目や頭を休ませることに専念し、スマホは別室など目に入らない、手の届かない場所に置いておくことをおすすめします。これにより、効果的な休憩を取り、次の学習にスムーズに移行できるでしょう。

 

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