こんにちは!赤萩校講師の村瀬です。
早くも11月に入り、2018年も残すところ2か月となりましたね。
朝晩は特に冷え込んで寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
お鍋やおでん、おうどんがとっても美味しい季節なので、
寒い日に旬のものや冬のお料理を食べてほっこり一息つくのも良いですね~。
さて、この時期になると、
入試が近づいてソワソワしている生徒さんもたくさんいると思います。
「やばい・・・」
「もう無理かも・・・」
「こんなに勉強したのに結果がでないなんて、もうやめようか・・・」
というような思いが頭をよぎることもありますよね。
ですが!
もしも、
もしも、
あと少し勉強を続けたら、あと少し頑張り続ければ、成果が現れる
と分かったらあなたはどうしますか??
こちらをご覧ください!(*1)
これは“学習曲線”です。
『大辞林』(第三版)という辞書によると、学習曲線とは
心理学で、学習の進行過程を示す曲線。普通、横軸に試行回数や時間経過を、
縦軸に正しい反応を示した数や所要時間などをとる。
と解説されています。
つまり、勉強した時間とその結果・成果の関係性が表わされたものです!
DIAMOND ONLINEというサイトで、勉強ゼロから東大へ進学し、弁護士になり、
『本物の勉強法』という本を出版している白川敬裕さんは以下のように言っております(*1)。
新しいことに取り組んだとき、その成果は、すぐにはあらわれません。
停滞状態(=それほど成績が上がらない時期)が続き、ある時期を経てから、急激に上昇するカーブである「勉強の2次曲線(=2次曲線のように、急に成績がよくなる時期)」を描きます。
つまり、成績がよくなる前には、ほぼ必ずと言っていいほど、「勉強をしているのに、なかなか結果が出ない時期」があるのです。
「やばい・・・」
「もう無理かも・・・」
「こんなに勉強したのに結果がでないなんて、もうやめようか・・・」
と思っている方、学習曲線を見ると、むしろ、チャンスだと思えてきませんか!
このままもう少し頑張ってみるのか、それとも諦めてしまうのか、
どちらを選択するかで、その先の結果が大きく変わってくるはずです。
最近、Mちゃんという生徒さんを通じて、急激な変化を感じたのでそのお話をしようかと思います。
中学3年生のMちゃんは、
数学、特に計算が苦手で「数学まじ嫌い」「もうほんっと意味わからない数学!」と
口癖のように言っている生徒さんです。
今年の夏休みから中1内容の数学を学習し始めましたが、計算がとっても嫌いでした。
同じ問題を何回、何十回と毎日毎日確認し続けても、
忘れたりミスをしたりの繰り返しだったので、正直「大丈夫かな…?」と
不安や焦りを感じることもありました。
ですが、
つい先日の10月下旬ごろ、
Mちゃんの計算スピードがとても速まり、正確さも増しているのを目の前で実感したのです!!
以前は不安そうに迷いながら下を向いて答えていた計算も、
今ではまっすぐ目を見て即答してくれているところにも変化を感じます。
Mちゃんの場合だと、
7月下旬に学習し始めた分野が、3か月後の10月下旬で勢いがついていることになります。
8月や9月で諦めていたら、今のようにはなっていないでしょう。
1月、2月、3月が入試本番だとすると、
その2,3か月前は、11月や12月のちょうどこの時期です!!
まだ数か月という時間はあるということですね!
この今の時期を耐えるか耐えないかで、入試直前の学力は変わってくると思います。
結果をすぐには求めずに、学習曲線を頭の片隅に置いて勉強してみてはいかがでしょうか!
参考文献
(*1) 白川敬裕 “「勉強しても結果が出ない時期」を乗り越える「勉強の2次曲線」を理解!”, DIAMOND ONLINE, 2014.7.17