塾に行きたくない、行くのがストレス 親と子の対処法

こんにちは、ビリギャルの“子”別指導塾 坪田塾 です。

塾に行きたくないと思いながら通っていると、楽しくなくてモチベーションが上がらず、成績が伸びないという悪循環に陥ることがあります。無理やり行かせるのはお薦めできませんが、嫌なら行かなくていいよ、とも言いづらいのが親心かと思います。この記事では、塾に行きたがらない子どもへの対処法を解説します。

 

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目次

 

塾に行きたくない理由にはどんなものがある?

塾に行きたくないと思うからには、子どもなりに何か理由があるはずですが、一般的に、塾へ行きたくない理由としてはどのようなものがあるのでしょうか。

 

宿題が間に合わない、授業がわからない

学校の宿題や部活が忙しくて塾の宿題まで手が回らず間に合わないことや怒られるかもしれないという不安がストレスになると、塾に行きたくないと思う原因に直結します。塾のテキストが難しすぎる、学力に合っていなくて授業がわからない、塾のやり方が合っていないという場合もあります。「わからない」という状態が子どものストレスとなり、モチベーション低下につながり、その結果、塾に行きたくないという気持ちがどんどん大きくなってしまいます。

 

勉強したくない、興味がない

勉強に限ったことではありませんが、“やらされること“って基本的に面白くないですよね。自分から率先して塾に通って勉強する子もいますが、一般的にそういう子は少数派です。「面白くない」「勉強したくない」という後ろ向きな気持ちに、親に無理やりやらされているという反抗心が加わると、「塾に行きたくない」という感情は否が応でも高まっていきます。

 

塾の先生が嫌い 友達や人間関係が辛い いじめがあるケースも

週に数回とはいえ定期的に顔を合わせるわけですから、塾の先生や友達との関係が上手くいかないと、塾に行くのが辛くなってしまいます。学校には楽しく通えているけど塾でのいじめに悩んでいるそういうケースも中にはあるようです。

 

疲れている、眠い

単純に「毎日忙しくて疲れている」「睡眠不足で眠い」という理由から、塾に行くことを負担に感じている子も少なくありません。学校に通って、授業を受けて部活動に参加、放課後は塾に行って、さらに家で学校と塾の宿題…という生活はなかなかハードです。思春期はホルモンバランスが崩れやすく、ただでさえ心身ともに不安定になりやすい年頃でもあります。普段は無理なく塾へ行けている子でも、少し不調を感じると「行きたくないな」と思うこともあるようです。

 

受験生ならではの焦り

3や高3など、受験が迫った年になると焦りを感じやすくなり、不安感から足が遠ざかることも少なくありません。「偏差値とは何か」「受験に合格する条件は?」「学校の成績は関係あるのか?」「国公立大を受けるなら5教科必要?」「推薦や総合選抜のワナとは?」などなど、受験に向けて身につけておくべき知識は沢山ありますが、“知らないこと”がそのまま不安に繋がってしまうのです。

志望校に合格するためには何が必要で、自分は今何をすれば良いのか。それが曖昧なままだと勉強にもなかなか身が入りません。勉強が進まないと思った成果も上がらず、結果として塾に行くことにも抵抗を感じやすくなってしまうのです。

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塾に行きたくない中学生、高校生には、自分なりの考えがある

中学生や高校生ともなると、自分なりの考えを持つようになります。Yahoo!知恵袋などの書き込みサイトでも、自分なりの考えがあって塾に行きたくないと考えている子の意見を多く見ることができます。

 ここからは、塾に行きたくない理由としてよく見られる、子どもたちの主張とその本当のところを見ていきます。

 

自分に合っていない

まず見られるのが、「塾が自分に合っていない」と子どもが感じているパターンです。このパターンで考えられるのは、テキストのレベルが高すぎて勉強がわからなくなってしまっていたり正しい勉強の進め方が実践できて(教えられて)いなかったり、塾の講師やスタッフが子ども一人ひとりに合った声かけをしていないといった原因も考えられます。その子に合わせた声かけをしてくれる塾であれば問題ないですが、残念ながら、世の中には声かけどころか、子どもを𠮟りつけて勉強させる塾がたくさんあるのも事実です。

 

やりたいことと塾に通うことにギャップがある

少数派ですが、親は「レベルの高い学校へ進学させたい」と思っている一方で、子どもは他に行きたい学校や目指したい道があるというケースもあります。親の期待といえども、他人の夢や希望のために塾に通って受験勉強を続けることは、「やらされ感」以外の何物でもありません。「塾に行きたくない」という主張が生まれてくるのも当然と言えます。

 

お金の無駄と感じてしまう

中学生、高校生にもなると、自分が塾へ通うために、どれくらいのお金がかかっているか理解できるようになります。それでいて、成績が上がらなかったりすると、「お金を出してもらってまで通うメリットがない」と考えてしまいます。お金に関することに限らずとも、「親に負担をかけている」と負い目を感じて塾を敬遠してしまう子どもは、実は一定数いるのが実情です。

 

塾に行きたくないという子どもへの親の対処法


どのような理由であれ、子どもなりの考えがある中で、塾に行かないことを頭ごなしに否定したり、無理やり行かせたりするのは問題の解決になりません。とはいえ、全てを「子どもまかせ」にしてしまうのもお薦めできません。一般的に、自分のやりたいことや夢がはっきりしている子どもは全体の2割程度で、夢に向かう具体的な方法まで理解して実践できている子となると更に少なくなります。言い換えると、大半の子どもには、やっぱり親のサポートは必要なのです。そこで、ここからは、そのサポートを親から子への一方通行ではなく、互いに意味のあるものにしていくための手順を確認していきたいと思います。

 

まずは気持ちに余裕を持つ

ここまで塾に行きたくないと子供が言い出した時の理由や主張の意味を解説してきましたが、誰にでも、理由がなくても気分が乗らない時や、元気が出ない時はあります。目的と計画に合わせて勉強を進めつつ、ときには休みを取ってリフレッシュすることも必要です。一度や二度の「行きたくない」に慌てず騒がず、勉強をやらない時間、休む日も必要と考え、親子で過ごす時間を持つことも大切と考える気持ちの余裕を持ちましょう。とてもシンプルで特別なことではありませんが、「いざ」という時に、常日頃からの心掛けが大きな違いとなって現れます。

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子どもの話をきちんと聞き、理由を確認する

行きたがらない頻度があがった、明らかに子どものやる気が落ちていると感じられるようであれば、話し合う時間を作ってみてください。そんな時は、塾に行きたくない理由も含めて、子どもの話に耳を傾けることがとても大切です。

親の目から見ると「見通しが甘い」、「ただの逃げだ」と映ってしまって、ついつい口を挟みたくなってしまうこともあるでしょう。しかし、話を聞いてくれない人の話なんか聞きたくない、というのもまた、人の道理です。親子であっても、いやむしろ親子だからこそ、しっかりと話を聞いて、共感してあげるところから始めましょう。そして、彼らの言葉をきちんと受け止めたうえで、その理由を正しく認識する努力が必要です。

理由が掴めないまま「塾代が無駄になるから」「行かないと勉強が遅れてしまうから」と無理に行かせても、子どものモチベーションは下がる一方で、根本的な問題解決からは遠ざかってしまう可能性が高い、と言わざるをえません。

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大人がビジョンを見せてあげることが大切

「将来のためにやりなさい」と言いたくなるのは当然の親心ですが、大人が思っている以上に、子どもは社会や職業についての知識が乏しいものです。「将来の夢」や「志望校」を具体的にイメージできなければ、選びようがないのです。まずは、受験の先にある志望校への進学、さらに社会人になったときの職業をイメージできるように、大人が「ビジョン」を見せてあげる必要があります生き生きとした将来像が見えれば見えるほど、進学する意欲、勉強するモチベーションが生まれてくるのです。

例えば、自分の仕事の話をしたり、そもそも「働く・お金を稼ぐとはどういうことか」といったテーマで、子どもと一緒に議論してみるのも効果的でしょう。また、自分の知り合いが、どのような大学・学部を出て、どのような仕事に就き、働いているのか、といった話をしてみるのも効果的です。子供たちが生活の中で出会う大人は、親・学校の先生・習い事の先生くらいで非常に限定的です。身近でない世界に存在する大人の話は、子どもたちにとって刺激的で、将来のビジョンが広がる良い機会になるでしょう。

なお、こういった世界を広げる取り組みは坪田塾が得意とするところでもあります。生徒の話をよく聞き、一緒に考え、さまざまな未来像を共有していくことで、勉強へのモチベーションを引き出します

坪田塾の勉強法・指導方法

 

勉強する目的を改めて確認する

言うまでもないことですが、勉強するのも進学するのも子どもなので、子ども自身がやる気にならなければ成績は伸びません。子どもが主役であることを忘れずに話に耳を傾けながら、ぜひ一度、なぜ勉強をするのか、何のために塾に行くのかを親子で話し合ってみることをおすすめします。親子共通の目標とまではいかなくても、親子が一枚岩で取り組めるようになると、子どもは安心して目標に向かってまい進することができるようになります。

目的が定まったとしても、親として覚えておきたいのは、無理にやらせるでもなく、放っておくでもなく、「伴走」するのが親の役割だということ。すべてを子ども任せにしてしまうと、子どもは道に迷ったり不安になったりしてしまいます。大切なのは「適切な関わり」を持ちながら、本人の自主性を重んじることです。

 

塾にも相談し、対策を考える

子どもと話し合う中で、塾に求めるもの、塾に期待することを一緒に確認できたら、塾に直接相談してみましょう。せっかく親子間で共通理解が得られても、肝心の塾が適切なサービスを提供してくれなければ元も子もありません。親子で導き出した目標、望むサービスを伝えて指導法を変更してもらうことも可能ですし、もし塾が対応できない、あるいは塾のやり方を押し通されるようであれば、転塾するという決断もできます。

 

~塾に行きたくないキミへ~ 親への言い訳、思いを伝える方法

ここまでは、親御さんに向けて、学生の方々が塾に行きたがらない理由やその対処法について、解説してきました。

この章では、実際に塾に行きたくないと思っている学生さん向けに、親御さんとの向き合い方や言い訳の伝え方など、ヒントとなるようなことをお伝えします。

塾へ行きたくないのに、嫌々行っても勉強の効率は上がりませんし、成績上昇も見込めません。成績を上げるために、あるいはキミが目指す道へ進むためには、どうしたら良いのか? なかなか、親を説得できず途方にくれている、その気持ちをどうしたら親にわかってもらうかは、キミ自身がきちんと言葉にする必要があります。ここから一緒に考えていきましょう

 

理由を明確にする

「塾がなんとなく嫌」というのでは、親としてもどうすれば良いかわかりません。どうして塾に行きたくないのか、まずは自分で考えて自分の言葉にして、親にその理由を伝えることが大切です。

ここまで述べたように、塾に行きたくないと感じるのは、塾の勉強についていけない、人間関係に問題がある、他にやりたいことがあるなど、さまざまな理由が考えられます。キミに当てはまるものはありましたか?
ひとつにこだわらず、視点を変えてみると自分の本音が見えてくるかもしれません。塾が合わないと感じているならば、具体的にどんな点に不満を持っているのか、書き出してみましょう。

 

代替案も併せて伝える

塾に行きたくない理由と併せて、代わりになる案も伝えることで、親に受け入れてもらいやすくなります。
たとえば「今日塾に行きたくないから休みたい」とだけ言うのではなく、「振替をして別の日に行く」「塾を休む代わりに家で勉強をする」など、行かない代わりにできること、やれることを一緒に伝えると良いでしょう。

自分が求めている塾はどんな塾かを考える

気持ちが乗らないということもたまにはあると思いますが、毎回その塾に行くのが嫌ということなら話は別で、代替案ではいずれ限界が来ます。そんな時はまず、どんな塾なら自分に合っているのか、自分はどういった塾に行きたいと思うのか?について考えてみましょう。

人それぞれに合う勉強方法は違いますが、一般的には、生徒は塾のやり方やカリキュラムに合わせることになります。そのため、通っている塾と「合わない」と感じるケースは決して珍しくありません。合わない塾に通うのは、サイズの合わない靴を履いているようなもの。サイズを測ってピッタリ合う靴を探すように、自分にどんな塾が必要かを考えて塾を探してみましょう。

ここが良いと思える塾が見つかったら、「今の塾は○○の理由で行きたくないから、こんなやり方の塾に転塾したい」と親に伝えます。自分で考え抜き自分で選べたら言うことなしですが、親に手伝ってもらって一緒に探すのも良いやり方です。

 

親が聞く耳をもたない?!

でも実際のところ、親に自分の考えを理解してもらうのは、簡単ではありません。親によっては「子どもの考えること」だとして聞く耳をもたない場合もあります。

こうした状況は、大人になって仕事をするときに、よく遭遇するシーンの一つです。難攻不落のクライアントにプレゼンをするつもりで話をしてみましょう。どうやったら話を聞いてもらえるか、何からどの順番で話せば伝わりやすいか、親が納得するだけの根拠を示せるか。将来仕事をするうえで必要になるプレゼンスキルを身につけるつもりで、親を説得してみましょう。キミにとって間違いなく、良い経験になります。

 

子どもの数だけ、指導法はある


子どもには一人ひとり個性があり、それに合わせた指導法も子どもの数だけあります

「みんなが行っているから」「評判が良いから」と決めた塾が、必ずしも合っているとは限りません。実際に通わせてみて、もし子どもが「行きたくない」と思うようになったら、最初は驚いたり、不安になったりすると思います。しかしそこで慌てず、気持ちに余裕をもって、子どもの思いに寄り添いながら塾との付き合い方を考えてみたり、子どもと一緒に塾選びをしてみてはいかがでしょうか。

 

その子に合った指導法・学習方法を考える

坪田塾では、一人ひとりの子どもに合わせた指導法と声がけを徹底し、子どものやる気を引き出すことを大切にしています。学力に合わせて個別に設計される学習計画では、小さな「できる」を積み重ねていくことを重視していて、成功体験を重ねることで子どもの自発的な意欲が自然と引き出されていきます。また、全ての講師が、教育心理学に基づく声がけができるようにトレーニングされていて、子ども一人ひとりに寄り添い伴走しながら勉強をサポートしています。受験に必要な知識も、一人ひとりの目標に合った志望校、その受験に必要な情報を伝え、むやみに不安にならないよう指導していきます。

 

塾が居場所になることも

坪田塾によく寄せられるご相談の中には、「成績が振るわなくて(他塾の)先生に無視されている」「塾の先生に怒られる」といったものもあります。それだと、塾が「嫌だけど、行かなければいけない場所」になってしまうのは当たり前です。でも本来は、メチャクチャ楽しい!とまではいかなくても、塾って、目標に向かって自然と努力し学ぶことのできるの場所であってほしいですよね。坪田塾が目指しているのは「気づいたら塾が自分の居場所になっていた」「先生と雑談しているうちに、それが受験対策になっていた」など、居心地の良い環境で指導が受けられる、そんな塾づくりです。何気ない話の中で、子どものやる気を引き出したり、受験のコツを伝えたりすることで、楽しみながら成績を伸ばしていきます。

ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事の編集者

坪田塾 編集チーム 長嶋剛志

2021年坪田塾に入社。大森校で講師として中高生の学習指導を担当した後、現在はマーケティングチームに所属し、編集担当として坪田塾の学習・指導メソッドを普及する職務を担う。小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(数学)所持。