定期テストの勉強法|効率よく高得点を取るコツとスケジュールの立て方(2024年最新)

定期テストで思うような点数が取れず悩んでいる人や、効果的なテスト対策の勉強方法が分からない人は少なくありません。また、受験勉強に力を入れたい場合、定期テストの勉強に意味があるのかと疑問に思う人もいるでしょう。

定期テストは進級や進学・受験に大きく関わる重要な試験です。主に教科書や授業の内容から出題されますが、単純に授業の予習や復習をしたり、受験対策の問題集をこなしたりするだけでは、なかなか結果に結びつきません。そのため、定期テストのための効率的な対策が必要不可欠です。

本記事では、定期テスト対策が必要な理由から、定期テストの勉強法3ステップ、勉強スケジュールの立て方、定期テストで高得点を取るコツ、科目別の勉強方法について、詳しく解説します。効果的な学習方法を身につけ、テスト本番で実力を発揮できるよう、ぜひ参考にしてください。

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目次(クリックで開閉)

・定期テスト対策が必要な理由
・【おすすめ】定期テストの勉強法3ステップ
 ┗ステップ1:苦手の把握と基礎固め
 ┗ステップ2:わからないところを潰していく
 ┗ステップ3:暗記と問題演習の反復
・定期テストに向けた勉強スケジュールの立て方
 ┗テストでの目標を設定する
 ┗目標を達成するためにやるべきことを挙げる
 ┗スケジュールに割り当てる
 ┗詰め込みすぎに注意!実現できるスケジュールを
・効率的に!定期テストで高得点を取る勉強法
 ┗1日10分でもOK!毎日の復習が大切
 ┗問題集やワークは授業に合わせて進める
 ┗反復演習で解き方を定着させる
 ┗ケアレスミスをなくす
 ┗自分に合った暗記法を見つける
・科目別!定期テストで高得点を取る勉強法
 ┗【英語】定期テスト対策の勉強法
 ┗【数学】定期テスト対策の勉強法
 ┗【国語】定期テスト対策の勉強法
 ┗【理科】定期テスト対策の勉強法
 ┗【社会】定期テスト対策の勉強法

 

定期テスト対策が必要な理由

学校で学んだ日々の授業内容の理解度を確認するためのテスト、それが定期テストです。学習の積み重ねが問われることから面倒に感じることもあるでしょうし、進級できれば点数が低くても構わない、あるいは受験勉強だけを頑張ればいいと考える人もいるかもしれません。

しかし、定期テストの点数は学校の内申点に大きく関わる重要な要素です。高校受験の推薦入試では学校での成績が優れていることが求められますし、一般入試でも内申点を重視している学校は多数あります。大学受験においても、学校推薦型選抜や総合型選抜では高校の内申点が大きな影響を与えます。
つまり、定期テスト対策に力を入れて高得点を獲得しておくことは、受験合格の可能性を広げることにつながるのです。また、定期テストごとに計画的に勉強を続けることで学習習慣が身につきます。いざ受験勉強に取り組む際に、日々の学習リズムを保ちやすくなるという、計り知れないメリットがあります。
さらに、学校の授業内容をしっかりと理解しておけば、受験や就職に役立つ基礎知識や学力を自然と身につけることができます。受験勉強がスムーズに進められるようになるだけでなく、社会に出てから必要な一般教養を育むことにもつながるため、定期テスト対策をしっかりと行っておくことをおすすめします。

 

【おすすめ】定期テストの勉強法3ステップ

定期テスト対策の3ステップ

一般的に定期テストは、1学期と2学期に中間テストと期末テスト、3学期に学期末テストと、年に5回行われます。テスト科目は、中間テストでは国語・数学・英語・理科・社会の主要5教科、期末テストでは美術や技術・家庭科、保健体育などの副教科が加わり9教科になる傾向があります。

2週間前からテスト勉強を始めるという学生が多いようですが、事前の準備こそが高得点を取るための近道です。
テスト前であっても宿題や課題は出されます。思うようにテスト勉強の時間が作れず、試験直前になって勉強量が足りないことに気づき、睡眠時間を削るなどの無理をしてしまうと、試験当日に体調を崩したり、睡眠不足で試験中に眠くなってしまったりなどのトラブルを引き起こしかねません。

テスト勉強を開始する一つの目安は、テスト本番の3週間前です。この時期にテスト範囲が発表される傾向にあるので、3週間前を目途に余裕を持って準備を開始し、ステップを踏んで勉強を進めることをおすすめします。

 

ステップ1:苦手の把握と基礎固め

定期テストでは、教科書や授業の内容をもとに、基礎から応用まで様々な問題が出題されます。
定期テスト3週間前になったらまずはテスト範囲に一通り目を通し、教科書の読み込みから始めましょう。基本的な意味や内容、正解への筋道を確認しながら、理解できていない内容、解けない問題を把握します。後から繰り返し復習できるよう、印を付けておくのがここでのポイントです。

特に英語や数学などの積み重ね教科は、基礎を確実に理解できていないと新しく習う内容に対応できません。前の単元の文法や公式の覚え直しを考えると、テスト2週間前や1週間前からの復習では間に合わない可能性がありますし、他の科目の勉強にも影響してしまいます。英語と数学を中心に、教科書の例文を読んだり、例題を解いたりしながら、苦手の把握と基礎固めをしっかりと行いましょう。

 

ステップ2:わからないところを潰していく

理解しきれていない内容や、間違えやすい問題が明らかになったら、2週間前からはそれらを確実に解けるようにしていきます。また、英語と数学の学習を継続しながら、ここからは国語や理科、社会の問題演習に着手しましょう。
間違えた問題を解き直す時ですが、正解や解説を見ただけでは理解しきれないことがあります。正解までの道筋や根拠をしっかり理解していないと何が起こるか。数字や記号、出題の仕方がちょっと変わっただけで、途端に対応できなくなります。
そうならないためにも、誤答の原因を分析して「正解になる理由」を納得するまで突き詰めておくことが大切です。

印を付けたところを重点的に覚え直し、繰り返し問題解いて間違えなくなるまで確認しましょう。教科書や解説を見ても分からない内容があるようなら、早めに先生や友達に質問し、教えてもらうことも効果的です。

 

ステップ3:暗記と問題演習の反復

1週間前からは、暗記と、間違えた問題や苦手な単元の反復演習を行いましょう。
忘却曲線
引用「松島町教育委員会」より

 

上のグラフは、「エビングハウスの忘却曲線」というのもので、人が覚えたものを忘れていく割合を表したものです。人間の記憶力は脆弱で、1週間後には「覚えた内容の77%を忘れる」とされています。漢字や英単語、社会や理科などを暗記する場合、覚え始めの時期が早すぎると、テスト直前にはすっかり忘れてしまっている、なんてことが起ります。ゼロからの覚え直しにならないためにも、早めに暗記に取り組んだ場合は定期的に復習すること、テスト1週間ほど前から暗記し始めた場合はテスト数日前~前日に再確認することを心がけましょう。

教科書に準じた問題集やワークを繰り返し3回以上解くことができれば、定期テストでの高得点獲得がグッと現実味を帯びてきます。1度解いて満足するだけでなく、必ず反復演習を行い、問題の確実な理解や知識の定着を目指しましょう。

 

定期テストに向けた勉強スケジュールの立て方

定期テストの勉強は、できるだけ具体的に時間や勉強内容を決めて、スケジュールを立てて取り組みましょう。
定期テストで高得点を取るためには出題範囲の内容をすべて理解しておく必要がありますが、言うは易しで、やるべきことは多岐に渡ります。計画を立てずに勉強を進めてしまうと、覚え残しや理解できないままの内容が大量発生し、問題演習が間に合わないなんてことになりかねません。試験前になって焦っても良いことは一つもないので、計画的な学習を心がけましょう。

 

テストでの目標を設定する

ですが、そのスケジュールを立てる前に、まずは定期テストで達成したい目標を設定することをお薦めします。
受験で推薦を受けるのに必要な成績が想定できる場合は、それに伴った全科目の平均点を定めてもいいでしょう。具体的な点数が決まっていない場合は、「前回のテストよりも15点アップさせる」「1日2時間以上は必ずテスト勉強をする」などの目標でも構いません。
なんとなく「80点くらい取れればいいかな」という曖昧な目標よりも、達成したかどうか分かりやすい具体的な目標を設定することで、テストに向かう意識を高め、勉強へのやる気を保ちながら学習を進められますし、達成できなかった時でも原因を明確に分析できます。また、目標を達成するために必要な勉強量を計算しやすくなり、勉強計画を立てやすくもなります。

 

目標を達成するためにやるべきことを挙げる

次いで、目標を達成するために必要な項目・やるべきことを考えて、紙に書き出しましょう。
具体的にはまず試験範囲を確認し、教科書やワークのページ数、授業で使用したプリントがあればすべての内容をチェックします。「教科書の音読を○ページ」「問題集やワークを○ページ」「単語を○個暗記する」など、教科ごとに試験までにやるべきことを整理し、明確なアクションに落とし込みましょう。
その際、1ページの問題演習に何分かかるか、単語を10個暗記するのに何分かかるかなど、具体的な時間を割り出しておくのがおすすめです。目標を達成するためには、どの程度の仕上がりを目指すべきかを考えながら、やるべきことを決めていきましょう。

 

スケジュールに割り当てる

定期テストまでに勉強できる時間はある程度決まっています。平日の部活がある時期であれば、帰宅して夕食や入浴などを済ませた後、就寝までの2時間ほど。部活がない日は、帰宅後から夕食までの時間を加えて3時間程度、など、1日に勉強できる時間がどのくらいあるのかを割り出しておきましょう。休日は5~8時間を目安に、休憩を挟みながら確保できる時間を計算するのがおすすめです。

目標達成のためにやるべきことが分かったら、試験3週間前から前日まで、「どの教科」の「何の勉強」を「どのくらい」するのかを、1日1日、持ち時間に具体的に当てはめていってスケジュールを作成しましょう。

 

詰め込みすぎに注意!実現できるスケジュールを

とはいえ、目標達成のために意気込んでしまい、1日に多くの勉強量を詰め込みすぎてしまう人も少なくありません。しかし、睡眠時間や休憩を犠牲にしないと達成できない計画は長続きしませんし、計画通りに勉強が進まなければ焦りが生まれ、勉強へのモチベーションがどんどん下がっていってしまいます。

だからこそ、定期テスト3週間前から、睡眠や休息をできるだけ削らずに達成できる無理のない勉強量を計画に組み込むことが大切なのです。学校の授業や定期テストの試験時間と同様に「50分間勉強したら10分は机から離れる」など、適度に休憩を挟むことも、集中力ややる気を保ちながらテスト勉強を進めやすくなるポイントです。
立てた計画を実現し、目標を達成するためにも、余裕を持ったスケジュール作成を心がけましょう。

 

効率的に!定期テストで高得点を取る勉強法

効率的に影木テストで高得点をとる勉強法

定期テストで高得点を獲得するには、勉強の仕方とスケジュールの立て方とともに、効率的な勉強方法とテスト対策のコツをおさえることが重要です。ここからは、日々の学習から本番直前まで、勉強や定期テスト対策を意識した実践的なアドバイスを紹介します。

 

1日10分でもOK!毎日の復習が大切

定期テストの出題内容には教科書や授業内容が反映されます。出題内容を把握するためにも、授業中の集中力を高め、先生の話をしっかりと聞いて理解することが高得点への近道となります。

とはいえ、授業を聞いても分からない内容や単元が多いと、基礎の振り返りにテスト前の大切な時間を取られてしまいます。

そこで大事になるのが、その日のうちに行う短時間の復習です。授業で理解できなかった内容を放置せず、その日に学んだことはその日のうちに復習し、早めに振り返って知識として定着させておくことが大切です。
1日10分からでかまいません。部活や習い事などで忙しく、勉強の時間が取れない毎日でも、学校の休憩時間、通学時間、朝起きてすぐの時間などを活用して、日々の復習に取り組むことを意識しましょう。この習慣がテスト直前の焦りを軽減し、効果的なテスト勉強につながります。

 

問題集やワークは授業に合わせて進める

学校によっては、テスト前に問題集やワークの提出を求められることがあります。普段から全く手を付けていないと、テスト直前に膨大な量をこなすことになり、一通り終わらせるだけで精一杯になってしまいます。間違えた問題や理解しきれていない内容を解き直したり、覚え直したりする時間がなくなり、知識が不十分な状態でテストに臨むことになりかねません。

問題集やワークは授業で進んだ範囲をその日のうち、その週のうちに進めておき、試験前には間違えた問題を中心に、2周目、3周目の解き直しができるようにしておきましょう。

 

反復演習で解き方を定着させる

人間の記憶は反復することで定着していきます。言い換えると、問題を1回解くだけで解法や概念を完全に理解することなどできないと言えます。
記憶や理解が曖昧だと、形式が少し変わっただけで対応できなかったり戸惑ったりして、同じミスを繰り返してしまうことになります。

反復演習の重要性は、まさにここにあります。分からない問題はもちろん、解ける問題も反復演習をすることで問題のパターンに慣れ、解き方や知識が記憶に定着して、正答率が上がっていくのです。自分の弱点を見つけて繰り返し復習することができれば、苦手分野をテスト前にしっかりと克服してからテストに臨むこともできるでしょう。

特に、ワークや問題集は、最低でも3周はテスト前にこなしましょう。解き方や知識が定着すれば、問題を解く際に悩む時間が減ります。繰り返すごとに理解が深まり、自信を持って問題に臨めるようになるため、おのずと解答スピードも上がります。テスト本番に時間が足りず最後の問題まで解けなかった、といったことにならないためにも、問題演習を繰り返し行いましょう。

 

ケアレスミスをなくす

高得点を目指すうえで、ケアレスミスの存在は大きな障害となります。どんなに小さなミスだったとしても、積み重なると大幅な減点につながります。計算ミス、漢字の送り仮名の間違い、選択肢の記号の書き間違えなど、些細なミスで点数を落としてしまう高校生・中学生は少なくありません。

テスト本番でのケアレスミス対策として、普段の小テスト・問題集・ワークを解いた際に、ミスをした部分をしっかり確認しておくことが大切です。自分がミスをしやすい問題やパターンを知り、解き直しを習慣にすることが、小さな減点を減らしていくことにつながります。

 

自分に合った暗記法を見つける

定期テストでは、英単語、漢字、数学公式、理科の記号の意味、歴史上の出来事や人物の名前など、暗記すべきことがたくさんあります。
効率的な暗記法は個人差が大きいため、自分に合った方法を見つけることが重要です。

・単語カードに書いて通学時間に覚える
・赤シートで隠して覚える
・関わりのある出来事や人物をまとめて覚える
・イラストで覚える
・語呂合わせをする

他にも、ノートに徹底的に書いたり、立って音読をしたり、歩きながら暗記をしたり、人に教える方が頭に定着しやすいという人もいますが、いずれも視覚・聴覚・運動感覚を駆使し、組み合わせたりアレンジしたりすることがスムーズな暗記の手助けになります。

短期間で暗記しやすい方法が分かれば、定期テストの勉強時間を短縮できるとともに、より高得点に近付きやすくなります。色々な暗記方法を試しながら、早めに自分に合った暗記法を見つけることが大切です。

 
科目別!定期テストで高得点を取る勉強法

定期テストで高得点をとる勉強法

各教科には特徴があり、定期テストに向けての勉強の仕方、効率的な学習アプローチは科目によって異なります。ここからは、主要5科目それぞれの高得点を取るための勉強法を、科目別に紹介します。

 

【英語】定期テスト対策の勉強法

英語力の基本は、豊富な語彙と正確な文法知識です。教科書の例文は、単語や文法を個別に覚えるだけでなく、英文と日本語訳を合わせて理解しましょう。分からない単語や英文の意味を調べ、理解しておくとともに、単語のスペルなどの暗記は徹底的に行いましょう。

 

【数学】定期テスト対策の勉強法

数学は積み重ねの科目です。公式をただ単に暗記するだけでは様々な問題に対応できません。例題やr類題を繰り返し解きながら、基本をしっかり理解し、どんな時にどの公式を使うのかを確実に理解しておきましょう。数字や記号が変わった問題に対応できるまで、計算ミスなく解けるようになるまで反復演習を行うことが大切です。

 

【国語】定期テスト対策の勉強法

国語では、主に授業で学習した文章が出題されることが多いです。文章中に使われている語句や漢字など意味が分からない箇所があれば、すべて調べておくことが大切です。古文や漢文は、文法と共に現代語訳を合わせて覚えておきましょう。また、漢字や古語などの細かい暗記も忘れずに行いましょう。

 

【理科】定期テスト対策の勉強法

理科は暗記とともに、物質の変化や計算問題など頭を使う問題も多い科目です。理科の用語や現象は、単に文字で説明されただけだと理解しにくいことがあるため、図やイラストなどのイメージとともに覚えるのがおすすめです。問題集やワークを繰り返し解きながら、知識の積み上げと計算力を身に付けていきましょう。

 

【社会】定期テスト対策の勉強法

社会は大きく分類すると、「歴史」「地理」「公民」の3つに分かれます。ただ単に単語を覚えるだけでなく、年表を参考に時代の流れを理解したり、出来事の背景やストーリーを意識したりしながら覚えるのがおすすめです。問題集やワークを繰り返し解くことで、知識を頭に定着させていきましょう。

 

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