大学受験のために塾・予備校に行くべきか?その必要性とメリットとは?

こんにちは、ビリギャルの“子”別指導塾 坪田塾 です。

人生の大きな分岐点となる大学受験。志望校合格を目指して塾や予備校に通っている受験生も多くいますが、大学受験をするにあたって、塾や予備校に通うことは本当に必要なのでしょうか? 必要だとしたら、どういった目的で、いつから通い始めるのがベストなのでしょうか?この記事では、大学受験に向けて必要なものや、塾や予備校に通うことのメリット、通い始めるベストタイミングなどを解説します。

 

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目次

 

大学受験のために塾・予備校は必要か?志望校合格に向けて必要なものとは?

まずは「志望校合格に向けて必要なこと」を考えるところから始めてみましょう。
その次に、塾や予備校に行くことで得られるメリットを見ていくと、大学受験のために塾に通うことが今の自分にとって必要かどうかが見えてきます。

 

大学受験の仕組みの理解

まず、大学受験の仕組みを正しく理解することが、志望校合格への第一歩となります。

受験方式には一般選抜学校推薦型選抜総合型選抜などいくつかの方式があり、それぞれで受験条件や試験内容が異なります。加えて国公立なのか私立なのかで大きく傾向が変わります。さらに一口に私立と言っても大学や学部によって受験条件や試験科目は千差万別で、とにかく大学受験の仕組みは複雑です。

「志望校を目指すためにはどの科目を勉強すべき?」
「定期テストの結果も重視される?」

志望校や志望学部ごとに気にするべきポイントや必要な対策があり、それらを正確に把握することが効率的で無駄のない学習計画につながります。初歩的な例ですが、第一志望校の試験科目が3教科なのであれば、わざわざ5教科を勉強する必要はありません。またその場合、第二志望・第三志望に5教科が必要な大学や学部を持ってくるのは非効率的と言えます。勉強量が分散して第一志望の合格確率まで下げてしまうことになりかねず、志望校の見直しから検討が必要になります。裏を返すと、受験の仕組みの正しい理解が、そのまま合格確率を上げることに直結するのです。

 

志望校の特性、傾向の最新情報

大学受験のことがわかったら、次は志望校・志望学部の把握へと進みます。共通テストや国公立大の2次試験、私立大の一般試験では、それぞれの試験・大学によって出題の特徴や傾向が異なります。自分が受験する試験特有の“くせ”をいかに把握するかが、志望校合格への重要なカギとなります。

例えば、多くの学生が受験する共通テストの「英語」には以下のような特徴があります。

  • 「リーディング」:様々なテキストから概要や要点を把握する力や必要とする情報を読み取る力等を問う
  • 「リスニング」:生徒の身近な暮らしや社会での暮らしに関わる内容について、概要や要点を把握する力や必要とする情報を聞き取る力等を問う
  • 大問ごとにA1からB1まで難易度設定(ヨーロッパ言語共通参照枠「CEFR」に基づく)、幅広い受験者層に対応できる問題構成

※参考※

大学入試センター「令和4年度 問題評価・分析委員会報告書(本試験) 「外国語」(自己評価)
文部科学省大学入学者選抜改革の動向

 

情報のインプット量を問われたセンター試験と比べて、共通テストでは文章や図表から情報を読み取り、理解し、活用する力の有無を問われる傾向が強くなっています。また、前半の問題(大問13)は後半の問題(大問46)に比べて難易度が低く設定されているので、自分の目標点数に応じて、問題を解く順番やかける時間の長さを工夫することが大事になります。

このように、自分が受ける試験の特徴を理解したうえで、対策を実施していくことが望ましいでしょう。

 

弱点の理解とモチベーションの維持

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉がありますが、志望校合格を目指すうえでは、自分自身の学力を正確に把握することも大切です。模擬試験(以下、模試)を受けたら、その結果から科目や単元の得意不得意を見極めて、得意科目で点数を伸ばすのか、それとも弱点を克服して平均点の底上げを目指すのか、作戦(学習計画)を立てていきましょう。

また、受験は長期戦なので、最後まで走り切る“ためのモチベーション維持が、学習計画と同じくらい大切になります。

 

大学受験のために塾・予備校に通うメリットは?

 上にあげたような、

  • 受験の仕組みを理解
  • 志望校の傾向に合わせた対策
  • 強み弱みに合わせた学習計画作り
  • 最後まで走り抜くためのメンタルサポート

これらは、自分自身で調べたり、対策を練ることももちろん可能ですが、肝心の勉強をしながらだと限度があることは否めません。大学受験の仕組みや志望校の傾向など、最新情報の収集、志望校合格に向けた学習計画設計などは、まさに塾や予備校が専門とする領域です。勉強そのものに専念することを考えると、専門家に頼るというのは一つの選択肢になりそうです。

加えて、塾の活用には、受験勉強を進めるうえでの大きなメリットが他にもあります。
実は、勉強が苦手、嫌い、成績が思うように上がらないといった普遍的な悩みの原因は、たった2つのシンプルな理由に集約することができます。一つが「レベルが合っていない」。もう一つは「やり方が合っていない」です。そして、これらの課題を解消するには塾の活用が大変有効なのです。どういうことか、詳しく見ていきましょう。

 

自分に合ったレベルのテキストで学習できる

塾に通うメリットの1つ目は「自分に合ったレベルのテキストで学習ができる」ことです。

同一学年、同一クラスに同一カリキュラムを提供する、これが「学校」という教育システムの仕組みです。その仕組み上、どうしても生徒の理解度や習熟度にバラツキが出ます。中学年代からはその傾向が顕著で、ひとたび遅れを出してしまうと、追い付くどころか、遅れがさらなる遅れを呼び込んでしまうことになりかねません。中2レベルで躓いている生徒が、高1レベルの学習をスムーズに理解できるわけがありませんよね。むしろわからなくて嫌になったり、テストの点数が取れなくて自信がなくなったりして、どんどん勉強が苦手になっていってしまいます。

では、どのようにすればいいのでしょうか。答えはとてもシンプルで、「わかるところまで戻って始める」が解決策になります。自分のレベルに合った学年・単元のテキストまで戻り、一つひとつ「わかる」を積み上げていき、成功体験を重ねていく。こうすることで自然と、でも確実に勉強の遅れは取り戻すことができます。一見遠回りに感じるかもしれません。でも急がば回れ、坪田塾では、中学3年間分のやり直し学習を3ヶ月で完了させる生徒は決して珍しくありません

 

正しい勉強方法や、自分に合ったやり方を教えてもらえる

もう1つの「やり方が合っていない」という課題。こちらは、そもそも学校で正しい勉強方法や自分に合ったやり方を教わらないのだから、知らなくて当然なのです。言い換えると、教えてもらいさえすれば、誰でも正しい方法を学んで身に付けることができるようになります。

多くの場合、大学入試、ひいては志望校合格を目指して勉強が行われていることと思います。では、入試本番で求められる学力とはどのようなものでしょうか?それは「設問に正しく回答できる力」です。いくら知識があっても、設問の意図に沿って答えることができなければ正解になりません。別々の知識を組み合わせたり、基礎を柔軟に応用して解を導くなど、つまり入試本番では「わかる」かどうかではなく、「できる」かどうかが問われています。受験で成功するためには、「わかる」だけでは不十分。「できる」ようになる勉強方法こそが、正しい勉強方法であると言えます。そのため坪田塾では「反転学習」という、科学的に効果が証明されている学習方法を取り入れています。入試本番で求められる学力を徹底的に鍛え、「できる」ようになることを目的に、反転学習を通して個別に学習サポートを行っています。

「坪田塾の勉強法・指導方法|坪田塾」

 

特に学校の授業のない浪人生には、メリットが大きい

他にも、塾に通うことはスケジュール管理や生活習慣の維持の面でも、メリットがあります。学習を目的とした環境に、時間を決めて行くだけでも、一日の行動にメリハリがつきます。一人だとダラダラしてしまったり、きっちり自分でスケジュール管理をすることが苦手な人や、学校の授業時間のない浪人生の方にとっては、特にそのメリットが大きいかもしれません。

浪人生は、「授業がないぶん、受験勉強に充てられる時間が増えるのでは?」と思うかもしれませんが、自分1人でスケジュールを組み、その通りに進めるのは案外難しいものです。

「高卒生(浪人生・既卒生)の個別指導」

 

大学受験のために塾・予備校にはいつから行けば良いか?

塾や予備校に行くことを検討するときに、いつから通い始めるのがベストか、悩んでいる方も多いと思います。現在の高校生の通塾状況と、通塾を開始する時期毎のメリットを解説していきます。

 

高校1年からが3割、高校2年では4割が通っている

一般的に、受験勉強を始めるのは高校3年生になってから、といったイメージがありますよね。ところが、ベネッセ教育研究所が行なった「 第3回 学校外教育活動に関する調査 2017によると、高校1年生では34.6高校2年生になると38.4%の生徒が通塾しているという結果が出ています。つまり、高校生の34割は、高校3年生になる前から塾や予備校に通っているのです。

※参考※

ベネッセ「 第3回 学校外教育活動に関する調査 2017 図4-1

 

高校1年から早めにはじめるメリットは?

高校1年生から塾や予備校に通うメリットは、ずばり早いうちに学習習慣が身につくことです。いざ受験勉強を始めようと思っても、学習習慣が身に付いていなければ、毎日何時間も机に向かうのは困難です。習慣とは、毎日コツコツ積み上げて身に付けていくものですので、通塾の開始が早いほど、スムーズに受験勉強へと移行することができます。

また、学校推薦型選抜に必要な評定平均は、高校1年生のときの成績も含めて算出されることがあります。定期テストで一定以上の点数をキープしておくためにも、高校1年生から塾や予備校に通う価値はあると言うことができます。

 

高校2年から始める場合のメリットは?

高校2年生になると、志望校の候補が出てきたり、自分の弱点科目がはっきりしてきたりと、進路や目標について考え出す生徒が増えてきます。大学受験という目標が徐々に具体的になり、周囲もエンジンがかかり始めて、目標に向かって動きやすい時期なので、塾や予備校へ通い始めるにはぴったりのタイミングと言えるでしょう。

 

高校3年から通塾開始するメリットは?

本格的に受験勉強がスタートする高校3年生から通塾を開始すれば、短期間で集中して勉強に取り組めます。

坪田塾では、一人ひとりに合ったカリキュラムを用意し、一年間かけてこなしていきます。「ちょっと出遅れたかも…」と不安になっている人も安心してください。坪田塾で適切なカリキュラムを集中的にこなすことで、高校3年生からでも学力は飛躍的に伸ばすことができます。

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3月、4月から通い始めるメリットは?

3月、4月は学年が変わるタイミング。どの学年でも、春休みは入会金無料などのキャンペーンも多く、お得に通い始められるチャンスです。1年間の授業計画のスタート時期なので、入塾を検討するのに、適した時期です。

 

8月、9月からはじめるメリットは?

夏休み明けの8月、9月は、1学期の状況から「自分の学力と授業のレベルがどれくらい乖離しているか」、「部活動の忙しさ」などを把握できるので、自分に合ったスケジュールの塾や予備校を探しやすいメリットがあります。

ただし、塾や予備校によっては、特に高校3年生の場合など8月、9月、には受け入れを終了しているところもあるので注意が必要です。坪田塾には、開始時期の制限はないのでご安心ください。

 

大学受験のために塾・予備校に“行かない”場合、どうやって勉強すべき?

ここまで、志望校合格に必要なこと、それを塾や予備校で得られるメリットをご紹介してきましたが、もちろん塾や予備校に行かないという判断もあります。

塾や予備校に行かず、自分自身で勉強を進めるために、市販の参考書やスマホアプリなどのツールがあります。特にアプリなどデジタルツールの広がりは目ざましく、実際、自宅学習のみで受験勉強を進めている学生のみならず、塾や予備校などでもこうしたアプリを活用しているケースもあります。

しかしこれらのツールはただ使えばいいというわけではなく、毎日コツコツ勉強し継続することが重要になるのは言うまでもありません。受験勉強という長く険しい道のりを歩き続けるためには、途中で折れずにモチベーションを上手に維持することが必要不可欠です。

適切なツール活用モチベーション管理、この2つを自己完結することができれば、独力での受験勉強も十分選択肢になります。

 

大学受験のために塾・予備校を活用して合格を目指す


どれだけ優れたツールがあっても勉強しなくては意味がないのと同じで、塾や予備校も、ただ通うだけでは力は身に付きません。志望校に合格するためには、どう塾や予備校をうまく活用するかが重要になってきます。

 

志望校を決め、塾や予備校の担当講師に自分の意志を伝える

これまで述べてきたように、受験方法や志望校によって、必要な対策はガラリと変わります。プロの力を活かすためには、自分自身がどうしたいのか、何を目指しているのか、何が課題なのかを理解して、一緒に対策方法を考えてもらう必要があります。言われるままに行く、課題をやるではなく、相談し、対話し、アドバイスをもらい、最終的には自分自身でゴールを決めるというように、「活用する」という姿勢が大切です。

自分で見極めて選ぶ

とはいえ、目指している方向や自分のスタイルと、塾や予備校の指導方針が違っていたら、思うようには進みません。塾や予備校を選ぶときは、自分に合っているかをしっかり吟味することが大切です。自分に合った塾の選び方は、コラム高校生は塾や予備校へ行くべきか?塾のメリットと選び方も参照してください。

また、口コミ情報をチェックしたり、体験授業や説明会などに参加して実際に話を聞いてみるのも良いでしょう。自分が通い続けられる、塾の雰囲気や指導法など、気になっていることをきちんと質問して、決めてください。

 

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坪田塾の指導方針

坪田塾では、一人ひとりの学力や学校のスケジュールを見て、相談しながら個別のカリキュラムを組みます。指導においては、入試本番で求められる学力の向上を最優先にし、自宅でテキストをこなして知識をインプットし、塾で小テストをしてアウトプットを行います。この「反転学習」と呼ばれるスタイルで学習効果を飛躍的に伸ばし、「わかった」で終わらせず、「できる」まで学力をアップさせます。

また、坪田塾では、問題の答えを教えるのではなく、自分で考えて解く力を身に付けるための「教えない、支える指導」を実践しています。この指導スタイルによって、先生がいなくても自分で学習を進めることができる自走力も養うことができ、自宅での学習もはかどるようになります。

ついていけない子を出さないために、これらの学習を一人ひとりのレベルに合わせて行っています。「学校の授業がわからない」「今通っている塾は自分に合っていない」と悩みを抱えているなら、ぜひ一度説明会にお越しください。一人ひとりに合った方法で、志望校の合格までサポートします。

 

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この記事の編集者

坪田塾 編集チーム 長嶋剛志

2021年坪田塾に入社。大森校で講師として中高生の学習指導を担当した後、現在はマーケティングチームに所属し、編集担当として坪田塾の学習・指導メソッドを普及する職務を担う。小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(数学)所持。