経営学を学ぶために明治大学へ進学

合格の喜びの声

■私立中高一貫校 ⇒ 明治大学経営学部 (他)合格

 私にとって坪田塾は「わからなかったところを自分の意志でわかるようにする経験を与えてくれた塾」です。とにかく私は坪田塾で基本の大切さを学びました。そのことが一番大切なので、ここで改めてお伝えしたいと思います。

 坪田塾に入塾したのは、高校1年の終わり頃でしたが、当時はほとんど勉強してこなかったため、中1レベルの英文法すらわかっていませんでした。高校2年の私が塾で手渡された英語のテキストは中1のものでした。最初は「こんなテキストをやっていて大丈夫か」と思っていましたが、徐々にわからないところがわかるようになっていき、自分でも着実に学力が伸びていると手応えを感じていました。そして、ついにはこれまでなかなか読めなかった英文が読めるようになりました。英文読解も文法と同様、基本から始め、徐々にレベルを上げていきました。これを繰り返した結果、今があると思います。

 もしも入塾時の私が「高2だから高2レベルのテキストをやろう」と提案されていたら、今の結果はないと思います。現在の自分の学力を自分自身で認知し、わからないところをわかるようにすることが合格への近道だと思います。すべては小さいことの積み重ねです。ぜひみなさんもがんばってください!!


英語担当 鴇崎先生(都立大学駅前校)の講評

部活と勉強の両立に苦戦

 坪田塾に入塾したのは、高校1年の終わりでした。彼の場合は中高一貫校に通っていたこともあり、一般的な高校受験を経験していません。そのため、英語の学習方法がうまくつかめないまま、高校1年の終わりを迎えていた状態でした。入塾当時は「くもん中1」を使い、中学レベルの英文法の復習から始めました。英語には苦手意識を持っていて、「くもん中1」の内容についても、再テストになることがたびたびありました。最終的に「くもん中3」を終えたのは1024日なので、8か月近くかかっています。

 実は高校2年の7月に、彼から「野球部に復帰したい」という相談を受けたことがあります。もともと高校1年のころ、野球部に所属していたのですが、練習がつらくて退部したという経緯がありました。しかし、野球部の試合の応援に行き、かつての仲間たちが活躍しているのを見ると、「自分はこのままではまずいのではないか」と感じ、野球部に復帰したいと考えたそうです。

 こうして高校2年の夏休みから野球部に復帰しましたが、それからというもの、「グッタリ」した様子で塾に来るようになりました。練習が朝から晩まであるため、予習もままならない状態でした。苦手な英語の学習も停滞気味になりました。さすがにまずいと考えた私は、「古文単語とか漢字とか空き時間に取り組めるものだけでいいから、まずはそこからやってみよう」と提案しました。すると、古文単語と漢字の学習はきちんとやってくれるようになりましたが、それでも勉強は思うように進まず、苦労している様子でした。

高校2年の秋から受験生モード

 そんな状況で迎えた高校2年の9月のことです。彼は「部活はやめて、勉強をがんばることにしました」と報告してくれました。そして、さらに「慶応のSFCを目指したいんですけど、今からじゃ遅いですかね」と質問がありました。

 坪田塾の講師としては、実にしびれる展開でした。これまでどこか苦手から逃げるような感じだった彼がかなり踏み込んだ話をしてくれたのです。私からは「全然遅くないよ。今からがんばってくれれば」ということをお伝えしました。そして「慶應は英語の配点が高いから、ぜひとも英語を最優先で」と言ったところ、「がんばります」と言ってくれました。私は「なぜ慶應のSFC?」と尋ねたら、「SFCが経営者の育成に力を入れているから」だということでした。もともと彼は経営学部に行きたがっていましたが、将来は「経営者になりたい」という彼の思いが本気であることを感じさせましたし、この「受験一本でがんばる」という決断は彼にとっては大きな一歩になるに違いないと私は確信していました。

 あれだけ苦労していた英語でしたが、「くもん中学英語」が終わってから、まさに順風満帆でした。高校英文法のテキストである「英文法ノート」や「ジーニアス」などの課題も難なくこなしていき、一気に自信をつけていくことになります。高校2年の終わりには平日はいつでも通塾できるコースに変更しました。その時点で部活をやめた時点よりも、ますます慶應に行きたいという思いが強くなっていたのを感じました。

 英語の長文も最初のうちは苦労していましたが、私は繰り返し音読してもらうようにしました。音読を聞くと、本人がどれくらい英文を理解しているかがわかるものですし、スラスラ読めるようになれば、それだけ早く情報を処理できるということでもあります。それから英単語も大切にしました。特に高校3年の夏期講習では、英単語の「ターゲット1900」であれば、どこを聞いても1秒以内に答えられることを目標に覚えてもらいました。これくらいの高い精度で習得してもらえれば、実戦でも使える知識になります。あと、高校2年の10月から世界史の学習も始めました。世界史は好きなようで、どんどんチェックテストを進めていきました。私自身も歴史好きなので、彼とは話がよく合い、同じ趣味のある友人といった感じでした(笑)。お互いによい意味での息抜きになりました。受験間近になると、「世界史の一問一答」などがボロボロになっていましたね。

明治大学経営学部に現役合格

坪田塾の過去問対策

 坪田塾では過去問対策に力を入れています。受験対策は最終的に大学入試問題の合格点に達することにほかならないので、ここに力を入れるのは当然のことなのですが、坪田塾は早期から徹底的にやるようにしています。塾生1人1人の誤答分析までやって、さらにどんな対策が必要なのかも考えていきます。

 彼の場合は高校3年の10月から過去問に取り組んでもらいました。慶應義塾大学は商学部と総合政策学部を目指しました。慶應の過去問での正答率は65%くらいまで持っていきました。当落線上近くまで迫っていたのではないかと思いますが、残念ながら受かりませんでした。しかしながら、明治大学経営学部など複数の大学から合格をいただくことができ、進学することになりました。

 今思い返すと、やはり苦手だった英語と向き合い、必死に取り組むことで得意科目にしていったことの意義深さに尽きるのではないかと思います。入塾した頃は苦手から逃げる感じもありましたが、途中からは難しそうなことにも果敢にチャレンジしていく逞しさが身に着いていきました。明治大学経営学部への現役合格は改めてすばらしい結果だと感じていますし、いま勉強に対してしんどい思いをしている生徒さんにとって1つの希望になるのではないでしょうか。

エヴァンゲリオンは合格してから

 受験直前のことで覚えているのは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』です。2021年1月に公開予定だったのですが、彼はとても楽しみにしていて早く観たい気持ちもあったそうです。しかし受験直前ということもあり、さすがに映画を見に行く余裕はありません。そこはグッと我慢してもらいました。もちろん私だってエヴァンゲリオンは好きなのですが、やはり受験直前期は塾生の出願指導はもちろん、受験生たちの最後の詰めの時期でもあり、少しでもパワーを集中させたいときです。だから「受験が終わったら、お互いに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』をみて、一緒に語り合おう」と約束しました。結局、映画公開は緊急事態宣言の関係で再延期され、どのみち大学に合格してから観るほかはなかったのですが、ちょっとした受験直前期の思い出になっています。

 ちなみに彼はこのほどめでたく坪田塾の講師採用試験にも合格し、2021年春から坪田塾の講師になってくれます。これからは先生と生徒ではなく、先輩と後輩の関係になりますが、また新しい関係が始まるのが今から楽しみです。